トピック&ニュースグリーンライフに役立つ最新トピック&ニュースをお届け!

ニコラス・レナハンさんに教わる庭づくり はじめの一歩の踏み出し方

ニコラス・レナハンさんに教わる庭づくり はじめの一歩の踏み出し方
(撮影/横田秀樹)

今回、庭づくりを教えてもらうのは、今、注目の景観デザイナー、ニコラス・レナハンさん。ガーデニングの本場・イギリスから来日して24年。イギリスと日本の違いも、それぞれの魅力も熟知したニコラスさんが生み出す庭は、居心地のよさが魅力です。

 

「一度植えたらやり直しがきかなそうで不安...」「植物のお世話が大変そうで...」とためらっている方に、気軽に「庭づくり」を楽しむための心構えを、レナハンさんにアドバイスいただきました。

『趣味の園芸』4月号から、一部を抜粋してご紹介。

 

「育たない=失敗」ではない!

 

植えた植物が元気に育たないのはプロでもよくあること。これは庭づくりの過程であって、失敗ではありません。植物も環境に慣れるには時間が必要。しばらく様子を見て、うまく育ちそうにないと感じたら、ほかの場所に植え替えればOK。

ただ、同じ失敗を繰り返さないよう、うまくいかなかった原因は、メモに残しておきましょう。日当たり、土壌、周囲の植物など、観察すると何か理由が見つかるはずです。

 

植え替えは3回まで

 

日なたに植えてぐったりしていたら、木漏れ日がさす木の下に。それでも回復しないなら、もう少し日陰に。私は3回まで場所を変えてチャレンジしています。

それで育たなかったら、庭の環境が適していないと判断。次は別の植物を植えるようにします。

 

植物の生きる力を信じて

 

植物の管理で大変なのが水やり、と思っていませんか? 来日当初、日本人はなんでこんなに水やりするのかと驚きました。植えつけ後2週間は、根を土になじませるための水やりが必要ですが、その後の水やりは基本的には不要。雨が降らず土がカラカラに乾いたときくらいでかまいません。

しっかり根づいたら、植物は自分の力で根を深く伸ばしていきます。むしろ、水やりのしすぎで根を腐らせてしまうことも。同様に肥料の施しすぎも禁物。過保護にすると、植物自身がもつ力が弱まってしまいます。

 

「うちにもすてきな庭があったらなあ」。その気持ち、今年こそ形にしてみませんか。小さなスペースでも理想の庭は実現できます。4月号では、自分好みの庭づくりを叶えるための方法を、4つのステップでわかりやすく紹介しています。

 

ニコラス・レナハン 景観デザイナー

スコットランドのエジンバラ出身。シェフィールド大学で景観設計の学位を取得。マッキントッシュ建築スクールにて、建築学の実務を完了。王立植物園(エジンバラ)でガーデンデザインを学ぶ。2001年に来日。関東を拠点に、公共施設や個人邸の庭など幅広く手がけている。

 

『趣味の園芸』2024年4月号 「4つのステップでカンタンに! 庭づくり はじめの一歩の踏み出し方」より

 

▼この号に掲載されています

202404e_01.jpg

『趣味の園芸』2024年4月号

春の園芸スタート号! 庭・ベランダ・室内、場所別に、はじめ方、管理のコツ、園芸ライフの楽しみ方など盛りだくさんの内容でお届けします。宿根草ガーデン、インドア栽培、つるバラほか、新たな連載も始まります。2024年度の「グリーンサムへの12か月」は乙葉さんが登場。抽選で172名様に当たる、愛読者スペシャルプレゼントも!

NHK出版で購入する | Amazonで購入する

 

会員登録がお済みの方は

会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。

ピックアップ
新着日記写真
6月の終わり…♪
2024/06/30
ミディ胡蝶蘭と🎁
2024/06/30
悪魔?!
2024/06/30
なんだかんだで...
2024/06/30
今日の庭☔️
2024/06/30
ミラクリン
2024/06/30
定期購読
投稿募集中 from テキスト編集部
見て見て!お気に入りの花

見て見て!お気に入りの花
自慢の植物・庭の写真を募集中!

みんなのマルシェ

みんなのマルシェ
自慢の畑・野菜の写真を募集中!