1.はじめに
近所のスポーツセンターに変な多肉植物がありました。
葉の縁にグルリと子株が発生しており、その子株には短い根まで出ています。
本当に珍妙で神秘的な姿です。
鉢の置かれた机の上やその下の床に、ゴロゴロとその子株が落ちています。
床に落ちている子株をいくつか拾って持ち帰り、家に有ったハイドロカルチャーに置いてみました。
思った通り。
しばらくすると、ムクムクと茎が立ち上がってきました。
2.植え替え(2018/12/08)
こんな時期ですが…植え替えちゃいましたw
近所の100均(ダ〇ソー)で、2.5号のプラポットを購入してきました。
最近の100均は、園芸用品も品数豊富で驚きです。
培土は、赤玉(5):腐葉(2):バーク(1):木炭(1):パーライト(1)。
元肥は、熔燐(ようりん)をメインに豚糞を少々。
深植えが良いと書いてあったので、徒長を隠すように、株の半分以上を土に埋めてしまいましたw
3.全滅(2019/01 … 下旬)
昨年末、すさまじく過酷な環境から、かなり充実した環境へ移植しました。
その大きな環境変化の影響か、もしくは「深植えー」などと言って、ヒョロッと伸びた茎の半分近くを土に埋めたのが原因か…
多分、後者ですw
土に埋まった部分が萎れてダメになったようで、みんな地際から倒れ込み、徐々に干からび…
どう対処するか迷っている間に、あっけなく全滅してしまいました。
一時撤退。
4.再始動(2023/07/30)
通路に飛び散ってる子株を発見。
数個拾って…
小さなポット(直径 35mm)に挿してみました。
ちなみに、このレポートのタイトル画像のように葉の端に子株がどんどん出来て、ボロボロと落ちます。
子株は小さいので風で、あちらこちらにどんどん転がってゆきます。
恐ろしいほどの繁殖力…
もしかしたら手に余って途中で破棄する可能性も。
わたしの育て方
埼玉県南西部の平野部市街地(Hardiness Zone:9a)で栽培。
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_detail&target_c_diary_id=633106
🌱栽培環境
1回目:キッチンとダイニングの間のカウンター。
2回目:トイレの北向きの窓枠(西日が当たる)。
🌱水やり
1回目:2~3週間に1回程度(反省)
2回目:表土が乾いた翌日
🌱肥料
1回目:半年に1回程度、薄めの液肥
2回目:とりあえず元肥なし
🌱病気と害虫
不明。
🌱用土と鉢
1回目:ハイドロカルチャーにて子株を栽培。
プラポット(3号)に植え替え(10ヶ月後)。
赤玉(5):腐葉土(2):バーク(1):木炭(1):パーライト(1)
2回目:「さし芽・種まきの土」(粂谷商店)に腐植質を2割ほど追加。
🌱主な作業
水やり、追肥
■□■ 栽培者のつぶやき ■□■
💬2018/12/04
本当にほったらかしで、思い出した時に水をやる程度。
それでも殆どの芽が枯れずにヒョロヒョロと生き延びています。
グリンベレー並みのサバイバル能力ですw
あ、しっかり反省もしてますので…
そろそろ土に植えてあげようと思います。
💬2018/12/07
ちなみに、このハイドロ。
以前は、モクマオウの種が半年近く乗っていました。
残念ながら発芽しないようなので、選手交代となりました。
で、ベンケイ君。
水も食料も殆ど無い地獄のようなこの環境で、既に10ヶ月…
こんなに強いと、逆に後で手を焼きそうで怖いですw
侵略的外来種に指定されるのもうなずけます。
💬2023/07/30
しかしセイロンベンケイの繁殖力はスゴイですねぇ…
親株から子株が次から次へと、ボロボロと落ちます。
外に置いておくと、あっという間に広がりそうです。
管理には細心の注意が必要そうです。
南アフリカ原産のカランコエ属に分類される多年生の多肉植物。
茎は直立して最大で2mに達し、葉の縁に不定芽(子株)を発生させ増殖する。
短日植物で、日照時間が短くなると茎の先端にベル型の花を下向きに咲かす。
現在では沖縄や小笠原諸島など、熱帯地方の各地に帰化している。
ちなみに、株全体に消炎、解毒、止血作用のある成分を含んでいるが、かなり強い毒性も併せ持っているようです。
< USDA Hardiness Zone:10a-11b >