今年の仕訳シリーズの5番目、最後になります。
今年の牡丹探りの中で、最高難易度のだろうと思っていたものです。
442親木 黄抱常(並)紅丸咲(牡丹)
きかかえつねば べにまるさきぼたん
遺伝型:y1/y1 cm1/cm1 mg/mg pr/pr hw/hw (+/tp-1) 【+/fe +/dp】
442最終出物 黄握爪龍葉紅総風鈴獅子咲牡丹 きにぎりつめりょうば べにそうふうりんししざきぼたん
遺伝型:y1/y1 cm1/cm1 mg/mg pr/pr hw/hw tp-1/tp-1 fe/fe dp/dp
歴博のリストではこの名前しかわかりませんでした。
そこから推測した遺伝型をもとに、G1で出てくる個体の表現型を探ってみます。
写真1はサマリーです。
655と同様、3遺伝子変異の仕訳になると考えられます。
1/64の確率で最終出物が出現します。
私の手元の資料では、菅弁化1(tp-1)のhomoの形質がわかりません。
管弁化の子葉も情報がありません。
仁田坂図鑑が間違っているのではないかと思うのですが、
管弁化1のhetro接合が「抱」になるのか?
それとも、獅子のhetero接合が「抱」になるのか?
あるいは、両方なのか?
(仁田坂図鑑では葉の写真の説明では、獅子のheteroと書いてあるが、p27の表では管弁化が抱になると書いてある)
いずれにせよ、homoで持つ打込1(cm1)と獅子(fe)あるいは菅弁化1(tp-1)の組み合わせは、ドラスティックな変化を葉や花にもたらすだろう。
その最たるものが、握爪龍葉の総風鈴獅子咲牡丹である。
今回、3遺伝子変異の仕訳をまじめに考えずに種を蒔いたので明らかに少なすぎました。
でも、1つだけ握爪龍が出たんです!>写真2
たぶん握爪龍であっている・・・はず。
掬水爪龍ではないはず・・・です(わからんけど)。
(ちなみに、割と断定的にモノを言った後で付け加えるこの「わからんけど」、というのは関西人が良く使うレトリックです。
言った後で、あ、やっぱり違うかな、というニュアンスが含まれているのでしょうか。
似非関西人としては、「どっちやねん」とツッコミを入れたくなります)
しかし、もう8月だというのに、花が咲くまでにはまだまだ時間がかかりそうです。
全然シュートが伸びてきません。
このくらいの植物体ですと、この暑い中、置肥を与えるのも躊躇します。
1/1000の液肥を週1くらいで少量ずつ与えています。
鉢上げの時に仕込んだマグアンプはまだ効いているはずです。
さて、初の握爪龍葉は、どんな花が咲くのでしょうか?
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