▼新苗栽培中 モダンローズ(FL) 「薫乃」の記録

sakaki_S
sakaki_Sさん
植物名 バラ(ブッシュ・ローズ)
品種名 薫乃 (かおるの)
地域 埼玉県 場所 栽培形態 鉢植え
日当たり 日なた(半日) 満足度
ジャンル 樹木類

栽培ストーリー(わたしの育て方レポート)

▼新苗栽培中 モダンローズ(FL) 「薫乃」の記録

▼新苗栽培中 モダンローズ(FL) 「薫乃」の記録

作成日:2024/04/15
最終更新日:2024/06/07

▼2024年秋に、中間報告予定。2025年春に完結予定です。

バラの新苗をセオリー外の手法で栽培します。セオリーでは、小さめの鉢に植えて少しずつサイズアップするものですが、最初から10号の底面給水鉢に植えています。
※詳しい育て方はページ最下部「私の育て方」に詳述しています。
※「ケニギン・ベアトリクス」が5年生、今回と同様の方法で成功しています。

  • 栽培01_新苗到着

    1

  • 栽培02_接ぎ目

    2

  • 栽培03_資材と培養土

    3

  • 栽培04_植付け

    4

  • 開花_01

    5

  • 開花_02

    6

  • 栽培05_ベイサルシュート1本目

    7

  • 栽培06_ベイサルシュート1本目の伸長

    8

  • 栽培07_ベイサルシュート2本目

    9

1.栽培01_新苗到着

▼新苗栽培中 モダンローズ(FL) 「薫乃」の記録 栽培01_新苗到着
2024/04/20
「日本花き流通」にて購入の新苗、55㎝。
ヤマト運輸が丁寧に運んでくれました。

【品種】薫乃 / Kaoruno
登録品種名:KEIFUKURIKARU
作出:京成バラ園芸
発表年:2008 年
性質:フロリバンダ(房咲き)、中輪、強香、アプリコットベージュから白、中心部が淡いピンク。

※品種の詳細については最下部「育て方」に記載しています。

2.栽培02_接ぎ目

▼新苗栽培中 モダンローズ(FL) 「薫乃」の記録 栽培02_接ぎ目
2024/04/20
芽接ぎのようにも見えるが、国産苗のセオリーにしたがい台木が埋まらないように。苗の状態でこれなので、このままのレベルで植えつけます。

苗は赤玉土細粒、全体によく根が回っているので触らず植えつけ。

3.栽培03_資材と培養土

▼新苗栽培中 モダンローズ(FL) 「薫乃」の記録 栽培03_資材と培養土
2024/04/20
▼用土
ココチップ・硬質鹿沼土・中粒軽石(5mm)を混合。 3:3:1

▼堆肥
牛糞堆肥・もみ殻(自家発酵)・もみ殻(未発酵)・もみ殻燻炭・鶏糞燻炭・植物残渣堆肥(自家発酵)

▼サプリメント
ミリオン(ケイ酸塩白土)、リキダス、木酢液

▼薬剤
ベニカXガード粒剤

4.栽培04_植付け

▼新苗栽培中 モダンローズ(FL) 「薫乃」の記録 栽培04_植付け
2024/04/20
摘蕾には遅すぎる、素敵なつぼみがついているので残しました。
3個は摘蕾済みで、最頂部のつぼみだけ残しています。
最初の1輪がほどけ始めたら、ただちに3節下で切り花にします。

咲かせるとやはり体力が落ち、シュートが出てくるのに時間がかかります。切り花にしてから咲かせるくらいで丁度良いです。

▼鉢
内寸 35㎝(35型)
底面給水、黒。

▶大和プラスチック ウォータープラス
https://www.yamato-plastic.co.jp/pla_planter/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9/

夏の水切れで根が傷んだり、葉が弱って落ちたりするのが生育を妨げるので、秋まで最高のコンディションで成長してもらう為にも底面給水に。

5.開花_01

▼新苗栽培中 モダンローズ(FL) 「薫乃」の記録 開花_01
2024/05/01
苗到着の時点でついていた蕾のうち、既に膨らんでいたものだけ残して咲かせたもの。
芽接ぎ、新苗でこれだけ立派に咲いてくれることに驚きました。
咲いた日の昼には切り、グラスに生けてあります。
香りは弱りますが、株の体力温存のため早く切りたかったのです。

6.開花_02

▼新苗栽培中 モダンローズ(FL) 「薫乃」の記録 開花_02
2024/05/01
1時間ごとの様子。
つぼみの内から良い香りで、早朝はダマスクの雰囲気が強かったのに、9時頃にはティーの印象が勝っていました。興味深い芳香です。

7.栽培05_ベイサルシュート1本目

▼新苗栽培中 モダンローズ(FL) 「薫乃」の記録 栽培05_ベイサルシュート1本目
2024/05/25
シュートをピンチしたのは、5/20 頃。
植付け 4/20 なので、ちょうど1ヶ月です。

薫乃のシュートは比較的、短いうちに花芽を成長させてしまう様子なので、早めにピンチしました。今ある枝の高さ(30cm)に届く頃には、花芽のサイズが大きくなってきてしまうので……
それでも、もう少しピンチを待つべきだったかと、悩んでいます。

8.栽培06_ベイサルシュート1本目の伸長

▼新苗栽培中 モダンローズ(FL) 「薫乃」の記録 栽培06_ベイサルシュート1本目の伸長
2024/06/07
ソフトピンチ後、枝が2本に分かれてさらに伸びました。
その枝先にも花芽がついたので、再度ソフトピンチしています。

1つの枝に対し、何度かピンチしても花芽はつきます。シュートが十分にある樹なら、2度目のピンチをやめて咲かせても良いのですが、新苗はシュートを出すのがお仕事です。
花芽は9月まで取り続けて、枝葉を育てます🌱

9.栽培07_ベイサルシュート2本目

▼新苗栽培中 モダンローズ(FL) 「薫乃」の記録 栽培07_ベイサルシュート2本目
2024/06/07
しっかり伸びたら画像を差し替えます。

開花期

わたしの育て方

2024年4月/通販で購入した新苗。

【品種】薫乃 / Kaoruno
登録品種名:KEIFUKURIKARU
作出国:日本
作出:京成バラ園芸
発表年:2008 年
▼PVP 農水省HP
https://www.hinshu2.maff.go.jp/vips/cmm/apCMM112.aspx?TOUROKU_NO=21679&LANGUAGE=Japanese

性質:四季咲き、フロリバンダ(房咲き)
花色:ソフトベージュ、中心クリームピンク
花形:カップ咲
花弁数:25 枚
花径:9 cm
樹高:1 m 程度
樹形:直立性
芳香:強香、ダマスク系とティー系の混合
返り咲きの印象……2025年春に記載予定。
▼京成バラ園HP
https://ec.keiseirose.co.jp/item/detail/03793


【購入経緯】
初めてのバラ「ケニギン・ベアトリクス」が5年目になり、ミニバラの栽培に失敗したり成功したりをしつつ、自信がついてきたのでもう1株だけバラが欲しくなる。
5月に、バラがたくさん咲いて、近くを通っただけで香りがするような空間を少しでいいから作りたくて、悩んだ末に「薫乃」に。クライミングローズは無理と判断。HT、FLから選択しました。
バラはケニギンと薫乃の2種があれば、狭い我が家には十分。ミニバラは草花感覚。


【栽培記録】
▼新苗の状態
尺 55cm
2つは摘蕾して、すでに大きいつぼみ3つは残し、春に咲かせて切り花に。咲き始めたらすぐに切る。
鉛筆ほどの太さで、頼もしい新苗。

いきなり大型鉢(底面給水)に新苗を植え、苗が根付くまで日当たりを調節。半日の日射で様子見。
 元肥 マグァンプK、マイガーデン
 培養土 牛糞堆肥・もみ殻・燻炭・植物堆肥・鹿沼土・ココチップ(土:堆肥=6:4)
 追肥 花と野菜の肥料 3ヶ月持続(ハイポネックス)
 サプリメント リキダス、木酢液、納豆菌、ミリオン
 マルチング ココヤシ殻、ココチップ
 薬剤 オルトランDX、ベニカXガード粒剤

※バラ生産者の土配合を参照
牛糞堆肥・もみ殻堆肥・もみがら燻炭・バーミキュライト(白)・腐葉土・ピートモス・赤玉土・鹿沼土
▼鉄則は土:堆肥(有機物)= 6:4

→家の環境に合わせて変更
牛糞堆肥・もみ殻(自家発酵)・もみ殻(未発酵)・もみ殻燻炭・鶏糞燻炭・中粒軽石(5mm)・植物残渣堆肥(自家発酵)・硬質中粒鹿沼土・ココヤシ殻チップ
※もみ殻未発酵は、あえて混合している物ではなく、自家発酵の中途半端な物が混合している可能性を踏まえて記載した。
※自家発酵以外は購入品。
※底面給水なので保水性のある資材は減量。バーミキュライトは無し。

【鉢について】
▶大和プラスチック ウォータープラス
https://www.yamato-plastic.co.jp/pla_planter/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9/

2019年時点では、京成バラ園オリジナル鉢とのことでしたが、詳細不明。
現在は同型の商品を大和プラスチックが販売しています。底面給水の量もさることながら、鉢の温度が上がりにくい構造がよい。水面と鉢底の間に空間があり、根腐れしない。

【5月スタートから、1年間の予定表】
■6月/1ヶ月目:枝葉が増えて、根本からベイサルシュートが出たら、風で折れないよう支柱立てる。
■9月/3ヶ月:ベイサルシュート __本目。シュートの頭頂に花芽がつくため、すべて摘み取る。株が成長するまでは花を咲かせない。体力を消耗して成長が止まるため。
底面給水のおかげで、真夏でも水切れなしだろう。朝夕の水やりは欠かさず、底面に水が残っていれば大丈夫。
■11月/6ヶ月:ベイサルシュート__本。秋の台風には10月から備えておく。折れるくらいなら剪定してよい。
■2月/9ヶ月:落葉しない可能性が高い。軽い剪定で済ませる。長い枝を半分にし、混み合った枝先(花芽のあと)や、病痕を切り落とす。納豆菌(枯草菌)の散布と、マルチングの追加、交換。★コガネムシ対策は2月から!粒剤散布★
■4月/11ヶ月:春の蕾が大量に出てくるので、フロリバンダの咲かせ方を確認。樹勢の強すぎるシュートは抑えて、体力が各枝へ分散するように。中輪・房咲きが特徴のフロリバンダらしく沢山咲かせたい。
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園芸を楽しんでいる場所:
庭、室内、ベランダ
住んでいるところ:
埼玉県
園芸を始めた年:
2000年

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