シロバナタンポポ(Taraxacum albidum:キク科タンポポ属)が咲いていました。
寒さに弱いセイヨウタンポポと違って2月頃から咲き出します。
そういえば近所でシロバナタンポポが12月に綿帽子をつけているのを見たことがありますので、寒い時期が好きなんでしょう。
セイヨウタンポポが一年中咲いていて、在来種のタンポポを駆逐しているといのは間違いのようです。
こんなに花茎が短いうちに、健気に花を咲かせて、子孫を増やそうとするんですね。
関西以西に見られ、九州ではタンポポと言えば白い花をつけるというのが普通ですが、この辺でもよく見かけます。
シロバナタンポポはセイヨウタンポポやカンサイタンポポより大型のタンポポで、花も大きく、花びら(舌状花)は白色で、蕊や葯は黄色をしています。
私が散歩をする朝は花を閉じていますが、少し出ている花びらの色からシロバナタンポポと分かります。
総苞片はセイヨウタンポポとカンサイタンポポの中間ぐらいに、中途半端に反り返ります。
葉は他のタンポポより明るい葉色で、今は地面にへばりついていますが、少し暖かくなると立つものが多いようです。
この近所はセイヨウタンポポに浸食されている様子はありません。
属名タラクサクムはアラビア語のtharakhchakonの「苦い草」に由来するという説やペルシャの苦い草の名のtalkh chakokに由来する中世ラテン名という説があります。
種小名のアルビデュムは淡白色のという意味です。
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こんばんは
返信するptechさん
シロバナタンポポは、単為生殖が可能なので、セイヨウタンポポに対抗が出来ているのでしょうね。
在来のタンポポは、セイヨウタンポポと受粉すると種子を残せませんが、セイヨウタンポポは雑種として増えているようですね。
ただ、育成場所は、カントウタンポポは草原を好むで、乾燥に強いセイヨウタンポポがそこらじゅうに増えていくのは、人間の宅地の開発も大きく関係しているのかもしれませんね。
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