花菖蒲を展示しています｜園芸日記by草津市立水生植物公園みずの森｜みんなの趣味の園芸

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こんにちは。みずの森太郎です。
本日は蒸し暑い日となっています。

みずの森では今月16日までハナショウブ展を開催しています。
今年は特に鉢植えでの開花が遅く、生育も悪かったのですが、何とか今週になってご覧いただけるような展示となりました。

花菖蒲の鉢植え展示は植物園でもあまり行っていないのではないかと思います。

展示方法は、早朝に開花している株だけでなく、当日開くであろう蕾の株を選び、室内（ホール内）に移動します。そして伝統的な展示に従うのであれば、同じ品種が重ならないよう、そして全体の高さが揃うように、あるいはなだらかな船底の形になるように株を並べなければなりません。特に中央の展示は出来る限り伝統的な展示に近くなるよう、白、紫など明暗がはっきりさせるような色組みになるよう心がけています。といいましてもこのような展示になることは２週間の期間中、４，５日程度でしょうか。
本来の伝統的な展示は決まりごとがまだまだあって、理想とされる展示をするには、卓越した技術と数多くの株を養生しなければなりません。
このような展示は去年から行っているもので、基準には程遠いですが、私なりになるべく簡単に、コストも抑えて工夫したつもりです。今までは紫色の毛氈でしたが、緋毛氈と鉢皿を黒にすることによって全体の美しさが倍増しました。このような展示でさえ2時間近くもかかるので他の植物園であまり見ることができないのではと思っています。
確かに鉢植えの展示は大変なのですが、展示方法や鑑賞の仕方（日本花菖蒲協会様ＨＰバックナンバーより参考させていただきました）を学ぶことで、改めて花菖蒲品種とその展示方法の素晴らしさや奥深さを感じることができました。
私の技術不足のため今回の展示株が貧弱で情けない結果となりましたが、これからより質の高い展示にできるよう努力したいと思っております。


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