苗木の植え方（庭木や果樹を庭植えにする）

庭に苗木を植え付ける方法

ウメを例に、苗木を庭に植え付ける手順を紹介します。ポット苗や根巻き苗（根をワラや麻布などで包んである苗）を購入した場合も、基本的な植え付け方は同じです。根巻き苗の場合は、根巻きを外さずに植え付けます。

1.植える場所に苗を用意し、根鉢より一回り以上、大きな植え穴を掘る

2.苗を鉢から抜き、穴の直径と深さを確かめる

3.外側の根が回っている部分をくずす

4.掘り上げた土に、その約3割量の腐葉土を混ぜる

5.植え穴の底に、4の用土の一部を入れる

6.その上に苗を置き、根鉢の上面が地面と同じ高さになるように、苗を据える

7.苗を埋め、残った土で、植え穴の縁の位置を土手状に盛り上げて、水鉢をつくる（下記「水鉢とは？」参照）

8.半日から1日後、水鉢の土を踏め戻して踏む。これで完了

[関連]ウメの植物図鑑

なお、植物によって苗の植え付け適期が異なります。ポット苗に付いているラベルや、みんなの趣味の園芸「植物図鑑」等のカレンダーを参照してください。

水鉢とは？

水鉢は、植えた苗にたっぷり水を与えるための仕掛けです。根鉢と地面のすき間に水がしみ込むように、植え穴の縁の上に土を土手状に盛り上げてつくります。

庭植えの場合の水やりは？

植え付けから約1週間後に、植え付け直後と同じぐらいの量の水をたっぷり与えます。決して毎日与えないことが大切です。適期に植え付ければ、その後の水やりはほとんど必要ありません。