サザンの秋到来？賑やかなサザンカの秋！

写真1

写真2

写真3

2021.11.7
山茶花(サザンカ)
①屋根に届く勢い！②花弁　③散り方

今週の趣味園の放送はサザンカとのことで、いつも以上に週末を楽しみにしております。

というのも、庭には屋敷の先代の方が植えておられた果樹・花木類が多く残っているのですが、先代亡き後もスクスクと旺盛に成長しておりまして、その筆頭たるものがこの山茶花。屋根にまで届く勢いで新しい枝が次々と伸びており、そろそろお手入れしてあげないとならないなというところまで育っているので、どのようにするのが良いか、趣味の園芸で勉強しようというわけです。

先代の方が大切にしておられた花木。大木となっていた銀杏や欅、槙など、一部は管理上の都合により処分させてもらったものもありますが、玄関前の一角は自分の好みは入れないで、そのままの造りを大切にお手入れしていきたいと考えています。

私が生まれるより前のこの地域の暮らしや、この花木を大切にしてきた人たちの想いがそこにぎゅっと詰まっているような気がして、できる限りそれを遺していきたいと思うんですよね。

当のサザンカ。そんな私の哀愁帯びた想いを知ってか知らずか、今年は一層派手に咲きました。その名の響きの通り、「サザン」の桑田さん顔負けの力強さで派手に咲くんです。日陰に割と強く、和風で古風なイメージとは裏腹に、バァーっと咲き、咲いた後はとにかく派手に散らかります。

よく似た花木に「椿」がありますが、その違いは散り方であるそうです。椿は花首から花丸ごと地面に落ちますが、サザンカの方は写真のように、花弁が散らばるとのこと。花にも勢いがあって、なかなか面白い花木だなぁと感心しました。

先代はこのサザンカのどのようなところを気に入って楽しんでおられたのでしょうか？答えは無いのですが、花を見ているとそのようなことも考えます。

• 花自慢・庭自慢