ジギタリスハイブリッド“パンサー”。「タネがつかないので開花期間が長く、暑さにも強く長期間楽しめます！」名札標記。夏越し、試行。

24年2月早春、クリスマスローズ盛んな頃、園芸店にロングポットの逞しい異形のラベル苗が現れた。「これは、夏越し出来ますよ」と店員氏の熱心なお誘い。寒気を厭わず伸長続け、4月中旬、丈＝80〜110 cmに達する見事な花穂を抽ちあげた。周囲の大輪エラタム系デルフィニウムの青色魅惑に並ぶとも劣らない存在感。名称“パンサー”からして、余程の自信が窺える。開花盛期と同時に、下方から多数側花枝が抽がる。主花茎と較べて、細く弱い。通常この側花枝にも花を着けて、長期開花を楽しむようだ。名札説明「株元から多くの花茎を立ち上げ一度にたくさんの花を咲かせます。タネがつかないので開花期間が長く、暑さにも強く長期間楽しめます」と、三倍体の強健さを主張。4月、開花盛期を過ぎ、5月初旬から湧き上がる初夏陽気にデルフィニウムの青色魅惑は日々色香衰え、黒枯れに向かう。“パンサー”には、デルフィニウムの避けることのできない黒枯れ老化現象が表れず、緑色若芽発生。この三倍体の生命力に期待して夏越し、試行。
名札説明（転載）。ジギタリスハイブリッド“パンサー”
Digitalis Hybrid “Panther”
ジャパンフラワーセレクションガーデニング部門フワラー・オブ・ザ・イヤー(叢優秀賞)2021受賞品種。強健なハイブリッドタイプのジギタリスです！。
株元から多くの花茎を立ち上げ一度にたくさんの花を咲かせます！。タネがつかないので開花期間が長く、暑さにも強く長期間楽しめます！。
※この植物は食べられません。
開花期：4〜7月（開花時期は地域･環境により異なります）
用途：コンテナ寄せ植え、花壇、ボーダー、鉢植え
育て方のポイント：日当たり・水はけのよい場所を好みます。表土が乾いたら水やりしてください。長期間開花を楽しむため、生育・開花期間中は定期的に液肥を与えてください。咲き終わった花茎を切戻すことで次の花が咲きやすくなります。
タキイ種苗社