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投稿募集 fromテキスト編集部私は誰のためにブドウを作っているのだろうか、とぼやきたくなる。
| 植物名 | ブドウ | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 品種名 | クィーンニーナ、シナノスマイル、紅伊豆 | ||||
| 地域 | 千葉県 | 場所 | 畑 | 栽培形態 | 地植え |
| 日当たり | 日なた（一日中） | 満足度 |
|
||
| ジャンル | 果樹・果物 | ||||
栽培ストーリー（わたしの育て方レポート）
私は誰のためにブドウを作っているのだろうか、とぼやきたくなる。
作成日：2024/08/16
最終更新日：2024/08/16
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1．ブドウ栽培の概要
2024/01/01
この雨避けハウス内には、クィーンニーナ、紅伊豆、シナノスマイルと桃を植えている。
ブドウは、一押しのクィーンニーナを始めとして棚で栽培している。
写真は今年１月の剪定後。
ブドウは、一押しのクィーンニーナを始めとして棚で栽培している。
写真は今年１月の剪定後。
2．雨除けハウスの概要
元々このハウスは花の栽培に使っていたもので骨組みだけ残っていたものを再利用した。
大きさは３８０×５４０cm
ハウス内に単管パイプで棚を作り、当初は天井にビニールを張っただけで良かったが、ハクビシンの被害が出たことからサイドに防獣ネットを張るようにした。
大きさは３８０×５４０cm
ハウス内に単管パイプで棚を作り、当初は天井にビニールを張っただけで良かったが、ハクビシンの被害が出たことからサイドに防獣ネットを張るようにした。
3．天井のビニールが破れ、今年の春に張替え
昨年末に雨よけハウスの天井のビニールが破れたので春先に天井のビニールを張り替えた。
これまでもハクビシンの被害があり、その原因は隙間からの侵入であった。ビニールとネット、ネットとネット、ネットと地際部がリスクが高く、１０～１５cm程度の隙間があれば侵入される。
このため隙間は極力小さくしている。
天井のビニールはコスト面も考慮して１枚物ではなく２枚を張り合わせるため接合部はパッカーで止める。
天井のビニールとサイドの防獣ネットの接合部も同様にパッカーで止める。
ハウスの前後のネットとネットの接合部は結束バンドで留めても良いが、より隙間を減らすために化繊の紐で縫って留めている。
防獣ネットと地面との接地部は隙間ができないように金属製パイプあるいは竹で抑えてＵピンで止めている。
これまでもハクビシンの被害があり、その原因は隙間からの侵入であった。ビニールとネット、ネットとネット、ネットと地際部がリスクが高く、１０～１５cm程度の隙間があれば侵入される。
このため隙間は極力小さくしている。
天井のビニールはコスト面も考慮して１枚物ではなく２枚を張り合わせるため接合部はパッカーで止める。
天井のビニールとサイドの防獣ネットの接合部も同様にパッカーで止める。
ハウスの前後のネットとネットの接合部は結束バンドで留めても良いが、より隙間を減らすために化繊の紐で縫って留めている。
防獣ネットと地面との接地部は隙間ができないように金属製パイプあるいは竹で抑えてＵピンで止めている。
4．完璧だったはずが？
７月に急用があり１泊で帰省した時に同じハウスに植えていた桃が全て食い尽くされました。
植えているのが実家であり１か月に１度程度しか帰らないため初期段階で被害を止めることができない。一度侵入されると食い尽くされてしまう。
植えているのが実家であり１か月に１度程度しか帰らないため初期段階で被害を止めることができない。一度侵入されると食い尽くされてしまう。
5．次はブドウがやられる
桃はブドウより収穫時期が早く、本命のブドウのモニター的な役割がある。ということもあり桃だけならまだ許せるがブドウだけは何とか守りたい。
そのためには侵入経路を特定して対策をしなければならないが。
ハウスの天井のビニールにハクビシンの足跡が残っているが穴はあけられていない。
ハウスの周りをまわって侵入場所を探すが特定できなかったので、これまでの経験値で少しでもリスクのありそうなビニールと防獣ネットの接合部のパッカーを増やして隙間対策をした。
原因がはっきりしないので不安であったが時間もなかったのでやむなく終了。
そのためには侵入経路を特定して対策をしなければならないが。
ハウスの天井のビニールにハクビシンの足跡が残っているが穴はあけられていない。
ハウスの周りをまわって侵入場所を探すが特定できなかったので、これまでの経験値で少しでもリスクのありそうなビニールと防獣ネットの接合部のパッカーを増やして隙間対策をした。
原因がはっきりしないので不安であったが時間もなかったのでやむなく終了。
6．不安が的中
2024/08/12
お盆に帰省して不安のあった雨よけハウスに直行。遠目にハウスの中を見るとブドウの袋が沢山ぶら下がって見えたので大丈夫だったかと一瞬ホットしたが。
ハウスに入ると地面に果実袋が散らばっていたのでヤラレタと実感した。
ハウスに入ると地面に果実袋が散らばっていたのでヤラレタと実感した。
7．ぶら下がっている袋の中は全て空
2024/08/12
ぶら下がっている果実袋の中には実を食べつくされて房の軸しか残っていない。
棚になったままで袋を掛けたブドウの粒だけを奇麗に食べつくすのは脅威です。
棚になったままで袋を掛けたブドウの粒だけを奇麗に食べつくすのは脅威です。
8．侵入経路、場所を探す
2024/08/12
雨除けハウスの入り口部分
天井のビニールとネット、ネットとネット接合部及び入口の扉も異常なし
天井のビニールとネット、ネットとネット接合部及び入口の扉も異常なし
9．雨よけハウスの側面
2024/08/12
ハウスの側面の天井のビニールとサイドのネットの接合部に止めたパッカーにも異常なし
10．雨よけハウスの裏
2024/08/12
雨よけハウス裏のネットとネットを縫い合わせた接合部も異常なし
11．防獣ネットと地面の接地部
2024/08/12
サイドの防獣ネットと地面との接地部も金属製パイプで抑えられてあり異常なし
12．これまでにないハクビシンの強行突破
2024/08/12
前回の７月は時間も無かったので少しでも可能性がある隙間を無くすことに注力したが。
今回はこのまま放置することはできないので時間をかけてじっくり侵入経路、場所を探した。
その結果、入口右の下部の防獣ネットに小さな穴が開いていた。丁度内側に織り込んだネットと重なっていたこともあり穴が開いているのが見えにくい状態であった。
今回はこのまま放置することはできないので時間をかけてじっくり侵入経路、場所を探した。
その結果、入口右の下部の防獣ネットに小さな穴が開いていた。丁度内側に織り込んだネットと重なっていたこともあり穴が開いているのが見えにくい状態であった。
13．空いていた穴（拡大）
2024/08/12
これまでの侵入経路はビニールたネットの接合部の隙間からであったが今回は初めて防獣ネットそのものを破って強行突破された。
ブドウ食べたさの馬鹿力か！
ブドウ食べたさの馬鹿力か！
14．まずは破られたネットの修繕
2024/08/13
２か所の穴を確認。
まずは、ネットの穴を化繊の紐で縫って修繕
まずは、ネットの穴を化繊の紐で縫って修繕
15．今やれる対策
2024/08/13
コストを過度にかけたくないことが前提なのでできることは限られているが。
今回初めて防獣ネットを破られたがこの原因に劣化が影響していると思われる。また、地表の近いところは破りやすいこともあると思われる。
という想定から１．５m幅の防獣ネットを半分に折り２重にして雨よけハウスの裾に取り付けて地際をしっかり固定することにした。
しかし、この結果は来年にならないとわからないので不安は尽きないがしょうがない。
今回初めて防獣ネットを破られたがこの原因に劣化が影響していると思われる。また、地表の近いところは破りやすいこともあると思われる。
という想定から１．５m幅の防獣ネットを半分に折り２重にして雨よけハウスの裾に取り付けて地際をしっかり固定することにした。
しかし、この結果は来年にならないとわからないので不安は尽きないがしょうがない。
16．ハクビシンに食害され残された果実袋の山
2024/08/14
今回ハクビシンに食べつくされて残された果実袋の山。
今シーズンは終わってしまった。
今シーズンは終わってしまった。
17．残されたブドウ一房
2024/08/14
奇跡的に一房のブドウが残されていた。このブドウは果実袋を掛けていなかった。
何故、果実袋を掛けていたものが全てやられて掛けていなかったものが残ったのか？白い袋を掛けているものが美味しいとのハクビシンの条件反射なのだろうか？
ところで皆さんはこの一房のために片道３時間をかけて採りに来ますか？
今年はこれまで。
完敗でした。
何故、果実袋を掛けていたものが全てやられて掛けていなかったものが残ったのか？白い袋を掛けているものが美味しいとのハクビシンの条件反射なのだろうか？
ところで皆さんはこの一房のために片道３時間をかけて採りに来ますか？
今年はこれまで。
完敗でした。
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今シーズンは良いブドウができることを期待していた。
写真は６月末時点のクィーンニーナ
昨年末に雨よけハウスの天井のビニールが破れた。
昨シーズンはハクビシンにハウス内に侵入されていないが、これまでのハクビシンの侵入方法を考慮してビニールを張り替えた。
しかし、期待は裏切られ、ハクビシンはハウス内に侵入してハウス内のブドウは全滅、この失敗の原因と対策についてレポートした。