ガランサス・ニバリス「フローレ プレノ」(Galanthus nivalis f. pleniflorus 'Flore Pleno':ヒガンバナ科ガランサス属)が咲きました。
ガランツス・ニバリスはスペインからトルコやウクライナにかけて広く分布し、特に北ヨーロッパの森林地帯に自生しています。グレートブリテン島からノルウエーやスエーデンにかけて、また北米北部にも自生しており、もともとの自生種だと考えられています。
腐葉の多い土壌を好み、明るい落葉樹林の中に群生し、2月から4月にかけて花をつけます。
このようにガランツス・ニバリスは最も一般的なスノードロップですが、日本ではガランツス・エルエッシー(Galanthus elwesii)ほど見かけません。
エルエッシーは休眠期の乾燥に耐えますが、ニバリスは乾燥を嫌うからだと思います。
内花披の先にV型あるいはU型の薄いグリーンの模様が一つあります。
2枚出る葉は灰色がかったグリーンをし、向い合って出、一方が他方を包み込みません。
この「フローレ プレノ」はガランサスの中で最も目にする八重咲き種で、すでに1703年出版の書籍に挿絵が描かれています。
普通種よりも背が低く、背丈5〜10cmで、そのため花が大きく見えます。
外花被は3〜5枚で、内花披が八重化して10〜20枚あり、内花披のグリーンの模様が見られないことがあります。
咲き始めは、花茎も短く、上向きに(受け咲き状に)花が開いていきます。
花茎が十分な長さになるにつれ横向きになり、そして俯きになります。
休眠期に乾燥されることを嫌うので、植えっぱなしにして夏越しをするのがいいようです。
属名のガランツスはギリシャ語の「ミルク」(gala) と 「花」(anthem)の造語で、花の色を指しています。1735年にリンネ( Carl Linnaeus:貴族に列せられた後に von Linné に改性)さんが命名しています。
種小名のニバリスはラテン語で「雪の、雪で覆われた、冬のような」という意味で、和名の「待雪草(マツユキソウ)」はこの花の性質を表した名です。
品種名プレニフロルスは「たくさんの花の」「八重咲きの花の」という意味です。「フロレ・プレノ」も「花」+「多数」で、同様の意味です。
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