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グラスってこんなに秀逸!ナチュラリスティック・ガーデンの秋の主役

グラスってこんなに秀逸!ナチュラリスティック・ガーデンの秋の主役
秋の夕日に照らされて黄金色に輝くグラス。風に揺れるその姿は、胸にしみる美しさ。10月号で詳しく紹介しているカラマグロスティス‘カール・フォースター’(撮影/大泉省吾 撮影協力/十勝千年の森)

新しい庭のスタイルとして今注目を集めている「ナチュラリスティック・ガーデン」。『趣味の園芸』10月号ではその植栽手法と魅力を徹底解剖すべく、大特集を組みました。ナチュラリスティック・ガーデンにおいて、秋の主役は、断然グラスとシードヘッド。風情のある草姿、ユーモラスなタネの形など自然の造形美には驚かされることばかりです。ガーデナーの新谷みどりさんに、グラスの魅力を教えていただきました。

 

グラスとは・・・ススキなどのイネ科や、カヤツリグサ科などの植物。主に庭で草姿を観賞する。

 

【グラスの魅力1】「光と風」を表現

 

グラスが地味だなんて、とんでもない! 細い葉先が夏の強い光を受けてキラキラと輝いたり、茶色く乾いた葉や穂が秋の夕暮れに赤銅色に照らされたり、季節ごとに光の美しさを堪能できるのは、グラスならでは。夏から秋にかけて、背丈が伸びて穂が上がり、ドラマチックに変化していく様子も見どころ。また、高く伸びて群生した草が、ザーッと風になびく音も耳に心地よいものです。

 

【グラスの魅力2】「庭」と「自然」をつなぐ

 

欧米では、以前からグラスを植栽に取り入れ、「自然への憧れ」を表現してきました。人の手で整えられた「庭」と、植物が自由に繁茂する「自然」をゆるやかにつなぐ役割を果たすのが、グラスなのです。特にススキの人気が高く、世界各国で育種され、数多くの品種が登場してきました。日本には古くからススキを飾ってお月見をする文化がありますが、そんな情緒をもつ日本の心を誇らしく思います。

 

【グラスの魅力3】とにかく育てやすい

 

基本的には丈夫で育てやすく、あまり手がかからないのも魅力。とはいえ、環境との相性があり「合う、合わない」がハッキリしているのもおもしろい点です。同じ品種でも、日なたでは大きくモリモリ育つのに、半日陰ではスッキリ華奢な草姿になるなど、環境によって育ち方が違います。
グラス類は種類も品種も多種多様なので、イメージに合うものがきっと見つかるはずです。

テキストに掲載の「お役立ちグラス 目的別おすすめ5種」も参考にしてください。

 

『趣味の園芸』2023年10月号「ナチュラリスティックな庭の宝物 珠玉のグラス&シードヘッド」より

 

▶植物図鑑 グラス類の植物


▶関連記事 話題の「ナチュラリスティック・ガーデン」とは、結局どんな庭のこと? 「ナチュラルガーデン」とどう違う?

 

▼この号に掲載されています

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『趣味の園芸』2023年10月号

今世界的に注目を集めている"ナチュラリスティック・ガーデン"を、趣味の園芸テキストとして初特集。この新しい植栽手法の魅力や庭への取り入れ方、おすすめの植物まで、一年を通して「輝く庭」の秘密を徹底解剖します。注目特集はラベンダー。暖地でもうまくいくヒケツを伝授。稲垣吾郎さんの「グリーンサム」第7回のテーマはバラ。

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