種からルイヨウショウマを育てる

四季
四季さん
植物名 その他の植物
品種名 ルイヨウショウマ
地域 長野県 場所 栽培形態 鉢植え
日当たり 明るい日陰 満足度
ジャンル 山野草・盆栽

栽培ストーリー(わたしの育て方レポート)

種からルイヨウショウマを育てる

種からルイヨウショウマを育てる

作成日:2024/05/17
最終更新日:2024/06/08

2021年の確か11月に、よく行く公園の外れ(隣地との境界付近)で黒い実を発見。ルイヨウショウマと思しき株だが、花を見ていないので確信がない。

公園は野草園、湿地園は保護しているが、この場所は刈る対象で「刈らない」レンゲツツジ等には印がついているが、この「もしかしてルイヨウショウンマ」には印がない。

2穂のうち1穂の実を採種して撒いた。直ぐに撒いた。

翌年の開花時期になれば確認できると何度も見にいくが親株が無い。後日談として、ルイヨウショウマは「公園には無い」と、親株は認知されていないことが分かった。刈られ続けているうちに絶えたと思われる。(※修正あり:後述)

今回、無事に育って開花。ルイヨウショウマだと断定できたので育レポとして記録に残すと共に、公園にも寄付して野草園(保護区域)に植えていただければ、と思っている。

※:開花しているうちに、と公演に持参した。大変喜んで頂けて「どこに自生していたか」→場所を教えると刈ってはいないので自然消滅したのだろう、とのこと。

また「みんなの趣味の園芸」に登録をお願いすると、自生地が少なく絶滅の危惧がある、との回答。もっと増やそう!

  • 発芽か

    1

  • 本葉が出た

    2

  • 本葉が育ちペットボトルから植え替え

    3

  • さらに、ポットあげ(植え替え)

    4

  • 冬に入る前

    5

  • 越冬して芽ぶき

    6

  • 蕾がついている!

    7

  • 咲いた! ルイヨウショウマだ

    8

  • 地植えの状態

    9

  • 結実しました

    10

1.発芽か

種からルイヨウショウマを育てる 発芽か
2023/04/07
2021年11月に採種した実から約20粒の種子が採れたので、取撒きした。(種子の写真は無い。)

① 直撒き(同じエリアなので、似たようなところに。)
② 植木鉢撒き
③ ペットボトル撒き

用土は、もともと自生しているので余り凝らず、鹿沼・赤玉・腐葉土等をほぼ均等に混ぜたもの。

翌年2022年はどれも変化がなく、失敗したと思った。
だが、ペットボトルは水道の近くで、他の苗等に散水するときに一緒に水をかけていた。

2023年4月に「これは」と思う10個程の双葉を確認。ネットで調べるも分らなかったが、趣味園の「もう一つの育レポ」で「双葉がショウマの特徴なので多分そうだ」とコメントいただき、期待を強める。

2.本葉が出た 注目!

種からルイヨウショウマを育てる 本葉が出た
2023/05/22
ペットボトルのまま管理していた芽に本葉が覗いた。
明らかにショウマだ。

地撒きは状態が分からず(芽らしきモノは確認できず)。

素焼鉢撒きは、2022年に変化がなかった時点で諦めて(場所が違ったので)乾かせてしまったので、発芽は期待できず。
一応直撒きしたところ周辺に用土を撒いて終了。

3.本葉が育ちペットボトルから植え替え

種からルイヨウショウマを育てる 本葉が育ちペットボトルから植え替え
2023/06/18
ペットボトルでは狭いし根が絡まりそうなので、
駄温鉢浅に植替え。底近くにマグアンプを少々。

駄温鉢浅にした理由は、手を抜いたから、です。
・想定以上に発芽生育し、1つずつのポット上げは大変
・冬は地中に埋めるので浅い方が楽だから
 (結局埋めてあげられなかったのだが)
・更に生育の良いものをポットか鉢で育てたかったから
 (生育が遅いものは、間引き苦手な性分なので、直植え
 したところ、や自生地に似ているところに植込む)

4.さらに、ポットあげ(植え替え)

種からルイヨウショウマを育てる さらに、ポットあげ(植え替え)
2023/08/10
ショウマの種類を断定して公園に持っていき見てもらいたい、のと、成長も順調なので開花を早めたくポット分け。
5ポット7株程度。
他の実生は直植えしたろころや、環境が合っていそうなところ数か所に直植えした。

5.冬に入る前

種からルイヨウショウマを育てる 冬に入る前
2023/09/02
これからどんどん寒くなるので、今年はこの状態が最後。

因みに、重複するが、実を採種した公園側の方に話したところ「ルイヨウボタンはあるが(確かに野草園にある)、ルイヨウショウマは無い」とのこと。

6.越冬して芽ぶき

種からルイヨウショウマを育てる 越冬して芽ぶき
2024/04/13
地中に埋める、とか言いながら結局そのまま越冬。
厳寒期にはカチコチの冷凍に。
それでも、芽吹いてくれた。

7.蕾がついている! 注目!

種からルイヨウショウマを育てる 蕾がついている!
2024/04/24
芽ぶきから僅か10日ほど。
葉が展開した株のうち、蕾をつけた株が数個。

水代わりに薄目の液肥、グリーンキング、など肥料を忘れないようにした。(水やりが精一杯でいつも肥料を忘れてしまう。)

8.咲いた! ルイヨウショウマだ 注目!

種からルイヨウショウマを育てる 咲いた! ルイヨウショウマだ
2024/04/17
ここまでくれは時間の問題で、咲いた。

花は少し小さいが、ルイヨウショウマだ。
車で1時間以内の入笠山付近の保護地帯に自生していて、花や自生地の様子は昨年確認していた。

どれを持っていこうかな〜。公園の方が喜んでくれると良いのだけど。(カタクリの管理方法、などチョイチョイ話す。同じ犬種の犬も飼っていて、ササバギンランの咲いている場所を教えてくれたりする。)

ルイヨウショウマの黒実(赤実がある、ということを最近趣味友投稿で知った)なのだが、種子の写真が無いのでもう少し結実して実の写真、種子の観察まで追っていきたい。

9.地植えの状態

種からルイヨウショウマを育てる 地植えの状態
2024/05/20
4枚目の駄温鉢から「ポットや鉢」で特別待遇せず、直植えした株。比較にならない小ささだ。
左に小さい本葉が見える。これは多分実生(種子を直撒きして発芽したもの)と思われる。

ポットで肥料を与えながら管理すれば、発芽2年翌年開花、だが、自然に育つと開花はまだまだ先ということだ。

10.結実しました

種からルイヨウショウマを育てる 結実しました
2024/06/04
種子から育てて3年め。
鉢上げして肥料を与えたものは当然生育が早く、小さいながらも開花して結実した。

1鉢目の届くところにおき、後は「好きそうなところ」に直植えしたいのだが、どこがいいか迷い中。

開花期

収穫期

わたしの育て方

栽培環境は標高1400Mの、八ヶ岳山麓

種子を採種しペットボトル撒き、素焼鉢撒き、直撒きをした。ペットボトル撒きの発芽株の生育が早く、翌年一部開花。直植え組、直植え組も成長は遅いが育っている。

用土は、もともと自生しているので自生に近い腐葉土に、撒く時のみ念のため鹿沼土、赤玉土を混ぜた。2回植え替え。やや薄日の比較的暗めを好むと思われる。自生は針葉樹林隊の落ち葉の中。
肥料:2度目に個別ポット分けしたとき置き肥としてマグアンプを、更に成長したとき土の下にグリーンキングを施肥。(直植えは何もしていない。)

当地では2年めに発芽するので、それまで乾かさない様に管理。冬は外放置でカチコチ冷凍で平気だが、他の場所で春化処理が必要かは未確認。

早く咲かせたい場合は上の様にポットで育てて施肥するが、寒暖の差が激しく乾燥する当地では、直植えの場合は地上部より根の充実を図るため成長は遅いと推察。

水やりや施肥をすれば多少成長は速くなると思うが、それはポット組で行うので、自然な状態にして放置。(極端に乾燥する時は、特に根が十分に発育していない場合、必ず散水する。)
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