明日ようやく梅雨入り｜園芸日記by草津市立水生植物公園みずの森｜みんなの趣味の園芸

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おはようございます。みずの森太郎です。
近畿地方はようやく梅雨入りとなりそうで、これは１９５１年に統計をとり始めて最も遅い記録だそうです。ただ、現在までの気象を精査（？）して正式な入梅とするようなので確定ではないようですが。

今まで雨が少なかったので園内の潅水は大変だったのですが、ペチュニアのような長雨を嫌う草花は非常に綺麗です。
「みんなのペチュニア花壇」も緑色の芝生とのコントラストが美しく、花壇をバックに多くの人々が写真撮影されて嬉しい限りです。
ただ、明日から雨の荒れた天気となるようなので、ペチュニアもひとまず終わりになりそうです。長雨の期間中は株の維持管理のために切り戻しや薬剤散布をしなければなりません。

水生植物ではスイレンに続きハスが見頃を迎えました。
現在開催していますスイレン展では、香りを楽しんでいただく試みを行っています。
熱帯スイレンは香りが強く、温室に入ればその香りを感じていただけますが、耐寒性（温帯性）スイレンは香りも控えめなので、花に近づかないと感じにくいかもしれません。
遠くから風景画のように鑑賞することが多い耐寒性スイレンですが、こちらの水槽は腰の高さにしてあるので、花の香りを楽しんでいたけるかと思います。
香りと言っても、品種によって強弱があり、香りの質も違うようです。さらに、香りの感じ方は人によって随分違うことが分かりました。
ブラック系品種の「プラックプリンセス」や「オルモストブラック」は特に香りが強く（私は良い香りと感じます）これら２品種の片親も香りが強いのも興味深いです。白色系は柔らかな香り、黄色系は爽やかな柑橘系の香りと感じる人が多いです。

雨の季節に入り、水生植物はその美しさを更に増します。
みずみずしい花と共に、香りも感じていただければ嬉しいです。


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