1.元の胡蝶蘭について
2023/04/12
2020年に、お祝いでいただいた白花ミディ胡蝶蘭。初めての胡蝶蘭です。
品種が書かれていた札を、ラッピングと一緒に捨ててしまいました。反省してます。
頂き物を下手に植替えて枯らすのは怖い、と貰ったままの状態で3年が過ぎ、葉がしわしわになってしまったため植替えを決心しました。
2021年、2022年、2023年と、毎年8輪からの花を咲かせてくれていた、頑張りやさんです(写真は2022年)。
2.胴切りと植替え作業
2023/04/07
ヘデラのポットに入り込んだ根に苦労しながら出してみると、茎の下の方がカビ臭い。
鉢の中に入っていた部分を切り落とすように胴切りして、切り口にエムダイファーを塗布しました。
上部は、陰干し後ダメになった根を切り、水苔で素焼き鉢に植替えました。鉢に入れる根っこが少なくなってしまったので、外の気根を鉢に入れてしまいました。植替え後、根っこを増やしながら何枚か葉を落とし、4ヶ月半後、ようやく新葉が出ました。よく頑張ったね、強い子だね!
下部はと言うと、もとの鉢に裸のまま戻して、気まぐれに霧吹きで水を与えていました。
3.ペットボトル簡易温室について
2023/07/23
しばらくは下部(以降は「茎根っこ」と呼びます。)を適当に霧吹きしていたのですが、湿る度に緑色になるものの、カビ臭いだけで変化がなさそうだったので、湿度の高い環境として、簡易温室を作りました。
2リットルのペットボトルの上を切り、飲み口に脱脂綿を詰めて逆さにして入れ、水を少し注ぐ。そこによく洗った茎根っこを入れて、脱脂綿を隙間から入れて、底から吸い上げた水が根っこに触れるようにしました。ラップに穴をあけてふたをして、明るい日陰、他の胡蝶蘭から少し離れた窓辺に放置。
写真は、温室に入れてから大分経った7月下旬の様子。底の水にはふよふよと何かが漂い、黒いカビが脱脂綿に生えています。
4.発芽を確認
2023/07/23
先のストーリーと同日に撮った写真です。ラップをあけると、ムワッとした湿気とカビの臭いが鼻を襲います。
衛生面が大変怪しいですが、よく見ると、発芽しているのでは…?
茎根っこを取り出して、腐ってカビの生えた根っこや脱脂綿を除きました。容器を石鹸で洗い、もう一度整えて、窓辺へ。
5.発芽後の管理
2023/09/05
発芽を確認してからは、放置していた癖に急に手の平を返して世話を焼きだします。けなげな胡蝶蘭に対して、私のなんと現金なことか。
たまに茎根っこに水をかけたり、水洗いしたり、ダメになった部分を取り除いたり、切ったところにトップジンMペーストを塗ったり。
一度、8月下旬に、腐敗箇所のカビ防止に、1%くらいの次亜塩素酸水を温室に注いで15分くらいつけおきしてから水洗いしてみました。効果のほどは、よく分かりません。
脱脂綿は減らして、根っこ1本に触れる程度にしました。
これらの(余計な?)お世話の結果、9月、最初よりも根っこの量が減りましたが、芽から葉が伸びてきました。
6.発根を確認、別の場所からも発芽を確認
2023/11/08
発根を確認しました。
また、写真がうまく撮れなくてここにはアップできませんが、別の場所からの発芽も確認しました(ひとつの芽を育てるので精一杯で、こちらのは育たないような気がします)。
切り取って植えてしまいたい!という強い欲を抑えて、来年の4月までこのままにしようと思います。
ちなみに、前回の投稿から水の交換などしていませんが、根っこに出てきたカビはしばらくしたら消えていき、脱脂綿や水にカビっぽい感じはないので、以前に行った次亜塩素酸水、多少は効果があったのかもしれません。根っこに緑の藻は少し生えてきましたが、これは多分問題ないと思います。
7.茎根っこから切り離し
2024/01/19
この寒い中、順調に根を伸ばしていたので、切り離してみました。簡易温室にいれっぱなしでも良かったとは思うのですが、長めの根っこも2本ありますし、日中24度くらいまで上がるので、意外と平気かもしれないと思い、敢行しました。
夜間、寝室を加湿器を入れて室温20度前後、湿度45%前後を保つようにしているので、コンパクトにして夜間移動させた方が良いのでは? と思ったところもあります。
しかし、取り出すときに2本とも根っこの先を痛めてしまうという痛恨のミスをしました、ごめんなさい。キッチンペーパーで吸い上げた底の水が根にあたるようにしました。たまにあたる根を変えます。
8.残った簡易温室について
2024/01/20
もうひとつ発芽していたので、こちらは居残りとなります。次亜塩素酸水に少し浸け、根を整理しました。だいぶ根が減りましたが、カビの発生は抑えられています。こちらも、脱脂綿をやめ、底の水を吸ったキッチンペーパーを根っこの1本に引っ掻けるようにしました。根っこが短いものばかりなので、もうちょっと水があたる根を増やしても良いかもしれません。
芽は、ちょっと出ただけ。こちらは発芽を確認してから動く気配はなく、とても頑なに見えます。先っぽが少し痛んですらいそうです。
このまま動きがなく、枯れてしまうかもしれません。管理は、もとの通り、窓辺に置いています。
9.独立させた胡蝶蘭を植替え
2024/03/02
水栽培だった胡蝶蘭(以降は「胡蝶蘭A」と呼びます。)を植え替えました。
この時点で、5cmくらいの根っこが2本、1cmほどの根っこが1本、出始めの粒のような根っこが1本の状態でした。
鉢が大きいので、ふわっと植えています。
葉の端が茶色く枯れているのは、1月末に、うっかり夜寝室に持っていくのを忘れてしまい、低温下で栽培容器のガラスに当たっていた部分が痛んでしまったようです。13-4度くらいで、大人の胡蝶蘭達は平気なのですが、まだ幼い胡蝶蘭Aには堪えたようで…ごめんなさい。
10.今回はここまで
今回はここまでです。ワンチャン程度の気持ちで始めたので、まさか芽が出てくると思わず、驚いています。引き続き色々試しながら管理を続け、何か動きがあれば、また投稿します。
どのような結果になっても、温かく見守ってくださると嬉しいです。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
白花ミディ胡蝶蘭の植替えの際、カビ臭い根っこを茎ごと切り落としました。それをペットボトルで作った簡易温室に入れてみると…?
現在、栽培中です。
※この管理方法は、私がネットの情報を元に、好き勝手試しているだけなので、エビデンスは全くありません。初心者ゆえの無茶も多々あると思いますが、あたたかい目で見守ってくださると幸いです。