キノコ栽培のプロに聞く!最高においしいキノコの食べ方【やさいの時間12・1月号こぼれ話】
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『やさいの時間』12・1月号の巻頭特集では、「冬の室内でもできる! らくらくキノコ栽培」として、さまざまなキノコの栽培方法を紹介しています。誌面で紹介しきれなかった内容を取り上げる「こぼれ話」では、キノコ栽培のプロである富士種菌の相場翔平さんに、絶品キノコ料理を教えてもらいました。
とれたてシイタケは刺身が美味!
「自分で育てたとれたてのシイタケは、風味も食感も格別。そのおいしさを最大限味わえるのが、お刺身です」とは、相場さん。とはいえ、キノコを生で食べるとお腹を壊すので、食感が残る程度にサッとゆでるとよいそう。ワサビじょうゆなど、好みの調味料でいただきます。ツルンとした食感と、シイタケの香りが絶品です。
シイタケは石づきを切り落とし、かさと軸を切り離す。かさは3mm厚さの斜めそぎ切りにする。熱湯で30~60秒間ゆでて氷水にサッとくぐらせ、ざるに上げてからいただく。(撮影/渡辺七奈)
※火の通りが不十分だと感じるときは再度ゆでてください。
シイタケは、軸入りカレーにしても!
シイタケを調理するとき、「この料理に軸は使いたくないけど、捨てるのはもったいないな」と思ったことはありませんか? 「軸を細かく切るか、薄切りにしてカレーに入れると、風味が出ます。かさも入れると、だしが出るのでさらにおいしくなりますよ!」と、相場さん。実際に作ってみたら、シイタケ効果でカレーのうまみが格段にアップしました。今後はぜひ、軸も捨てずに活用してくださいね!
普段作っているカレーに、切ったシイタケの軸を入れるだけ。相場さんいわく、カレーにはほかに、スライスしたエリンギもよく合うそう。(撮影/渡辺七奈)
ナメコは炒め物、エリンギは鍋物にもおすすめ
ナメコといえば汁の実やそばの具などが定番ですが、「食べごたえがあっておいしいのは炒め物」と、相場さん。「自分で育てる場合は、大きくしっかり育てて、バターしょうゆ炒めにしてほしいです」という。ツルツル&コリコリの食感がバツグンです。
また、ボリューム感のあるエリンギは、縦にスライスして鍋に入れると美味。アワビのようなコリコリ感を楽しめますよ。
この冬は、いろいろなキノコを自分で育てて、たっぷり味わってくださいね!
●教えてくれた人
相場翔平(あいば・しょうへい)/富士種菌研究開発室取締役部長。シイタケをはじめとするキノコの種菌製造、販売、栽培技術指導を行っている。
次回の「こぼれ話」は、次号2・3月号に関連して、1月下旬に公開予定です!
▼これまでのこぼれ話はこちらからお読みいただけます
『やさいの時間』編集部によるテキストこぼれ話。誌面で紹介しきれなかったお役立ち情報を、ウェブサイト「みんなの趣味の園芸」で公開!【不定期公開】
冬の室内でもできる、さまざまなキノコの栽培方法を大特集!室内&原木栽培を徹底攻略。キノコ栽培の保存版です。「教えてこなくてすみません!当たり前テクニック」では、毎号の栽培ページに載せきることができなかった基礎知識やテクニックを紹介。冬の間に基礎力をアップしましょう。畑では、ミニダイコンに挑戦。インドアで手軽にできる野菜栽培も。