東海地方では例年より3週間も早く“梅雨入り”したようだ。
どうやら、“梅雨入り”が早いからと言って必ずしも“梅雨明け”も早くなるというわけではなく、
“入り”と“明け”の時期に因果関係はないらしい。
憂鬱な日々がしばらく続きそうだ。
-・-・-・-・-・-・-・-
私は、若い頃から雨の匂いが好きだった(雨自体は嫌いだったが…)。
あくまでも個人的な感覚かも知れないが、雨の匂いは夏のイメージにオーバーラップしていた。
雨の匂いを言葉で表現すれば「埃っぽいような匂い」なので、お世辞にも「いい匂い」とは言えない。
ただ、この匂いが漂ってくると、夏の到来を肌で感じて、高揚感が高まったものだ。
ところで、雨の匂いの正体って一体何だろう?
>「まず一つ目は、雨が降っている際に、アスファルトから漂ってくる匂いです。これは、カビや排ガスなどを含むほこりが水と混ざり、アスファルトの熱によって匂いの成分が気体となったものです。
この匂いは『ペトリコール(Petrichor)』(ギリシャ語で『石のエッセンス』の意味)と呼ばれています。まず、雨粒が地面や植物の葉などに衝突したとき、微小な粒子を含んだ気泡(エアロゾル)が放出されます。次に、植物由来の油が付着したエアロゾルが乾燥した粘土質の土壌や岩石に当たった際に、それらがもつ成分がエアロゾルの中に取り込まれます。これが空気中に巻き上げられることにより独特の匂い、ペトリコールとなって、私たちが感じる『雨の匂い』になるのです」(京都リフレ新薬)
https://weathernews.jp/s/topics/202006/260095/
◆写真:雨に打たれる我が家の庭【2021年5月17日撮影】
※コメントの書き込みには会員登録が必要です。