小春さんの園芸日記
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トトロの木

2020/06/10
トトロの木 拡大 写真1 トトロの木 拡大 写真2 トトロの木 拡大 写真3

お隣のマロニエ(西洋トチノキ)住宅地では考えられないような巨木です。この辺りが宅地化されるよりもずっと前から生えていた樹です。ある程度太くなった広葉樹(果樹を除く)は保護されており、伐れません。庭の大部分が午後から影になるので、正直、恨めしく思ったこともありますが、近年の酷暑で木陰のありがたさを実感しました。鳥や小動物が棲みついています。

いつも正面から見ていますが、真下から見上げてみたら、神秘的な世界が広がっていました目がハート

バイカウツギもお隣の木、フェンス越しに3~4メートルの高さで滝のように枝垂れています。真っ暗になった時や、通れなくなった時だけ、切らせてもらいます。

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みんなのコメント(11)
  • 写真
  • 2020/06/10

住宅地に大木ですか…

大樹のほうに先住権ありってルールもいいかも…

古木にはとても興味が湧くンですよねぇ…
その周りの動植物を含めて…
時の流れを一瞬で感じられそうで…

そんな環境にお住まいなんて幸運としか言えません。
県内の南限自生地のトチの森では樹齢1000年を超える古木、大樹があるのですが山なので立ち寄れていません。

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Hana-Sakasou さん
こんばんは

この辺りが開発されたのは比較的遅く、第一次大戦の後です。近くに氷河の遺りもあり、敷地内に小川も流れていたので、近所中、ケヤキや楡などの大木が多いです。ご隣家も1920年代の建築で、その頃にはこのトチも、すでに大木になっていたはずです。暗がりでトチの影を眺めていると、南宗画の中にいるような気持になります。

おはよ~

ここまで古い大木だと トトロが居てもおかしくない
ですね~猫2
トチノキは栃木県の県木ですわーい(嬉しい顔)
県の公園に行くとトチノキは何本も植えられていますが
こんなに巨木は・・・どこかに有るんだろうか~?
私は見たことないウッシッシ
栗のような実がなりますよね~?
西洋トチノキはどうですか~

トチノキは普通白花ですが~ 足利フラワーパークに
赤花トチノキも植えられていますわーい(嬉しい顔)

バイカウツギも立派な木ですね~
家の細い木とは違う~(笑)

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ボタンちゃん
お早うございます。

西洋トチノキも実が生ります。凄まじい量で、せっせと集めても何十本は芽が出ます。2週間灰汁抜きすれば、縄文クッキー、が出来るらしいけれど、市内にはビスケットの老、バールセンがあります。バケツにトチの実を投げて競争する玉入れとか、子供が小さかった頃は滑り台にトチの実を敷いて滑るトチボーリングとかして遊びました。

紅花トチノキは葉っぱも小さく、木自体も白花のトチほど大きくならないので、街路樹に多いです。綺麗な色で、好きです。

バイカウツギは、家の側の方が日当たりが良いので、ご隣家側よりも良く咲いています。

へ~これらの木はみなお隣の木ですか。
小春さんのお庭にはみ出してるのですね。
こんな森の中に家があるのですか。
涼しくていい時もありますが、日陰になりますよね。

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かんちゃん
こんにちは

森の中ではなく、普通の住宅地なのですが、古い木が残っています。家のモミの木も30メートル、雷の時は怖いです。

トチノキは実のイガは痛いし、食べられないし、陰にはなるしで、嫌だと思っていましたが、この木が無かったら、去年の酷暑であれこれ枯れていたと思います。

小春さん、こんにちは!

うーん、ちょっと考えさせられますね。
当事者でないと、どう考えたらいいのか、なんとも言えないかもしれません。

こんな巨木があったらどんなに素晴らしいかと思う反面、
そこに住んでみたら日陰や落葉などいろいろな問題があるかもしれません。

住宅地の中で、このような巨木を保護していることは、
日本とはお国柄の違いだと思います。

この頃、日本ではケヤキの巨木が落葉の問題で次々と切られて行っています。
木を切ることは受忍限度を超えた実害(枯れ枝が落下してけがをするなど)があれば仕方ない場合もあると考えますが、ただ悪者扱いで切られていくのが残念です。

日本は高温多湿で植物がよく育ちます。
そのため巨木にかぎらず林や森の価値を意識しません。
こうしたことで林や森が切り開かれて明るい環境に変わっていきます。

民家があればどの木でも伐採されて当然と考えられているようです。
明るい環境になることによって、日本の在来生物のすみかが失われていきます。

小春さんのお隣さんは、どんな自然観の方か、ちょっと興味があります。
お互いに敷地面積が広ければ、おとなりの植物を眺めて過ごすこともできるでしょうが、日本の住宅地ならば、お隣の樹木の枝が3~4mも侵入してきたらトラブルの原因になりかねません。

それにしても、立派なマロニエですね。

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くろのすけさん
こんにちは

ゲルマン民族=森の民族と言われる通り、木に対する愛着は強い国です。州にもよりますが、周囲60センチ以上の広葉樹は保護されており、伐採できません。

若い木でも、木の病虫害や交通安全面、増築、災害時の危険などの理由で伐採を希望する場合、役所の許可が必要です。隣家が植えた木が迷惑、という場合は、替わりの木を3本提供するなど、州によって細則があります。病虫害や、交通安全面、災害時の危険性などの理由を除き、鳥が営巣する3月から9月末までは剪定もしません。

『巨木にかぎらず林や森の価値を意識しません』その通りだと思いました。『日本列島改造論』は、時代の波に乗った極端な例でしたが、手入れを怠れば手に負えなくなる山林や原野は、禍々しいものという意識が根底にあるように思えます。

悪者扱いで伐られるというのは何ともはや… 縄文杉を見て感動し、目の前のケヤキは伐る… 平成杉、令和杉を遺せないものでしょうか。

ご隣家は、世界恐慌期の立派な建築で、建築当初から横長の邸を二軒に分けています。家から見て左の、トチノキがあるお宅は、自然を第一にしており、芝生は座るスペースだけ、トチノキの下にはハリネズミのために枝を積んでいます。外装も長い間そのままで、家全体に独特の風情があるので、映画の撮影にもよく使われています。バイカウツギがある右半分のお宅はとても裕福で、外装も真白、業者が定期的に来て、雑誌に出て来るような庭にしています。子供が裸足で歩けるよう、一面に芝生と石を敷き、土はありません。花は全て鉢植えにし、植え込みは丸く刈り込んでいます。ゴルフ場のような芝は、ご主人が週二回刈っています。ここまで対照的な人たちが、並んで暮らしているのも面白いです。争いなどは聞きませんから、どちらも大人なのでしょう。

春先にはオオタカが何度か来ていましたが、営巣はしませんでした。横に張った枝が、巣作りには良さそうです。

こんばんは、小春さん!

大変興味深いご返信、ありがとうございました。
樹木に対する日本との考え方の違いが分かりました。
また、営巣中は3月から9月末までは剪定もしないなど参考になりました。
2軒のご隣家が対照的なこともよく分かりました。
オオタカは、モミなど針葉樹の高木に巣をかけることが多いです。

写真で見ている分には、とても素敵な大木ですね。
建物の陰よりはずっといいし、ある日突然大木が傍に来たわけではないから・・・とか・・・色々考えました。わーい(嬉しい顔)

此の先、老木になり、危険を伴う様なことでもなれば、伐採の許可が下りるのでしょうね。
そうなれば、きっときっと、惜しまれる木ですね。

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雪媛さん
こんばんは

確かに、建物の影よりずっと良いですね。日陰にイガに食べられない実、放散する脂のような物質で、この木の下には他の植物は生えないと言います。周りに高い樹が多いと、雷の時は恐ろしいです。ロクなことは無いので、真下に小屋を作りました。以来、何を植えても育たないと嘆く必要は無くなり、夕闇に浮かぶ影を眺めて、南宋画の中にいるような気分に浸ります。

樹齢300年は軽く超えると言いますから、まだまだ壮年期のようです。我々も惜しまれたいものです。

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