仕訳(G1個体の分離)を行う前に、推定した遺伝型から予測されるG1の表現型について、事前検討を行いました。
例として、今年栽培している
963:青斑入州浜葉淡黄丸咲(牡丹)
を挙げます。
※別に変化朝顔はそこに現存するわけで、遺伝型うんぬんのような小難しい話は別にどうでもよいのですが、子葉鑑定や牡丹探りをするときに理論と実際が一致するかどうか、を検証する際には役に立つと思います。
写真1はサマリーです。
この推測の結果からわかること。
子葉鑑定では、州浜という形質が出る。
すべて州浜なので、出物との区別はできない。
写真2は、州浜子葉の例(なんか薄黄色い部分がある)
子葉鑑定はまた別の日記で紹介するかもしれません。
本葉も同様に区別がつかない。
写真3は本葉の例(斑入りのはずですが、斑の割合が小さい個体が多いです)。
では、花はどうだろうか?
理論的にはG1の種を一つ蒔いたら、牡丹が出る確率は1/4。
仮に8個体あったとすると、細かい計算は省略するが(中学の数学です)
牡丹が0個体出る確率は、0.100
牡丹が1個体出る確率は、0.267
牡丹が2個体出る確率は、0.311
牡丹が3個体以上出る確率は、合計0.321
つまり、よほど運が悪くなければ(約90%の確率で)牡丹が一つ以上でることになる。
もし・・・一つも牡丹が出なかったら、90%の確率で親木の牡丹が抜けているかもしれない、と考えるべきだろう。
これが牡丹探りである。
果たして、予想通りにいくだろうか?
世の中そうは問屋が卸さない、か?
会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。
夏越しセダム 2024/09/06 | 涼しくなりまし... 2024/09/06 | ビオラお迎え、HC 2024/09/06 |
猛暑が少し緩和... 2024/09/06 | ビオラお迎え、HC 2024/09/06 | ヤル気まんまん 2024/09/06 |
※コメントの書き込みには会員登録が必要です。