ムスカリ・ドリカンツム(Muscari dolichanthum:ユリ科ムスカリ属)が寒い中、10株ほどの中で、一番大きい1株だけが花をつけました。
ムスカリ・ドリカンツムはアゼルバイジャン、アルメニア、グルジアの3国(トランスコーカサス西部)に位置するコーカサス山脈の亜高山地域に分布しています。
石灰岩地の草原や草の生えた斜面に自生しています。
現地では葉は幅のある20〜30cmの線形で、断面はU字型をしています。3枚から4枚の葉は立ち上がることはなく、うねりながら地面を這います。
この株の葉はそんなに大きくありませんが、同じように葉は地を這っています。
ムスカリは播種後は細ネギのような葉を1本だけ出し、夏も消えることなく頑張りますが、葉の特徴がはっきりして、葉数も増えると花をつけます。
最初に花序が確認できたのが昨年の12月25日頃で、ゆっくり大きくなっていきました。
現地では4月末から6月にかけて咲きます。
花茎(プラス花序)は最終的に15〜20cmに伸びます。
花披は明るい青紫で、開口部は白い色が入っています。上部はやや薄い色、青色をしています。
上部の色の薄い花は、比較的早くから開き始めます。
覗いてみると雌しべや雄しべはなさそうです。他のムスカリ同様不稔性のようですね。
種小名ドリカンツムは「長い(dolich)」と「花の(anthum)」という意味です。花序が長いのか花の寿命が長いのか、どのような特徴を指しているか不明です。
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