kittenさんの園芸日記
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kittenさん  兵庫県
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陽の目を見ない可憐な花🌸🕵️

2022/09/16
陽の目を見ない可憐な花🌸🕵️ 拡大 写真1 陽の目を見ない可憐な花🌸🕵️ 拡大 写真2 陽の目を見ない可憐な花🌸🕵️ 拡大 写真3

ハエドクソウ(ハエドクソウ科)🌸
花 写真1
ひとつの花のようす 写真2
全体のようす 写真3


初夏から秋にかけて野山を歩くと日陰の草地や雑木林のなかでごく普通に見かける、お馴染みの野草ですが花は咲いても直径5〜7㎜ほどと小さいのでまわりの緑の中に埋もれてしまい、残念ながらあまり目を向けられる機会がないように思います🤔

図鑑などではよく登場するわりに草全体の写真だけが紹介されていることも少なくないようですが
お花は淡いピンク色の唇形で上下に分かれ、上の部分はネズミの耳のように付き出しています。この形を見ていると私はクリオネを想像してしまうのですが😉

このひとつの花は蕾の時には下を向き、咲いているときは横を向き、花が終わって果実になる頃には上を向くという面白い生態があります🕵️
葉も端正な卵形で茎に向かい合って付き(対生)、ちょっとしたシンメトリーの美しさも感じとられます♪

ハエドクソウには地域によって葉が細長い楕円形になる個体も知られていて近年はそのようなタイプをナガバハエドクソウとして区別するようになりました。ナガバハエドクソウは葉の形以外にもハエドクソウより葉裏の細脈が不明瞭であること、花の幅がより狭くなるなどといった相違点があります😃
ハエドクソウ属は日本や中国、朝鮮半島など東アジア地域と太平洋を隔てた北アメリカ東部(こちらの個体はアメリカハエドクソウと呼ばれ、ハエドクソウより花が大きく萼に毛がある。)だけに知られているに過ぎず、植物地理学上、興味深いことでも知られています。最近ではハエドクソウは本来は北アメリカが起源の植物で、はるか昔に北米大陸とユーラシア大陸が陸続きであった頃にアジアへ分布を広げたのではないかと考えられているようです🤔

和名は蝿毒草の字のごとく根をすりつぶしたものにご飯を混ぜて紙に塗り、はえとり紙をつくったことに由来しているのは有名ですね😉 ただハエドクソウ以外でもはえとり紙の原料として用いられた植物もあってよく知られているのはシュロソウ科(旧・ユリ科)のバイケイソウの根茎で往年は農業用の殺虫剤としても使われてきたといいます。その効果も覿面だったようで時々は床を掃かないと蝿を踏みつぶしてしまうほどよくとれたと何かの本で読んだことがあります😃

「陽の目を見ない可憐な花🌸🕵️」関連カテゴリ

みんなのコメント(7)

おはようございます😃

いえいえ、ハエトリ紙の由来、初耳です👂
ってか、科学的な知識がない昔の人の生活の知恵には驚かされますよね😵

返信する

こんばんは、浦郷さん🎵😃
ホントにその通りですよね♪現代で使われているもののなかには先人の知恵が生かされていることが多いですね。ただ花が面白いハエドクソウも引っ付き虫の果実になるとちょっと困り者ですが😣

全国的に台風の影響が心配されていますね😲
そちらは大丈夫ですか?
まだ遠く離れている当地でもお昼前から時折強風が吹くようになってきました。
大きな被害がなければいいですが🙏

こんにちは😃

えっ、既にそちらでも強風ですか……😵
警戒レベル4(避難指示)が出されました😓
過去最強クラスまで発達しているみたいなので、無傷では済まないと覚悟しています😢

確か平成3年の台風では、山の杉や桧がねじれて折れました😵
日本縦断コースですね😓
くれぐれもご用心ください🙏

こんにちは、浦郷さん
わざわざご返信ありがとうございます。
先ほどテレビをつけると宮崎県にも特別警報が出ていました。当地も明日の午後、暴風域に入る予報になっています。お互いに身の安全第一で過ごしましょうね。各地で大きな被害が無いことを願います🙏

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こんばんは。
雨風 大丈夫でしょうか?

ハエドクソウ、うちによく生えます。どうして生えたかわかりませんが。

ではお気をつけてお過ごし下さい。

返信する

こんばんは、グレェーチカさん☀️😄
はじめまして。かなりの荒れ模様になるとの予報でしたので背の高い植物を倒れないようにしたり、鉢を屋内に避難させたりしましたが幸いにこちらは雨風ともにそれほど強くなくなんとかやり過ごせそうです。
お気遣い頂き、嬉しく存じます。
以前、グレェーチカさんの日記でもハエドクソウ拝見しましたね。多分、花の後にできる引っ付き虫の実があちこちへ運ばれて殖えるのでしょうね。でも特徴や生態はちょっと面白いところもあるので日記で取り上げてみました😅

ご訪問くださいましてありがとうございます🙇

おはようございます、ぷちぴよさん☀️😺
そうですね、なかなかそのための時間が取れなかったり、まだコロナが心配な状況ということもありますから…。

うちも育てている植物の他にさまざまな侵入者が顔を出していますよ♪ウラジロチチコグサやオオアレチノギクはどこかから種が飛んでくるんでしょうね、毎年必ず出現してきます。一方、棚の上の鉢からはコニシキソウやツユクサが生えてきたしています。多分、これらは植え付けるときに使った用土の中に紛れ込んでいた種が発芽したのではないかと思っています。もう大分前ですがメリケントキンソウという、果実に棘のある厄介な草が生えてきたこともあってそうとは知らずに素手で抜こうとして刺されてしまったこともありましたね😅
クワクサやエノキグサ、一見地味に見える植物も
それまで気付かなかった世界があるのでしょうね😆

コメントありがとうございます☺️

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