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「白檀(びゃくだん)」カマエケレウス属シルベストリー
Chamaecereus silvestrii
アルゼンチンの固有種。一属一種。
東京都心の下町。
昔は木造家屋の軒下に設えてある盆栽棚の端なんかに置いてあったりしたもんだ。
もっとも、そいつぁ東京に限らねぇが。
ウチも地方勤務時代に一時期持ってた事もあるが、たしか引っ越し時に近所の奥さんへあげたっけ。
もう40年前にもなろうか。
たしか群生して、春に赤い花が何個か咲いたのを覚えてる。
香木と同じ名前だけどサボテン自体に匂いはない。
花の香りはどうだったか憶えてねぇや。
放って置いても育つように考えがちだが健康的に育てるにゃ多少のコツがいるようだ。
まず、春から夏場~晩秋までの快晴時の直射日光に長い時間当て続けると日焼けして茶色く変色してしまう。
当然成長も止まる、枯れはしないだろうけど。
適宜に遮光された軟光線をできるだけ長時間当てるのが良さそうだ。
原産地じゃ亜熱帯から温帯の密林の樹上にぶら下がって生活してる連中で、もちろん砂漠なんかじゃなく、また熱帯の雲霧林のように年がら年中ビチャビチャ雨が降るジャングルでもないらしい。
比較的乾燥した通風の良い疎林(そりん)ってとこか。
木漏れ日くらいの日照を好むことや、冬場に水を切って置くと春に花付きが良くなることがそのように思わせる。
【写真・左】
メル◯リで買った。5〜6本生えてるミニ鉢。
コミュ会員さんへ送ったんだがその際1本抜かせてもらった。
そいつを6月下旬に挿し木。
今じゃ長さが2倍になり小っちゃなカキ子が2個吹いてる。
↓
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_detail&target_c_diary_id=614349
【写真・中】
吹いた子の脇からさらに極小のカキ子。
いや、これは掻いたりしねぇ。枝分かれさせて群生株だ。
6月にゃたったの1本だったのに。とにかく生長が旺盛。
【写真・右】
最初は寝かせてたのに、起きて来たヨ。
なんて元気なんだ。うらやましいくれぇだぜ(笑)
群生したら株分けして欲しい人へ配んなきゃな。
それも楽しみ。
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こんにちは
![ほっとした顔](/skin/default/img/emoji/i/i198.gif)
返信する白檀 6月に挿し木だと、まだ3か月
それで長さが2倍 おまけに子供まで
すごい成長の早さですね。適切な管理をしているからこそでしょうが、真っ赤な花が咲くって楽しみですね。
原産地の様子が頭に浮かびます。
それに近づける環境で育てるのがいかに大事なことか
ちわ、くーちゃんさん。
日本じゃ昔っから駄物扱いされてますが、一属一種のアルゼンチン固有種。貴重なサボテンなんです。
小生のガキの時分からありましたんで、たぶん戦前から日本へ入って来てた物なんでしょ。
その辺の事情はネット上を見ても書いてませんね。くだらねぇおしゃべりはゲップが出るほど書き込んでますが。
昔の専門書の著者は知り得る限り親切に情報を記したものでしたが、キョービの専門家と来たら・・・。
ま、たしかに現代日本は物質的にゃ恵まれてますが、文化・思想面じゃ反って退化したように感じます。
すみません。つい、愚痴ってしまいます。
歳とった証拠ですなぁ。
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こんにちは。
返信するいただいたうちの一本が同じように長く伸びて子供もできています。
1cmほどの一番小さかった葉の根がどうしても土の上に出てしまったのを
何度か埋め戻したのですが、最近になって2cmくらいに伸びてきました。
株全体が夏より太く青々としています。
ガステリアのいくつかが夏の休眠でぺったんこになったままなかなか戻らない中、
白檀のように変化の早いのは楽しいですね。
サボテンに限らず元気の良い株は根が表土から飛び出すことはよく起きます。
↓
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_detail&target_c_diary_id=494705
埋めても埋めてもまた出て来ます。
なぜ地表へ出て来るのかわかりません。新鮮な空気を呼吸したいからなのか?
1属1種のカマエケレウス属「白檀」は雨季乾季のあまりハッキリしないアルゼンチン草原・山岳地帯に自生してると想像されますが、他の南米産花物サボテンと同じく冬場に水を切ると花付きが良くなるところから、日本より比較的あったかい地域が原産で、その中で冷涼期に降水量が少ないらしいと事がわかります。
いわゆる「亜熱帯高地性」でしょうか。
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この記事を書いてくれて嬉しいです。
返信する長崎の我が家に同じものがありますが、死んだ婆ちゃんの頃から蛇サボテン、ヘビサボテンと呼んでました。ところが検索してもこの品種ズバリが出なくて…「白檀」なんて大層な名前だったんですね。これで植え替え方を調べられます。どうもありがとう!
お役に立てて良かった。
思い出のサボテン、どうか可愛がってやって下さいませ。
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