ペペロミア・ジェミニの育ち方

植物名 ペペロミア
品種名 ジェミニ
地域 新潟県 場所 室内 栽培形態 鉢植え
日当たり 日なた(1~3時間) 満足度
ジャンル

栽培ストーリー(わたしの育て方レポート)

ペペロミア・ジェミニの育ち方

ペペロミア・ジェミニの育ち方

作成日:2013/06/01
最終更新日:2014/06/22

数年前に雑貨屋さんで見かけて惹かれ、しかし高かったので買わず(笑)、その後ホームセンターで安く大量に売られていたので喜んで買い、まめまめしく面倒を見たり見なかったりして今に至ります。

内容が同じものがこちらにもあります。
http://diatonic.blogzine.jp/fomalhaut/2013/06/post_9e2e.html
まとめて読みたい方はこちらでも。

  • ●姿かたち

    1

  • ●春~夏の生育その1

    2

  • ●春~夏の生育その2

    3

  • ●花

    4

  • ●秋~冬の生育その1

    5

  • ●秋~冬の生育その2

    6

  • ●冬から春にかけて

    7

1.●姿かたち

ペペロミア・ジェミニの育ち方 ●姿かたち
一番の特徴は、丸いかたちの葉と、鮮やかな緑色。
他の植物のような葉脈はほとんど見えません。
葉は近くでよく見ると二層になっていて、下部分は水を貯める部分のようです。
茎は細く、地面を這うように伸びていくので、大きく育てても高さはあまり出ません。茎の節目から葉や根が出ます。
生育が良ければ、夏に緑色の穂状の花が付きます。

2.●春~夏の生育その1 注目!

ペペロミア・ジェミニの育ち方 ●春~夏の生育その1
高い気温のもと(25~30℃ぐらい)で良く育ちます。春先には変化がなくても、5~6月の窓辺などで気温が30℃近くになると、新しい葉をどんどん作るようになります。生育が順調だと7~8月には鉢の土が見えなくなるくらいこんもりと繁茂することもあります。
この生育期に出た葉は、厚みがなく鮮やかな緑色をしていて、触るとねっとりした独特の感触があります。この感触を生むツヤ消し風の質感が、生育期の葉の特徴です。

3.●春~夏の生育その2

ペペロミア・ジェミニの育ち方 ●春~夏の生育その2
こちらの写真は6月末の様子です。ほとんどが生育期型の葉に更新していて、次々と新しい小さな葉が出て来ています。
元気が良いのでこのように茎がやや立ち上がってくるものもあります。

4.●花

ペペロミア・ジェミニの育ち方 ●花
生育が良ければ、6月の下旬ごろによく観察すると、花が付いているのに気づきます。7月にかけて徐々に大きくなり、長さはだいたい1.5cmくらいになります。ただ、形は穂状で色は茎と同じ、花と言うにはたいへん地味なものです。
種になったことはまだありません。

5.●秋~冬の生育その1

ペペロミア・ジェミニの育ち方 ●秋~冬の生育その1
逆に寒さには弱く、秋~冬に気温が下がると、新しい葉は出なくなり、既存の葉の質もかなり変わって来ます。
寒さを受けると、色は鮮やかさが消えて黄緑色(黄色に近い)になり、水を貯めてでっぷりと太ります(※与える水の量にもよります)。夏には厚さ1ミリもなかったような葉が、3ミリや4ミリほどに肥大することもあります。
また、生育期の葉にあったマットな質感は失われて、テカテカした「ツヤあり」の葉になります。

6.●秋~冬の生育その2

ペペロミア・ジェミニの育ち方 ●秋~冬の生育その2
全体が「冬型」に変容すると、見た目は夏とは別の植物のようです。条件が良くないと、デコボコといびつなものや、極端に大きくなったもの、気泡の入ったような葉も出てきます。
冬越しの下限は5℃前後かと思いますが、気を付けて管理をしないととても枯れやすいです。

7.●冬から春にかけて

ペペロミア・ジェミニの育ち方 ●冬から春にかけて
一度「冬型」に葉が変化してしまうと、もう元へは戻らないように思ってしまいますが、萎れた葉や太り過ぎた葉を適宜取り除いて、4月の終わり~5月に暖かい窓辺へ移してやると、夏にかけて少しずつ「生育期型」に葉が更新していきます。写真は5月下旬のようすです。
あくまで少しずつで、一気には変わらないので、辛抱が必要な部分です。

開花期

わたしの育て方

特徴と、季節ごとの生育については上の「栽培ストーリー」にまとめましたのでご覧ください。以下、その他のポイントです。

●水やり
ペペロミアには葉に水を貯えられる仕組みがあり、この種も例外ではありません。乾燥には比較的強いので、水をやりすぎない(特に寒い時期)ことが大切です。葉を触ってみて、極端にペラペラと薄くなければ、足りていると思ってよいでしょう。
寒い時期に水を与えすぎると、でっぷりと葉が太る原因にもなり、見た目もあまり良くありません。

●用土
水はけの良い土でも育ちますが、ハイドロボールやセラミスでも良く育ち、管理も楽なのでおすすめです。その場合、植木鉢と違い水は下から捌けないので、やり過ぎに注意し、霧吹きなどで調整して様子をよく見ながら育ててください。

●置き場所
室内の、直射日光の当たらない、明るい窓辺が適しています。 日なたになる場合はカーテンのレース越しの光にすれば和らぎます。
私は朝のみ日なたになる、東南向きの窓辺に置いていますが、夏はとても良く育ちます。
冬は日当たりよりも、温度管理ができて、世話のしやすい場所を優先に考えて置きましょう。ペペロミア・ジェミニを育てた数年間で、鉢を枯らしてしまった一番の原因は、冬の寒さで管理が億劫になり、世話を怠ったことです…。

●入手方法
大抵はショッピングセンターの雑貨屋さんなどで見かけますが、1000円ほどと高く、状態も良くないことが多いです。そのような「お高い」店でだけ売られている植物……かと思えばそうではなく、ホームセンターでペラペラの鉢に入って一鉢200~300円前後で大量に売られていたこともあります。ホームセンターをたくさん回るのがおすすめです。

●その他のペペロミア
ジェミニに似た種類のものに、「ペペロミア・タートル(亀のような模様入り)」「ペペロミア・ペッパーズポット(深緑の葉でツルがよく伸びる)」などがあります。また、近年出回っている「ペペロミア・アングラータ」という品種も葉の色が濃く素敵です。
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新潟県
園芸を始めた年:
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