「臥牛」”立ち葉” (中間型~群生型)ガステリア属

植物名 ガステリア
品種名 「臥牛」”立ち葉”性 (中間型~群生型)
地域 東京都 場所 栽培形態 鉢植え
日当たり 日なた(1~3時間) 満足度
ジャンル 多肉植物・サボテン

栽培ストーリー(わたしの育て方レポート)

「臥牛」”立ち葉” (中間型~群生型)ガステリア属

「臥牛」”立ち葉” (中間型~群生型)ガステリア属

作成日:2019/02/12
最終更新日:2019/04/28

‘18.12/7撮影

「臥牛 」G.nitida v.armstrongii
立葉性 中間型~群生型

これでも臥牛。姿はかなり変わってる。

葉がツルンとした肉厚の舌状。
本当に純粋な臥牛(ニティダ変種アームストロンギー)なのか。

親株の姿は次の写真。“立ち葉”の草姿。

親株の葉を見て確信。たしかに臥牛にゃ違げぇねぇ。
それは親株の葉の中央に、1枚上の新葉の「葉形の溝」がくっきりと入ってる。

これはアームストロンギー原種の特徴。
“純正”臥牛とハイブリッドの鑑別の目安にしてる。

しかしどうも子苗の時期にゃこの特徴が現れないのがあるようだ。
現にこの苗がそう。

ガステリア類は、日本の環境下じゃ良く花を咲かせる。

異種間交雑も容易でマニア・業者が好き勝手に各種を掛け合わせ、奇怪な特徴を持つ”ミュータント”を作出、自ら考え出した名を冠して売り飛ばす。
多肉界はカオスの状態。
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  • 📄販売カタログに載ってた親株の写真。

    1

  • 🌱もうひとつの子株。貰われて行った。

    2

  • 🍀✨プリップリの肉厚葉が臥牛の魅力。

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  • 🌳✨肌合いはやはり臥牛、深緑がシブい。

    4

  • 🌤🏖臥牛の栽培は遮光が命。

    5

  • 🐮💤 臥牛は真夏・真冬休眠するのか?

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  • 👶🏻✨成長してるじゃん、上等上等。

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  • 🌱💧ウチに来て初回の植え替え。

    8

  • 9

1.📄販売カタログに載ってた親株の写真。 注目!

「臥牛」”立ち葉” (中間型~群生型)ガステリア属 📄販売カタログに載ってた親株の写真。
カタログ写真だが画質が悪い

いくら拡大しても細部まではハッキリ判らない。
まさか’写ルンです’で撮ってプリンターへ取り込んだのか。

臥牛としては珍しい”立ち葉”
まだ子苗で葉の模様は入って無いが、光沢もありこちとらの渋好みにすこぶる合ってる。
これからどういう風に写真の親株の姿へ変貌してゆくか楽しみ。

臥牛はコツさえ掴めば栽培は比較的容易。
ポイントは植え替え時の根の扱いと遮光度合い。
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2.🌱もうひとつの子株。貰われて行った。 注目!

「臥牛」”立ち葉” (中間型~群生型)ガステリア属 🌱もうひとつの子株。貰われて行った。
‘18.12/7撮影

おいらが管理人を務める「新・多肉コミュ」会員さんに貰われて行った。

1人でも多くガステリアの魅力を知ってもらいたい。

なにぶんガステリア類は見た目が地味で、栽培して見なけりゃその良さが解らねぇ。
特に今時の多肉女子にゃ人気が無い。
興味を持ってくれる人は貴重だ。

ぜひこの臥牛も可愛がってもらいその深い魅力に触れてもらいたい。
栽培自体はそれほど難しいものじゃない。
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3.🍀✨プリップリの肉厚葉が臥牛の魅力。 注目!

「臥牛」”立ち葉” (中間型~群生型)ガステリア属 🍀✨プリップリの肉厚葉が臥牛の魅力。
‘18.12/15撮影

送ってもらって1週間。

従来の臥牛のベタっと寝た葉とは違う趣きが力強い生命力を感じさせる。

葉が臥牛らしくないとは云え、新葉はやはり臥牛の特徴の葉先の尖りがある。

まだ植え替えの時期にゃ早いが、今から用土を更新する際に根を見るのが楽しみ。
どんな”ゴボウ根”になってるのか ヒゲ根の生え方はどうなのか。

動きの遅い臥牛だが、春に新葉が徐々に展開する様は心弾む。
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4.🌳✨肌合いはやはり臥牛、深緑がシブい。 注目!

「臥牛」”立ち葉” (中間型~群生型)ガステリア属 🌳✨肌合いはやはり臥牛、深緑がシブい。
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肌は平坦に見えるが細かく低い凹凸があり戦前旧来型の臥牛にゃ一般的な物。
模様もスタンダードな臥牛にゃよくある柄。

鈍い光沢の葉は硬くパンパンに張り切って強靭さを漂わせる。
ある意味、臥牛の魅力を端的に表現してる表皮画像。

臥牛の肌はある程度の強光が当たり続けると葉焼けする。
最初は葉の淵・側面が赤茶け、日焼け度が進むと葉面全体が赤紫色に変色。
最後は焦げ茶色の枯葉のように干からびる。
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5.🌤🏖臥牛の栽培は遮光が命。 注目!

「臥牛」”立ち葉” (中間型~群生型)ガステリア属 🌤🏖臥牛の栽培は遮光が命。
‘19.1/7撮影

臥牛は露天の直射日光の下じゃ日焼けしてほとんど育たない。
1日に1時間以内の日照で、あとは半日陰で何とかイケるかも知れねぇが、それでも真夏の強烈な日射じゃ数十分で葉が火傷を起こし痕が無残に残る。

面倒くさがらず遮光シートを掛けて栽培しなきゃダメだ。
今は百均で売ってる。買うくらいの手間を惜しんではイケない。
品種にもよるが臥牛は1万lx〜3万lx位の照度範囲で栽培。
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6.🐮💤 臥牛は真夏・真冬休眠するのか? 注目!

「臥牛」”立ち葉” (中間型~群生型)ガステリア属 🐮💤 臥牛は真夏・真冬休眠するのか?
‘19.1/16撮影

酷暑期・厳冬期の臥牛は休眠してるのか?

ずいぶん昔から臥牛を栽培して来たが、休眠状態に入ったと判るハッキリした兆候を見た事はない。

強光線を浴びて日焼けした場合は生育をストップしてると推測できるが、それだとて新葉が出現したりして「あれ?動いてるじゃん」って驚く事もしばしば。

経験から言うと真夏は生育が鈍るが少しづつ動いて、最低気温が氷点下近くになると完全休眠する。
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7.👶🏻✨成長してるじゃん、上等上等。 注目!

「臥牛」”立ち葉” (中間型~群生型)ガステリア属 👶🏻✨成長してるじゃん、上等上等。
‘19.2/4撮影

成長点付近を見て欲しい。新葉が出てる。

去年12月7日の表紙写真を拡大すると、新葉がチョコっと顔を出してる。

それから2ヶ月経過して新葉がせり出して来てるのがわかる。

つまり、少なくとも最低気温が5℃を下回らなきゃわずかづつでも成長を続けるって事。

ま、ここ一週間のように雪が降ったり明け方0℃前後になる事は無かった。
冬一番というほどの冷え込みじゃなかったけどネ。
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8.🌱💧ウチに来て初回の植え替え。 注目!

「臥牛」”立ち葉” (中間型~群生型)ガステリア属 🌱💧ウチに来て初回の植え替え。
‘19.3/23植え替え

写真に撮るのを忘れたが、根の出方は意外に貧弱だった。
元々なのか、あるいは業者の温室での灌水・採光・通風が不適切だったのか。
おいらは前者だと思うが。
まぁそれはいずれ分かる。次回(来年春)の植え替え時に。

ウチが二株買い取って業者のカタログ上は売り切れ。
もちろん「種親」は残してあるはずで、次に売り出されるのは子が吹いて葉渡り5㌢以上になってから。申し訳ない。
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9.🤱🏻本品、里子へ出しました。 注目!

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おいらが管理人を務めさせてもらってる【新・多肉コミュ】の会員さんが至極気に入ってくれたから里子に出す事にした。

やはり愛してくれる人の手元にあるのがその植物にとって一番幸せな事。

里親になってくれる会員さんはなかなかガステリア栽培に熱心で、腕もそこそこありそう。
いや何より臥牛が大好きで、大切に育ててくれそうなんだ。

多肉栽培じゃそれが一番。
多肉は栽培者の情熱を感じ取るもの。
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開花期

収穫期

わたしの育て方

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「臥牛」”立ち葉” 、ガステリア属 G.nitida v.armstrongii
中間型~群生型(つまり単生型じゃないって事)

業者のカタログを見て注文(‘18.12/5)

メインは他の多肉植物だったが、ついでにふた株を注文。
ひとつは貰われて行ったがこの株はキャンセル、手元へ残った。


臥牛としては葉の形状が相当変わってる。

1枚目写真がカタログに載ってた親株だが、ずいぶん草姿が違ってる。
葉の膨らみ、尖り具合などはむしろガステリア・グロメラータに似てるが、肌の質感はスタンダードな臥牛のそれだ。

初めて見る人に「こう見えても臥牛です」と言ったら首をひねるだろう。

子供の時の姿が親の風貌と掛け離れてるのは、魚類の「ツバメウオ」を始め両生類・爬虫類・哺乳類、もちろん植物界においても枚挙に暇がないが、臥牛の場合は葉っぱのシルエットがこれほど違ってるのは珍しいだろう。

こういう場合、他種との交雑種(ハイブリッド)ってのが多いが、この業者はおいらの40年間の通販・栽培農家温室購入歴の中で最もストイックな業者。

その人間が「G.nitida v.armstrongii (臥牛)」と表示してカタログに載せてる。

キョー日の偽装表示を平気で行うプロ意識・専門家プライドの欠如したクズ業者とは違う。
この人を信じないなら今の日本人で信じられる者などいない。


ってことで、とてもガステリア属の稚苗とは思えないこの苗が、どのように1枚目写真の親株へと変貌してゆくのか興味のあるところ。


業者のカタログを後で見てみると「売り切れ」の表示があった。
「種馬」ならぬ「種親株」を売り払う事は余程のことがなきゃ無い。

「奇貨居くべし」

今度いつ稚苗が売り出されるか知れたものじゃないので、この株を成長させ仔を掻いて「栄養繁殖」させるぜ。
そしたらみんなに配るのさ。

究極は多肉趣味の世界にふたたび”ガステリアブーム”を起こす事。
マニアが増えてくれるのを望んでる。

急がなきゃ。
こちとらの余生もそんなにたくさん残ってねぇから。


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