今年の初物（５） 1095の解

写真1

写真2

タイトルは洒落です。

一つ疑問が解けました。
件の1095-Xは台付でした＞写真1
拡大するとよくわかります。
今朝、咲いた花の一つには明瞭な、しかし、ちょっと小さな台が付いていました。
縮緬cpがhomoなのかheteroなのかは、検証実験をしてみないと判りませんが、少なくとも葉の形質通り、台が付くことが確定しました。
他の青葉の1095たちの花を見ないと何とも言えませんが、小さな台が出たりでなかったり。
もし、この1095-Xの縮緬cpがheteroだとすると、何が起きたのか、解釈に困ることになります。

台咲という形質がなぜ不安定なのか、その理由は色々ありそうですが、直角に曲がるのは単なる初期不良か、それとも、台の特性なのか？。
花芽をたくさんつける子のようですから、しっかりデータを撮りためて、理解を深めたいと思います。

ネットにあった古い記事ですが、恐らく九州大学（もう退官されたかも）の仁田坂先生の記事と思われる解説文がありました。出物の写真だけでなく親の写真付きで解説があるので、大変参考になります。
1095自体はその記事が書かれた後に作成された系統なのか、Ｗｅｂにはありませんでした。
花の後ろに写っている葉ばかり見ています。
頭にQがつくのは、同じ番号の個体でも九大で維持管理されているもの、Gがつくものは遺伝研でしょう。
歴博は？
もしかするとXが歴博かもしれない。
以前、変化朝顔が貴重な遺伝学の研究材料として文科省のバイオリソース拠点に採択されていたと記憶しているが、国の基礎科学に対する予算は減少している。
維持管理は継続できているのだろうか？
少なくとも、200年以上続く遺伝子資源を保有している国は世界を見渡してもそうはあるまい。
外野ながら、心配である。

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