1.種を撒きました
2022/04/28
キウイの種を取り出し、種の周りのゼリー状の果肉を洗い、ポットに撒きました。
キウイの発芽率は良くないとのことだったので、密度を上げて撒きました。
種を撒いた後、バーミキュライトを被せています。
(種を撒いたのは大阪にある家のベランダです)
2.発芽が始まった
2022/05/27
播種してから1ヵ月、発芽が始まりました。
種が小さいので、発芽した芽も極小です。
3.本葉が出始めた
2022/06/10
次々と発芽して、小さいながら本葉も出始めました。
発芽率は低いと思っていたのですが、意外とたくさん発芽しました。
4.ポット上げをしました
2022/07/10
発芽苗が混んできたのでポット上げを行いました。
苗の本数が多いので必要分だけのポット上げを行います。
この時点では当然のことながら雄雌の判断ができません。
雄は雌よりも元気が良く早く大きくなるようなので、大きな苗だけを選ぶと雄ばかり選ぶことになるかもしれません。
そこで、大小ランダムに苗を選んであげることが必要です。
5.苗が大きくなってきた
2022/07/25
ベランダで育てていた苗が大きくなってきました。
6.畑に移植しました
2022/08/03
ベランダではエアコンの排気風が当たるので、畑に移植しました。
日差しがきついので遮光ネットをかけました。
(大阪にある貸農園の片隅に植えました)
7.遮光ネットを外した
2022/08/26
根付いたようなので、遮光ネットは外しました。
移植してから少し大きくなりました。
【多くの苗を育てている理由1】
実生のキウイは雄なのか雌なのかが不明です。
花が咲くまでは分からないのです。
しかも、雄樹は雌樹に比べ生育が若干早いようです。だから、生き残った苗は雄樹の確率が高いと思います。
この時点で半数以上が捨て樹になります。
8.順調に大きくなっています
2022/09/10
畑に移植してから、順調に大きく育っています。
葉も大きくなりました。
【多くの苗を育てている理由2】
実生苗は親の特性をそのまま引き継がないようで、不出来な子ができる場合も考えられます。
そんなこともあり、選別するために複数の苗を育てているのです。
9.冬は葉を落とします
2023/01/10
落葉樹なので冬は葉を落として越冬します。
伸びた枝は切り戻し、少し剪定もしておきました。
こんな小さな苗でも切り戻しをすることによって元気な芽がでるようです。
10.畑に定植しました
2023/03/07
菜園で育苗していた苗を掘り上げ、京都の畑に移植しました。
苗は想像以上に根を張っていました。
土の乾燥防止のため藁マルチをしておきました。
11.葉が出てきました
2023/04/16
3月初旬に定植した苗が葉を出し始めました。
1本の苗からは複数の新梢が出てきます。
一番元気の良い新梢を残し、あとは取り除きます。
蔓を伸ばしても良いように支柱を立てました。
活着率は100%でした。
12.スルスルと蔓を伸ばしています
2023/05/15
気温も上昇し、目に見えて成長しています。
支柱に沿って伸びてきたので、適当に結束しています。
良く伸びているものは、約1mにもなっていました。
13.梅雨時期は良く伸びます
2023/06/25
殆どの苗が2mを超えて伸びています。
この後どのように整枝するか悩みます。
14.手が付けられないほど暴れています!
2023/09/13
夏の間も成長が止まらず旺盛に伸びています。
側枝もたくさん出てきて、ジャングルのようになりました。
今年3月に10cm程度よりなかった苗が半年程でここまで育つとはビックリです。
剪定したくても手が付けられない状態です。
このまま落葉するまで放任することにしました。
15.植替えの前準備
2023/11/20
秋も深まり植替えができる季節となりました。
植替えの前準備として、ジャングル化した枝の葉を落としてできる範囲で剪定を行いました。
かなりスッキリして枝の状態が認識できるようになりました。
16.植替えを行いました
2023/11/21
苗を育てていた畑は、あまりにも株間が狭いため植替えを行いました。
既に棚は作成済だったので植替えと同時に誘引・剪定をしておきました。
この状態でも株間が狭いと感じますが、雄雌の判断ができたら半分以下になることを考え、この株間にしています。
17.蕾がつきました
2024/04/18
暖かくなり新梢が出てきました。
レッド系のキウイは全般的に極早生なので早く葉が出るようです。
新梢を観察すると、花蕾が着いている苗木がありました。
種を蒔いて3年目で花が咲くとは思っていませんでした。
ルビーレッドは栽培中の42本中、23本に花蕾を確認することができました。
当然のことですが、現時点での雄雌の判断はつきません。
23本もあるのだから、少しくらいは雌の花も咲くだろうと思うのですが、さてどうでしょう!
雌の花があることを期待して花が咲くのを楽しみに待ちます。
18.花が咲きました
2024/05/11
花が咲いていました。
栽培しているキウイの中では一番早い開花のようです。
花を確認をしていくと、どれも雄の花ばかりです!
蕾を確認できた木が23本ありましたが、20本は雄木で、花が咲かずに花蕾が落ちてしまったものが1本。
結局雌木は2本だけでした。(写真は雌花です)
雄の木は雌より成長が早いので、このような結果になったのだと思います。
来年は、雌木が多く確認できるのではないかと期待しています。
それと、雌の花は数が少なく1本の木に数個程度より咲いていませんでした。うまく結実するか怪しいところです。
19.結実しました
2024/05/21
開花から10日後の様子です。
少ない花だったのですが、結実していました。
授粉は上手くいきました。そりゃ雄の花はたくさんあるのだから授粉できるでしょう!
このまま大きくなるのか、それとも・・・
初めてなる果実の場合、形も大きさも本来とは違ったものになる場合が多いので、今年はこのまま育ったとしても期待しない方が良いでしょう!
20.少し大きくなりました
2024/06/21
今のところ問題ありません。
前回より少し大きくなりました。
スーパーで買ってきたゼスプリのレッドキウイ。2022年にルビーレッドと命名されました。
これまでレッドキウイと呼ばれるものは種の周りが赤い程度(紅芯と呼ばれる)なのですが、このキウイは別格です。
果肉全体が鮮やかな赤みを帯びていて、それはそれは綺麗な果肉です。堂々とレッドキウイと呼べるものでしょう。糖度は18~20度ととても甘くて美味しいです。
ゼスプリが20年以上の歳月をかけて開発した、新しいキウイフルーツだそうです。
このキウイはニュージンランドでのみ栽培されていて、果実を買うことができるのも4月から5月にかけての短い期間だけです。
そんなキウイを是非育ててみたくなりました。
当然苗木は手に入りません。それなら種から育てるしかありません。
ただ、実生苗の場合、親の特性をそのまま引き継がないようです。
雄樹か雌樹かの判断は花が咲くまで分からないし、雌樹だったとしても親と同じ実が成るとは限りません。
ある情報では雌樹の確率は10~20%らしいです。
うまく行くのか不明ですが、挑戦してみます。
もしうまくいけば秋にも真っ赤なキウイを食べる事ができるので、非常に楽しみです。