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根頭癌腫病に罹患したバラの処分についてです。書いてある物で違...

解決済み 2024/08/26 19:23

根頭癌腫病に罹患したバラの処分についてです。書いてある物で違いはありますが、苗、土、鉢は処分するように、と書いてあるものが多いです。はさみやシャベルは消毒としてるのに、鉢もそれではいけないのでしょうか。また、土も、ハイターをかけて消毒し、家の敷地のすみっこなど、他の植物に害のない場所に捨てる、とかではダメなのでしょうか。土を処分となると、業者に頼まなければならず、もっと簡単にできないものかと思い、質問しました。何か良いやり方があったら教えていただきたいです。

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こんにちは。

バラのキャンサーはバクテリアで感染する病気なので、熱湯をかけただけでは万全とは言えないです。土を再利用するのなら、古鍋に水と土半々にして煮沸消毒を30分以上するのが良いと思います。ハイターで消毒すると、強アルカリ性に汚染されて、捨てられた場所周辺の植物がかなり痛みます。

ハサミやノコギリはカセットボンベ式ガスバーナーでしっかり炙って熱消毒します。この時、刃物が赤くなるまで熱する必要はありません、赤くなるまで熱すると刃物は切れなくなってしまいます。癌腫病(キャンサー)に罹患した樹は30cm間隔に切断して燃えるゴミとして処分します。

重要な品種の場合、キャンサーよりも遠くに有る枝をハイターで消毒してから丁寧に確実に濯いでから、葉の付け根にある、潜芽を掻きとり、高接ぎをして品種の保存をします。高接ぎの枝が有る程度育ってきたら、台木用品種に本接ぎして更新します。

お勧めはしませんが、薔薇族の友人は、昔、風邪ひいたときに出された飲み薬の抗生物質の「セフゾン」(飲み薬)を砕いて、キャンサーを切り取った後にその人間が飲む飲み薬の抗生物質を水で練って、患部に摺り漬けて置いたら完治したと言っていました。これは、故人となった薔薇専門の人だから成しえたのだと思います。私は真似ようとは思いません。

などと言いながら、自分でも実験してみたことがあります。私は、抗生物質軟膏の「ゲンタシン軟膏」(抗生物質はゲンタマイシン) を塗布してみたことがあります。確かに治った個体もありますが、あまり賢い選択肢ではない様に感じました。

鉢は煮沸消毒してしまえば問題ないですが、テラコッタ系では効果が薄いのでバラ以外の作物を育てるようにすると良いと思いますが、バラのそばにあると問題が起きるかもしれないです。私なら捨ててしまいます。

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蒸気や熱湯消毒などでも大丈夫なはずですが、どのくらいの時間と温度が必要なのかは分かりません。また、次亜塩素酸ソーダも大丈夫なはず。ただ土壌の場合、細かい根っこなどが残っていてそこに病原菌が潜んでいるのが否定できないのが厄介です。昔みたいに焼却出来れば良いのですが。

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 個人的見解ですが、ご参考までに。根頭がん腫病についての対処についての解説ですがバラ苗販売を生業とする業者さん目線だと思っています。癌腫苗の流通販売は業者さんにとってはあってはならない事です。

庭に数株程度の栽培の家庭園芸においてはさほど気に病む事は無い気がします。がん種苗の元になる菌はある意味何処にでも存在するそうですし、敷地内に罹患株があってもハサミの共有はせずに健康的に育てていればさほど感染力は強くないと認識しています。

有機物多めでバランスの取れた用土と季節に応じた適度な施肥(特に窒素過多には気を付ける)、健やかに育つ環境(日当たりや風通し)、病害虫防除、で健康的な株づくりに努めましょう。薬剤散布は株の状態に合わせて。過剰散布は土壌バランスを崩し善玉菌を減らしてしまいます←私はほぼ農薬を使用しない栽培をしてました。

バラ栽培も人それぞれ、ご自分に合ったやり方を見付けて下さい。

ちなみに自分は癌腫罹患株は隔離栽培で様子を観ます。

種苗農家ならそのやり方です。が、数株育てる程度ならそこまで気にしなくてもいいでしょう。健全に育てることの方が大事なのではないかなと思います。※ウィルス病を除く

我が家では根頭癌腫病に罹患した株は今のところないですが罹患しても周りから離す程度になると思います。

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鉢バラの土でしょうか?でしたら、量も少ないので熱湯消毒も可能です。原因菌は65℃以上の温度で死滅しますので、鉢に土を入れたまま、上から大量の熱湯を注ぎ、冷めるまで放置します。土の量によりますが、最初に注いだ熱湯はすぐに冷めてしまいますので、鉢底から十分に流れ出したのを確認したら、数回に渡って熱湯を注ぎ、放置するのが無難です。出来れば、鉢底から出るお湯の温度を計測します。ハイターなどの次亜塩素系の薬剤や、塩化ベンザルコニウムなどは土中の有機物で簡単に不活化されますので向いていませんし、アルカリなどの成分が残留して他へ影響することもあるのでやめた方が無難です。鉢などは洗浄・乾燥した後に次亜塩素系や塩化ベンザルコニウム(オスバンなどの逆性石鹸)、エタノールなどで消毒可能です。いずれも十分な量を使用し、エタノール以外は消毒後に水道水ですすぎ、乾燥させます。

ハサミなどの刃物は根頭癌腫病に限らず、多くの病気を媒介しますので、日頃の手入れの際も一株ごとに消毒が必要です。その場合、前述の塩素系や逆性石鹸などはハサミなどに付着した樹液で不活化されやすく、ベースン法(消毒液を容器に入れ、そこへ浸漬する方法)では消毒液の残存効力がわかりませんので、効果が不確実なだけでなく、クロスコンタミの原因にもなりかねません。また、錆の原因にもなります。一番良いのは消毒用アルコールを刃先から滴るくらい十分にかけることです。これなら少々の有機物があっても影響を受けませんし、消毒時間も数秒~数十秒で済みますから効率的です。尚、バーナーなどで軽く炙った程度では殺菌効果は得られませんし、効果が出るくらい熱処理をすると刃物として使えなくなります。むしろ、熱湯消毒の方がマシですが、実用性は低いでしょう。バーナーなどの炎で焼いて消毒することを「火炎焼灼」と言いますが、これはかなりハードな処理で、刃物には不向きです。「湿熱殺菌」と「乾熱殺菌」というカテゴリーもありますが、「乾熱殺菌」は「湿熱殺菌」よりも高い温度と長い時間が必要になるので、いずれにしても「乾熱殺菌」は刃物に不向きです。これらは微生物学や殺菌工学を専門にした人間なら常識ですが、一般の方がご存じないのは仕方のないことです。

尚、根頭癌腫病は治療が可能ですので、苗を廃棄しなくても大丈夫ですよ。過去に幾つか同様のケースで回答していますが、その一つが以下のリンク先にありますので、宜しければご参考になさってください。
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_qa_detail&target_c_qa_id=38367#qa_128932

土に関しては、石灰窒素投入 
根頭癌腫病元を正せば糸状菌なので、糸状菌を食べる放線菌を増やす様、カニガラ(キチン質)+ボカシを入れ発酵させて土を再生させては?

※糸状菌の外組織がキチン質で出来ております。

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緑蔭猫さん
失礼ながら、石灰硫黄合剤を塗っても何の効果もありませんよ。原因菌自体は植物体内部にいますので、切削面に消毒剤を塗っても意味はないのです。

>完治することはないので、再びがん腫ができたり、何度も削り取るので株の衰弱は早まります

これも誤りです。削り取っても株は衰弱しませんし、植物体内の原因菌を除去し、遺伝子情報を書き換えられた細胞を取り除いてしまえば、癌腫は再発しません。質問者の混乱を招きますので、コメントする前に他の方のコメントを熟読されてはいかがですか。当方は自らの経験だけでなく、エビデンスのある回答を心がけています。エビデンスのある具体的な反論、異論であれば承り、検討するにやぶさかではありませんので、宜しくお願いいたします。以上、あくまでも質問者のことを考えて申し上げておりますので、どうか、お気を悪くされませんように。

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わかりました。
削除いたします。

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