燃えるコレクター魂

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4年前、庭づくりをすることになった時、日陰の花壇に植える植物のひとつにトリカブトを選んだ。最初は1品種3株買ったと思う。
それから、ナーサリーを訪れてトリカブトを見かける度に買い足した。何故、トリカブトを集めだしたのかはよくわからない。同居人がよからぬことでも考えているのだろうか?

一昨年、Beth Chatto's Gardenを訪れたとき日本からやってきたと思われるAconitum uchiyamaeを買った。2年続けてやや薄い綺麗な紫色の花を咲かせてくれたけれど、今年の冬に訪れた極寒の1週間で死んでしまったらしい。私が住む村は四方を丘に囲まれた盆地のような地形なので、実際の気温は予報よりも厳しいことが多い。極寒の1週間では、庭の温度計がマイナス15度になっていたと、村人が言っていた。
買い足したり、死んだりで今は13種類ほどのトリカブトが育っている。

最近の心躍る新入りはつる性のトリカブト Aconitum hemsleyanumだ。1か月位前に手に入れて、昨日植えたばかり。
去年、死んでしまった松の大木を切り倒す時、幹を2ｍ弱程残してもらった。ツルが巻き付きやすいようにネットを幹にはり付け、その根元に植えた。

その他に、ちょっと変わったトリカブトとして、クリーム色のスリムな花が咲くAconitum lycoctonumと濃い紫色のクリンとした花が咲くAconitum scaposumある。
Aconitum lycoctonumは地味な感じであまり好きではなかったけれど、濃い色の花と一緒に植えるとなかなかいい味を出すことを最近発見し、やや好きに昇格した。
Aconitum scaposumは、なんだかよくわからないけど魚みたいでかわいい。

そして、私は今朝見つけてしまった、日本の緑花ヤマトリカブトの存在を。清楚な緑色のトリカブト。なんとか種を手に入れて、我家の庭でその珍しい緑色の花を咲かせたいと思う。

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