モダンローズ(HT) 「ケニギン・ベアトリクス」の記録

sakaki_S
sakaki_Sさん
成功談
植物名 バラ(ブッシュ・ローズ)
品種名 ケニギン・ベアトリクス
地域 埼玉県 場所 栽培形態 鉢植え
日当たり 日なた(半日) 満足度
ジャンル 樹木類

栽培ストーリー(わたしの育て方レポート)

モダンローズ(HT) 「ケニギン・ベアトリクス」の記録

モダンローズ(HT) 「ケニギン・ベアトリクス」の記録

作成日:2022/05/03
最終更新日:2024/06/14

バラの新苗をセオリー外の手法で栽培し、成功した記念です。セオリーでは、小さめの鉢に植えて少しずつサイズアップするものですが、最初から10号の底面給水鉢に植えています。
※詳しい育て方はページ最下部「私の育て方」に詳述しています。

▼あくまで「底面給水鉢による栽培状況」のレポであり、バラの詳しい育て方については割愛しています。ご了承ください。

  • 1年目の姿とほぼ同じ、現在の姿

    1

  • 最初のつぼみ

    2

  • 栽培01_新苗

    3

  • 栽培02_植付けから半年

    4

  • 開花01

    5

  • 開花02

    6

  • 4年目の春

    7

  • 開花03

    8

  • 開花04

    9

  • 栽培03_株元の植物を追加

    10

  • 栽培04_クローバーの成長

    11

  • 栽培05_新芽の立ち上がり

    12

  • 5年目の春

    13

  • 資材01_鉢の劣化具合

    14

  • 資材02_鉢のサイズ比較

    15

  • 栽培06_挿し木(ノンパテント)

    16

  • 栽培07_挿し木の株元

    17

  • 栽培08_挿木苗の鉢増し

    18

  • 栽培09_枝の間引き

    19

  • 栽培10_間引き後

    20

  • 栽培11_クローバーを除去

    21

  • 栽培12_ベイサルシュート2本

    22

  • メモ 交配親としての特性について

    23

1.1年目の姿とほぼ同じ、現在の姿 注目!

モダンローズ(HT) 「ケニギン・ベアトリクス」の記録 1年目の姿とほぼ同じ、現在の姿
2022/04/30
千葉北部→埼玉北部へと引っ越したあと、最初の春。
2019年の春に新苗を連れ帰ったので、栽培 3年目です。
新苗がこのサイズになるまで、たったの 7ヶ月でした。これは底面給水鉢のおかげで真夏の水切れがなく、鉢の温度上昇が抑えられたためと思います。

▶大和プラスチック ウォータープラス
https://www.yamato-plastic.co.jp/pla_planter/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9/

2019年時点では、京成バラ園オリジナル鉢とのことでしたが、現在は同型の商品を大和プラスチックが販売しています。
水は、夏でも冬でもとにかく入れっぱなしにします。水切れだけは絶対にさせないという発想です。土は各、バラ専用土でかまいません。心配な方は中粒軽石や焼成鹿沼土、ベラボンを添加してもよいです。

▼注意点
粒状構造の土で、4時間以上日照があれば根腐れはまず起きません。ただし、シュートが出始めるまでの初速は、8号スリット鉢での肥培に劣る場合があります。

2.最初のつぼみ

モダンローズ(HT) 「ケニギン・ベアトリクス」の記録 最初のつぼみ
2020/05/01
記念のつぼみ。
2020年の春。

3.栽培01_新苗

モダンローズ(HT) 「ケニギン・ベアトリクス」の記録 栽培01_新苗
2019/05/30
春の新苗のなか、ラスイチで、葉が1〜2枚しかなかった。店員さんにこれ大丈夫なの…? と聞いてしまったくらい。京成バラ園の方は、大丈夫だと太鼓判おしてくれました。
(たしか1400円くらい)

▼底面給水だけれど、根が伸びるまでは鉢底の水を吸えないので、上から潅水します。

4.栽培02_植付けから半年

モダンローズ(HT) 「ケニギン・ベアトリクス」の記録 栽培02_植付けから半年
2019/10/31
夏を過ぎた頃、すっかりシュートが出てきた様子ですが、支柱が必要なくらい枝が細かったです。太いベイサルシュートに栄養が取られて、全体のバランスが悪かった。ソフトピンチの遅れが原因でした。しかし、半年で大苗にも劣らぬ姿に成長しています。
10月の台風で枝が根本から折れましたが、起こして支柱を立てました。
京成バラ園長いはく、「絶対に切り落とさないで」とのこと。シュートを伸ばすためにバラが投資したエネルギーを、捨てることになるからだそうです。実際、枝は癒合しました。

黒星病になるし、ゾウムシやハバチが大量発生してボロボロでした。それでも美しい新葉を出してくれるし、冬に落葉しませんでした。(千葉北部)

5.開花01

モダンローズ(HT) 「ケニギン・ベアトリクス」の記録 開花01
2020/05/01
ちょうど1年経った、春のつぼみ。
春の新苗を植えて、翌年の春に最初の花を見ることができる(一季咲きの場合)バラの栽培はストイックだなと思います。
一年草に慣れてると、手っ取り早く花が見たくなっちゃう。

▼四季咲き(返り咲き)の場合は、秋に咲かせた方が枝が強く締まって丈夫に育ちます。

6.開花02

モダンローズ(HT) 「ケニギン・ベアトリクス」の記録 開花02
2020/05/03
八分咲き。
栽培1年目の花で、まだ花形が安定していません。
マグァンプKと追肥、さらに液肥により多肥状態だったと思います。花弁の枚数が平均より多いです。

▼多肥(過剰)の障害のうち、花に響くのはボーリング(蕾が開かない)、花弁の変形、花型の不揃い、花色の変色など。

7.4年目の春

モダンローズ(HT) 「ケニギン・ベアトリクス」の記録 4年目の春
2023/05/05
かつてない大きさの花が、全ての枝先に満開となった。
ここまで育ててきて良かった、よくぞここまで美しく咲いてくれたと嬉しくなりました。
バラの種類や気温にもよりますが、花形が安定するのに多少時間がかかるのは一般的なようです。3年目までは、花弁が多すぎたり、2番花が一重になってしまったりでした。(私の栽培技術が草花寄りだったのも原因でしょう…)
けれども、3年目の秋から、4年目春秋まで見事としか言いようのない花になりました。

8.開花03

モダンローズ(HT) 「ケニギン・ベアトリクス」の記録 開花03
2023/05/10

9.開花04

モダンローズ(HT) 「ケニギン・ベアトリクス」の記録 開花04

10.栽培03_株元の植物を追加

モダンローズ(HT) 「ケニギン・ベアトリクス」の記録 栽培03_株元の植物を追加
2023/10/31
マルチングに長らくバークチップを使ってきましたが、あまりに美しいクローバーを発見して植え付けました。
夏の水切れや傷みが心配ですが、挑戦しています。
(写真は雪が降ったあと)

11.栽培04_クローバーの成長

モダンローズ(HT) 「ケニギン・ベアトリクス」の記録 栽培04_クローバーの成長
2024/04/15
最高気温が連日20℃を越え、5月並みの気象。
とはいえ初夏ほど日差しは暑くありません。
クローバーはどの種類も巨大化してきて、モリモリに葉を増やしています。バラの株本は日に当てるべきなので、本来は良くありませんがそのままにしています。クローバーが開花したあと、切り戻す予定。(→★撤去しました)

※クローバーは株の中心が次第に葉をなくして行ったり、横に伸びて新葉の展開が減ったりする。その時は地際まで切り戻して、軽く覆土すると新葉が出てくる場合がある。

※バークチップがクローバーの匍匐を遮るので、鹿沼土と小粒軽石でマルチング。

12.栽培05_新芽の立ち上がり

モダンローズ(HT) 「ケニギン・ベアトリクス」の記録 栽培05_新芽の立ち上がり
2024/04/15
栽培5年目。

昨年の枝に、びっっっっしりと新芽がついて蕾を持っている。
残念ながらシュートが出る様子はない。
2023年冬に、牛糞堆肥を混ぜて土を1割入れ替えたので、肥料分は不足していないはず。春の追肥も実施した。
昨年より枝が多いため、花はサイズダウンすると予想。2024年冬には、40㎝ 底面給水鉢への鉢増しも検討しています(鉢購入済)。

※右下のミニバラは鉢と合わせて高さ35㎝ほど。

13.5年目の春

モダンローズ(HT) 「ケニギン・ベアトリクス」の記録 5年目の春
2024/05/15
2024年は、かなりピンク系で咲きました。
蕾は多く、一番花で28個。過去最多です。
オレンジ色が好きでこの子にしたのですが、こんなにピンクのグラデーションを見ることになるとは。でもやっぱり好きです。

HTの性質が強く、自然と房咲きになることはないので、花を増やしたい場合は蕾をピンチします。(蕾が小豆より大きくならない内に)
しかし、そうすると花は中〜大輪で、ステムが細くなりがちなので折れやすく、枝同士も触れやすいし、混み合って扱いが難しくなります。よほど注意して段差でピンチ出来れば綺麗に咲かせられますが……高度な技です。今年は素直に咲いてもらいました。

14.資材01_鉢の劣化具合

モダンローズ(HT) 「ケニギン・ベアトリクス」の記録 資材01_鉢の劣化具合
2024/04/21
5年目の鉢(35型)が上、新品(40型)が下。
丁寧に扱ってきたが、半日日照の雨ざらし環境で、5年目でもプラスチックがひどく傷む様子はない。
重めの土だが、底面給水用のスノコが歪むこともない。
色は写真の通り、褪せている。これはミッチャクロンなどで塗装すれば新品同様になるだろう。

京成バラ園の方が推めるだけあり、良い物だったと思います。

15.資材02_鉢のサイズ比較

モダンローズ(HT) 「ケニギン・ベアトリクス」の記録 資材02_鉢のサイズ比較
2024/04/21
5年目の鉢(35型)が左、新品(40型)が右。
▶資材については詳述しますので、長文になります。読み飛ばして結構です。

バラの鉢向き品種(樹高 100〜120cm程度)にとって、土容量はいくつあれば良いのか?
という疑問は、バラを栽培する人なら皆思う事でしょうか。
なにしろホームセンターやスーパーに置いてあるバラの新苗(HTやFL)は、500円(税抜き)からです。たまに目を疑います。うっかり買ってしまいそうです。それも毎年売れていきます。

結論として 8.6 〜 16リットル、あれば充分生育はすると言えそうです。
ただし、8.6リットルは「スリット鉢」であることが前提。兼弥産業の8号スリット鉢ロングが、8.6リットルです。これで育てたケニギン・ベアトリクス(HT)が、ベイサルシュートなど順調で、開花に至りました。他のそだレポや、園芸店を見ても8号が最低ラインのよう。とはいえ、8号を維持するのは手間です。水切れも早い。
バーミキュライトや、保水性向上資材で対策するのも良いですが、鉢は10号あれば十分。冬に剪定し、土と根を落として2割ほど入替えれば鉢増し不要です。

16.栽培06_挿し木(ノンパテント)

モダンローズ(HT) 「ケニギン・ベアトリクス」の記録 栽培06_挿し木(ノンパテント)
2024/04/21
農水省HPと ”Help me find” でノンパテントを確認して挿し木。
作出年に関わらず、日本国内での権利の状態は可能な限り見たほうが安心。
kordes で検索すると沢山出てきますが、ここから登録名を探すのは至難の業。登録名と品種名は異なる場合が多いから特にです。

Registration name: Königin Beatrix ®
Bred by Reimer Kordes (1922-1997) (Germany, 1983).

細い枝を昨年春に挿し木したものが、夏を越して、冬を越して(非落葉)、ベイサルシュートを2本も出してくれました。
今年も鉛筆なみの枝を冬剪定した時に挿したら、鹿沼土だけで容易に活着。今まで失敗続きでしたが、親株が健康だとかなり上手く行くようです。

17.栽培07_挿し木の株元

モダンローズ(HT) 「ケニギン・ベアトリクス」の記録 栽培07_挿し木の株元
2024/04/21
株元のアップ。
挿し枝の太さは細めの割り箸くらいでしたが、丸一年でがっしりしたベイサルシュートを出しています。

一般的に挿し木苗はノイバラ台木などの恩恵を受けられず、短命で樹勢に劣ると言われますが、その気配はなし。めちゃくちゃ力強いです。
HTの中でも新梢にトゲが少ない(全く無い枝すらあり)ケニギンですが、ベイサルシュートをピンチしたらトゲ爆盛りの新梢が出て、花芽が増えました。シュートが紅く柔らかいうちにトゲは折っておき、のちの黒星病予防。

なお、ヘデラ・イエローリップルと混植なのは、ヘデラの挿し木を同じポットで行ったため。ヘデラの挿し穂が出す物質(発根促進作用)を期待して無理やり挿したのですが、結果的には良かったです。

18.栽培08_挿木苗の鉢増し

モダンローズ(HT) 「ケニギン・ベアトリクス」の記録 栽培08_挿木苗の鉢増し
2024/05/03
ベイサルシュート2本が出た株は、2年経過した株。
この写真の株は2024年2月上旬の剪定枝を挿したもの。
今回は他の植物と混ぜず、バラのみ3本さした結果2本が成功。
90日経過後で、9㎝ポットにようやく根が回りきった状態。ルーピングは未発生。理想的な植え替えのタイミングでした。

▼鉢増し用ポット「プレステラ 深型120|5個組 ブラック」
カインズホームHPより
https://www.cainz.com/g/4539920901839.html
JAN: 4539920901839
容量:約 0.5L

1個 110円程度で、対角線が12㎝ なので4号と表記される場合があります。8.5cm 四方の各鉢で、苗を並べてカゴに入れて管理するのには向いています。しかもスリット入りで、ポットの上部にも横スリットが入っているので空気がよく供給されます。市販苗で使っているのを見たことがあるので、初めて導入しました。(植えた後の画像は後ほど)

19.栽培09_枝の間引き

モダンローズ(HT) 「ケニギン・ベアトリクス」の記録 栽培09_枝の間引き
2024/04/24
蕾の付かなかった枝(ブラインド)を切り取る。
3月に芽かきした時に、あえて残した枝が直立して伸び、蕾がついたり付かなかったりする。
ブラインドは枝先のピンチだけで良い、後から花芽がつくという場面もあると思います。が、混み合ってしまうので切っているのが実際です。

芽かき(3月)……芽吹き時点で内芽を取り去る。30箇所くらい。
間引き(4月)……鉢植えで 12〜15本くらい、枝先に花芽の付かなかったものを枝元から切り取る。(遅れると葉が傷ついて黒星病になるし、作業しにくい)

20.栽培10_間引き後

モダンローズ(HT) 「ケニギン・ベアトリクス」の記録 栽培10_間引き後
2024/04/24
枝葉がすっきりとして、蔭になる部分の無駄な葉もなくなった。
蕾がついていない枝は特に、ヒョロヒョロと細くて頼りないので枝元から切ってOK。
5年目にして交配親となるため、2024年はローズヒップを複数付けます。種をつけると花は止まりやすいのと、体力を非常に使うため、花後剪定は弱めに葉を残します。2番花が上がるなら咲かせて、秋の花に向けて養生と夏剪定の検討。ローズヒップを残した枝はのちに剪定で整える予定。

21.栽培11_クローバーを除去

モダンローズ(HT) 「ケニギン・ベアトリクス」の記録 栽培11_クローバーを除去
2024/04/28
クローバーは転圧しないと伸び放題になるので、害虫の隠れ蓑や菌の寝床になります。素敵な草姿ですが、他の植物に変更します。例えばアジュガ。アジュガは密になるのと、背が低いので制御が容易です。

※アジュガにハバチが寄ると言われてますが、アジュガに来るハバチとバラのハバチは、食性が異なるのでバラを食べないことが最近、アナウンスされています。実際どうなのでしょう……オレンジのハバチがバラに産卵していたり、アジュガに黒いハバチがいたりします。複数種いるようなので同定が無理そう。

22.栽培12_ベイサルシュート2本

モダンローズ(HT) 「ケニギン・ベアトリクス」の記録 栽培12_ベイサルシュート2本
2024/06/08
サイドシュートは5本、ベイサルシュートは2本も出てくれました。
混み合ってきたので、枝の位置を考えてソフトピンチしています。葉があまりに重なるなら、葉の間引きが必要かも。

極力、葉を残して株の力を溜め込んでほしいと思います。
ローズヒップを付けているのに、開花が止まらないのは凄いと感じます。

23.メモ 交配親としての特性について

モダンローズ(HT) 「ケニギン・ベアトリクス」の記録 メモ 交配親としての特性について
調査中

開花期

わたしの育て方

2019年5月/京成バラ園で購入した新苗。

【品種】Koenigin Beatrix / Queen Beatrix / ケニギン・ベアトリクス
Registration name: Königin Beatrix ®
Bred by Reimer Kordes (1922-1997) (Germany, 1983).
Patent:HetKORa

作出国:ドイツ
作出:Reimer Kordes /コルデス
発表年:1983 年
登録名:HetKORa
花色:明橙(橙色~黄色、桃色)
花形:半剣弁咲
花弁数:35 枚(25〜40)
花径:11 cm
樹高:0.9~1.2 m
樹形:半横張り、経年で高く。
芳香の強さ:中~強

HT(ハイブリッドティー)、大輪咲。
返り咲きは2番花まで。2番花は小型化しやすい。咲き始めオレンジから、ピンクへ色が変わっていく。花弁はやや丸みがある。
オランダ女王に献呈されたため、ベアトリクスの名があり、ケニギンは女王の意味。
★Kordes作 1980年発表の「モナ・リザ」と花容&性質が酷似しており、フロリバンダ中香のモナリザから、献呈用に改良された品種ではないだろうか(推定)。

▼PVP 農水省HP
https://www.hinshu2.maff.go.jp/vips/cmm/apCMM110.aspx?MOSS=1
▼Help me find (Queen Beatrix/Rose Description)
https://www.helpmefind.com/gardening/l.php?l=2.3644
 →検索方法: https://www.helpmefind.com/rose/plants.php
 ※検索窓の左のタブから「contains」を選択すると、検索文字列を含む一覧が出る。best match は完全一致検索だが、and検索の結果も表示されるので便利。


【購入経緯】
京成バラ園の春庭を観て、オレンジ系のバラが欲しくなる。園長らしき元気なおじさんとハイポネックス社員の方が、育て方の講座を開いていたので見学した結果、ケニギン•ベアトリクスを購入。バラ園の底面給水鉢 10号(内径30cm 外径40cm程)に小苗を植えた。普通は苗のサイズに合わせて小さい鉢から始め、サイズアップさせて行くものだが、いきなり大型の鉢に植えてOKと教わったので挑戦。

【栽培記録】
いきなり大型鉢(底面給水)に小苗を植えたので、過湿に注意して様子見した。
 元肥 マグァンプK
 培養土 バラ専用土(京成バラ園)
 追肥 花と野菜の肥料 3ヶ月持続(ハイポネックス)
 サプリメント リキダス、メネデール、納豆菌、木酢液
 マルチング 小粒バーク →ココチップ →鹿沼土&軽石
 薬剤 オルトランDX、ベニカXガード粒剤(オススメ)

【鉢について】
▶大和プラスチック ウォータープラス
https://www.yamato-plastic.co.jp/pla_planter/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9/

2019年時点では、京成バラ園オリジナル鉢とのことでしたが、現在は同型の商品を大和プラスチックが販売しています。★上から潅水すること

【5月スタートからの、1年間の覚え書き】
■6月/1ヶ月目:いきなり水切れしたので確認すると、水は鉢の半分までしか上がらない仕様。根が伸びないと底面の水を吸えない。このため根腐れしにくいのだった。枝葉が増えて、根本からベイサルシュートが出る。風に倒れそうなので支柱立てる。
■9月/3ヶ月:ベイサルシュート 3本目。シュートの頭頂に花芽がつくため、すべて摘み取る。株が成長するまでは花を咲かせない。体力を消耗して成長が止まるため。
底面給水のおかげで、真夏でも水切れなし。朝夕の水やりは欠かさず、底面に水が残っていれば大丈夫。チュウレンジハバチ大発生のため、ベニカXスプレーで全駆除。
■11月/6ヶ月:ベイサルシュート 4本となる。成長が早く、もはや秋に販売の大苗と同じくらい。冬でも落葉せず。チュウレンジハバチの産卵痕が痛々しく、黒星病となる。秋も花は咲かせない。
■2月/9ヶ月:落葉しないので、軽い剪定で済ませる。長い枝を半分にし、混み合った枝先(花芽のあと)や、病痕を切り落とす。納豆菌(枯草菌)の散布と、マルチングの追加、交換。黒星病は見当たらない。
■4月/11ヶ月:春の蕾が大量に出てくるので、摘花して花数を減らす。大輪咲のため、ひと枝に花はひとつで良い。結果、満開で15cmほどの花が咲いた。
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