ぷしすさんの園芸日記

燃えるコレクター魂 2

2024/08/11
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トリカブトの他にコレクター魂をくすぐっているものがある。トリカブト同様、日陰の花壇に植える植物を探していた時に選んだホトトギスである。蘭のようなちょっとエキゾチックな見た目から同居人がかねてより好きな花だったらしい。私は、斑点模様がちょっとぞわっする感じで苦手だと思ったけれど、もともと日本原産の花となれば斑点などに文句を言っていられず、採用決定。

最初はTricyrtis hirta ’Empress’という品種を購入した。その後、T.'White Towers'という黄緑色の葉に毛が生えていて、真っ白い花が咲く品種を手に入れた。これは生命力旺盛だと聞いていたが、1年目の冬に死んでしまい、再び入手するはめになった。2株購入し、3年経った今、1株は購入した時の大きさを維持、もう1株は瀕死状態で、前評判と大きくかけ離れたパフォーマンスを見せている。

昨年の春は朝ドラらんまんに影響を受け、即刻ジョウロウホトトギスを購入した。枝がしな垂れるジョウロウホトトギスに適した花壇はなかったので、鉢も新たに購入し、ウキウキしながらその成長を眺めていたが、ある日仕事から帰宅すると、リスによって茎は嚙みちぎられ、株元は掘り起こされて無残な姿になっていた。その時の失望感はブラックホールのように底なしであった。今年の春、新しい苗を買おうかと思っていたところ、新芽が顔を出していて小躍りした(新たな出費が抑えられて)。そのジョウロウホトトギスは今、小さい花蕾をつけている。牧野先生が見ていた花を、時空を超えて私が今イギリスで見られるのかと思うと、なんだか感慨深い。

そんなこんなで今、全部で11種類ほどのホトトギスがうちの庭に生存している。

そして今週、いつくかホトトギスが咲き始めた。
黄色くて丸っこい形のタカクマホトトギス(Tricyrtis ohsumiensis)。花が丸くて大きいので、他のホトトギスとちょっと違いかわいらしい見た目。斑点も控えめな色で目立たず、あまりゾワっとしない。

T.formosana 'Samurai'は黄色く縁どられた明るい緑色の葉が美しく、日陰の植物として葉を楽しむこともできる便利な品種。一体、どこが侍なのかは不明。

最後は品種がわからない斑点少な目の清楚なホトトギス。

ホトトギスはガーデンセンターなどで見かけることはあまりなく、この国では人気の植物ではなさそうなのだけれど、夏の終わりから秋にかけて日陰の庭を彩ってくれる貴重な花。

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