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【藤田流】トマトを200%甘く育てる技

【藤田流】トマトを200%甘く育てる技
(撮影:栗林成城)

家庭菜園で、いちばん人気のトマト。『やさいの時間』4・5月号では、トマトを甘く育てる技について、恵泉女学園大学副学長の藤田智(ふじた・さとし)さんが教えてくれました。その技の一部を、特別に公開します!

 

有機質肥料で甘く、濃厚なうまみに!

 

有機質肥料でトマトを育てると、甘く、うまみが濃い味になるといわれます。決め手はアミノ酸。有機質肥料なら何でもよいというわけではなく、アミノ酸を多く含む肥料を利用すると、うまみのもとになります。特におすすめなのが、魚かす(魚粉)とバットグアノです。追肥には、化成肥料の代わりにぼかし肥300g/㎡を施します。

 

リン酸プラスで甘みがUP!

 

元肥(もとごえ)に施すN-P-K=8-8-8の化成肥料にもリン酸分は含まれますが、リン酸のみを含む単肥(たんぴ)をプラスすると、甘みとうまみがアップします。藤田流では、そもそも熔(よう)リン50g/㎡を加えますが、さらにリン酸分の多い魚かす(魚粉)かバットグアノを100g加えると、よりおいしくなります。

 

プランター栽培で塩水を水やり?

 

プランターで育てるトマトに、週に1回、水やり代わりに濃度2%の塩水を施すと、糖度が約1.5倍になります。塩分によってうまく吸水できず、実は小ぶりになりますが、甘みとうまみが凝縮されるのです。私のゼミの学生は、0~3%まで0.5%刻みで、濃度の異なる塩水を施して栽培実験しました。最もおいしかったのが濃度2%の塩水で、3%では株ごと枯れる結果となりました。塩水を利用した栽培は、畑ではほかの野菜の栽培に影響があるので、おすすめできません。

 

その他の技は、『やさいの時間』4・5月号でお読みいただけます。

 

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『やさいの時間』2023年4・5月号「藤田流 トマトを200%甘く育てる技」より

 

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