千葉県立中央博物館 生態園さんの園芸日記
写真

他のプロフィール画像を見る

千葉県立中央博物館 生態園さん  千葉県
お気に入りメンバーに登録
2016年06月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
29

テイカカズラの花の不思議(その2)

2016/06/02
テイカカズラの花の不思議(その2) 拡大 写真1 テイカカズラの花の不思議(その2) 拡大 写真2 テイカカズラの花の不思議(その2) 拡大 写真3

テイカズラの花の不思議についての続編です。前回(6/1)の日記で、「蝶や蛾は、雄しべのすきまから口を差し込み」と書きました。しかし、雄しべ同士は互いにぴったりと接し、隙間は、付け根付近にわずかにあるだけです(左側の写真)。ここにどのようにして口を差し込むのでしょうか?もういちど、花を正面から見てみましょう(中央の写真)。雄しべを取り囲むように花びらの一部(副花冠といいます)が突出し、その間に5個の“孔”が開いたように見えます(実際には孔でなく、深いくぼみ)。この“孔”を下にたどっていくと、ちょうどおしべのすき間にたどり着くのです(右側の写真の矢印がおしべのすき間)。つまり、5個の“孔”のいずれかから口を差し込めば、自動的におしべのすき間を通って花筒の底まで口を伸ばし、溜まった蜜を吸えるというわけです。さらに副花冠の周りに白い毛が生えていますが、紫外線を当てると、おしべの先端とこの毛が蛍光を発して白く輝きます。口を差し込む位置を知らせるガイドマークになっているのかもしれません。

「テイカカズラの花の不思議(その2)」関連カテゴリ

みんなの趣味の園芸にログイン/登録する

※コメントの書き込みには会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方は

会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。

新着日記写真
秋の訪れ(りん...
2024/09/01
32℃の中、原種...
2024/09/01
キンセンカ
2024/09/01
ホヤの花
2024/09/01
二つ
2024/09/01
シマトネリコと...
2024/09/01
定期購読
投稿募集中 from テキスト編集部
見て見て!お気に入りの花

見て見て!お気に入りの花
自慢の植物・庭の写真を募集中!

みんなのマルシェ

みんなのマルシェ
自慢の畑・野菜の写真を募集中!