木曜日の夜半から金曜日の午前中にかけて暴風が吹き荒れた。
あぁ、ダリアは大丈夫だろうかと頭をよぎった。
毎年、切り花用にダリアを育てる。今年は切り花用花壇に48株、菜園の開いている所や庭の花壇の穴埋め用にも植えたので100株ちょっと育てている。
切り花用花壇がある場所は元原っぱで風の通り道。暴風被害はよくあること。
出勤してみると一見大丈夫そうだったけれど、今後に備えてダリアを支柱に結びなおしている最中にポッキリ折れた枝を見つけた。
枝元より枝先のほうが太いんだから、折れてしかるべしか。
しっかり支柱に結び付けてなかった私のミスだ。
このように瑞々しいダリアなら、コンポストの山に捨てて腐葉土づくりの材料にできるけれど、証拠隠滅のため羊に食べさせることにした。うしし。
羊が放牧されている原っぱに行ってみると、セイヨウカジカエデの枝も何本かポッキリ折れていた。そのうち1本は太い下枝に引っかかったまま宙ぶらりん状態になっている。
除去しないと危険だなぁ~、手が届くかなぁ~と思案しながら眺めていたら、私の脇腹をツンツンするものが。ふと見ると、羊が私の隣に来て何かを訴えていた。
おぉ、あのセイヨウカジカエデの葉が食べたいのだな。待っておれ。
どうでもいい折れ枝除去作業に熱が入る。
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