楔カトレア。数種類生き残り。

植物名 カトレア
品種名 楔カトレア(トリアネ“マリーファンネル”、同MC、トリアネ“ヒジャ”、チャンジジュエル“尚美”、チェンエンクィン“キスオブファイア”、ビレジチーフ“岡山国王”、ラストドリーム“ビビアン”、パープラタ“イコーパリン”)
地域 福岡県 場所 その他 栽培形態 鉢植え
日当たり 日なた(一日中) 満足度
ジャンル ラン

栽培ストーリー(わたしの育て方レポート)

楔カトレア。数種類生き残り。

楔カトレア。数種類生き残り。

作成日:2024/02/18
最終更新日:2024/06/09

楔カトレアは、原種に少なく、交配種に多くの品種が作出されている。交配は、同一原種から導き出されているため、類似性が高く、新規性に欠ける。色彩コントラストが強烈で存在感が大きく、活け花展時に優れたパフォーマンスを果たす、と言われている。期待すること多いが、難点も多い。

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  • 楔カトレア01。ラストドリーム“ビビアン”

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  • 楔カトレア02。ビオラセア“イカバル”MC

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  • 楔カトレア03。パープラタ“イカウパリン”OG。

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1.楔カトレア01。ラストドリーム“ビビアン”

楔カトレア。数種類生き残り。 楔カトレア01。ラストドリーム“ビビアン”
楔カトレアは、原種に少なく、交配種に多くの品種が作出されている。交配は、同一原種から導き出されているため、類似性が高く、新規性に欠ける。色彩コントラストが強烈で存在感が大きく、活け花展時に優れたパフォーマンスを果たす、と言われている。期待すること多いが、難点も多い。ラストドリーム“ビビアン”は、20年12月下旬洋蘭専門店の通販で4苗購入。「開花株」標記であったが、届いた苗は何れも小さい。過密状態で栽られていたようで、日照不足で草勢虚弱。シースは付いているが、開花能力の無いことは直ぐに分かった。しかも、プラ鉢にバーク植え。21年春を待って、素焼き鉢+水苔植えに仕立て直し。3年間栽り続けて、24年2月上旬、初花が開いた。花茎細く、支柱なしには自立できない。このような花は、活け花に供すると僅か1日で萎花して邪魔者と化す。記録写真に収め、早々に切り捨て。新たな水苔で鉢増し、草勢強化に努めることとなった。
楔カトレア、ラストドリーム“ビビアン”:24年2月10日撮影。

2.楔カトレア02。ビオラセア“イカバル”MC

楔カトレア。数種類生き残り。 楔カトレア02。ビオラセア“イカバル”MC
ビオラセア“イカバル”MCは、10年以上昔、洋蘭専門店の限定メリクロン通販でマキシマ“ヘクタ”MCなどと共に、希少新種の夢を抱いて数苗購入した内の生き残り。今だ正調といかず成長、衰退の繰り返し。届いた苗が小さく、虚弱。栽培難渋を極め、半数以上の枯死を乗り越えて、数苗が生存に至った。洋蘭における希少新種集めが、如何に労力多い儚いものか、やってみて分かった。途中アマゾン社から通販購入した「ザクラシックカトレア」という書物の中に発表された知見によって、夢から目覚め、解放された。書物は、カトレア各種の探索の経緯から始め、発見、特性、育成、学会発表、栽培技術を平易に網羅してたいへん分かり易く平坦で、骨董品取り扱いのような商業的偏りが無い。ビオラセアの解説ページは無いが、ドーウィアナやルデナニアナのページで類推できる。“イカバル”MCは、年2回咲くうち1回目。2花茎8輪、花径≒9.5〜10cm。咲いてはいるが、花弁張りに欠け、色彩不鮮明。不調の域を今だ脱していない。記録写真に収め、花を早々に切り捨て。草勢強化に努める。書物の戒め。
楔カトレア、ビオラセア“イカバル”MC:24年5月25日撮影。

3.楔カトレア03。パープラタ“イカウパリン”OG。

楔カトレア。数種類生き残り。 楔カトレア03。パープラタ“イカウパリン”OG。
パープラタ“イカウパリン”OGは、21年5月中旬、洋蘭専門店通販で、夢を抱いて数苗購入した内の一つ。個体名“イカウパリン”はフィリピンの有名名歌で、ブラジルで大流行。流行に乗った美しい花を期待したが、開花どころか草勢サッパリ、死んだように休眠が長く続いた。購入鉢解体、点検。バルブに着いていた根はほとんど枯れて機能果たさず、苗を自立させるサポート役になっていた。バルブ出来上がると同時に葉の付け根から腐敗発生、全葉に広がって落葉。手の施しようの無く、放置。偶然アマゾン社から通販購入した「ザクラシックカトレア」という書物の中に記された栽培知見によって、悪夢から解放。新規水苔植込みにより生気回復を始めた。書物は、カトレア各種の探索の経緯から始め、発見、特性、育成、学会発表、栽培技術を平易に網羅して分かり易く、衰弱苗の回復にも有益情報盛りだくさん。購入3年、苦節の末なんとか開花。俗な花だが、廃棄よりは良いかも。2花茎4輪、花径≒15.5〜16cm。有名名歌“イカウパリン”を思わせるものは覗えない。
楔カトレア、パープラタ“イカウパリン”OG:24年6月9日撮影。

開花期

わたしの育て方

楔カトレアは、原種に少なく、交配種に多くの品種が作出されている。交配は、同一原種から導き出されているため、類似性が高く、新規性に欠ける。色彩コントラストが強烈で存在感が大きく、活け花展時に優れたパフォーマンスを果たす、と言われている。期待すること多いが、難点も多い。活け花練習中の女房は喜ぶが、入手に骨董品取扱い的難点があり、困難を伴う。入手できても、苗は小さく虚弱。なかなか育たず、開花するより枯れる方が多い。各種困難を越して生き延びたもの、ごく僅か。原種は、著名なトリアネ“マリーファンネル”を筆頭に、同種のMC、トリアネ“ヒジャ”。交配種は、チャンジジュエル“尚美”、チェンエンクィン“キスオブファイア”、ビレジチーフ“岡山国王”、ラストドリーム“ビビアン”、パープラタ“イコーパリン”くらい。品種特徴のカタログ記載はバラに似て、骨董品取扱いのスタイル。「歯の浮くような魅力表現」がなされているが、花開くと別標記が必要な物になっている。標記が過剰で気持ち悪い!。そこから本質発見が課せられる。「正直良い花」などと言う記載は、ほとんど当たらない。栽ってみなければ、本当のところ分からない。
現在生き残っている品種(名札転載)。トリアネ“マリーファンネル”、同MC、トリアネ“ヒジャ”、チャンジジュエル“尚美”、チェンエンクィン“キスオブファイア”、ビレジチーフ“岡山国王”、ラストドリーム“ビビアン”、パープラタ“イコーパリン”
名札に日本語フリガナは付くが、説明標記は無い。
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