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ヒマワリのタネまきと、管理のポイント

ヒマワリのタネまきと、管理のポイント
(撮影/田中雅也)

夏空に映えるビタミンカラーのヒマワリ。驚きの速さで育ち、見ているだけで元気に。タネをまいて2か月で花が楽しめます。タネまき栽培の名人、島田有紀子さんに教えていただきました。『趣味の園芸』6月号より、一部抜粋してお届け。

 

花壇へのタネまきは、4月中旬~7月上旬が適期

 

●準備

ヒマワリは直根性で移植を嫌うため、花壇なら直接タネをまくのがおすすめ。タネまきの1週間前に、1㎡当たり完熟堆肥と腐葉土を各5kg、苦土石灰100g、元肥(化成肥料100g)をまき、深さ30~40cmまで耕しておきましょう。

 

●タネまき

1か所に2~3粒ずつ、とがったほうを下に向けて約1cmの深さにまき、水やりします。株間は品種により異なるのでタネ袋で確認しましょう。タネは大小さまざまな大きさがあります。小さいものは横向きにまいてもOK。

 

管理のポイント

 

●水やり

発芽までは土が乾ききらないように、発芽後は乾いたら水やりします。

 

●間引き

本葉どうしが触れ合うようになったら、生育のよいものを残して1本に間引きます。

 

●追肥

本葉が出たら、週に1回、規定よりも薄めの液体肥料(N-P-K=6-10-5など)を施します。本葉4枚くらいになったら週に1回、規定倍率で施します。

 

●支柱立て

高性種は成長が早く倒れやすいので早めに支柱を立てます。花が重く下を向くので、花首の下で誘引を。

 

●マルチング 

梅雨時期は泥はねや過湿による病気を防ぐため、株元を腐葉土やバークチップで厚さ3~5cmにマルチングします。鉢植えは花台などにのせましょう。

 

6月30日(日)放送の「趣味の園芸」(Eテレ・午前8:30~)では、ヒマワリの育て方と、さまざまなタイプの品種を紹介します。テキスト6月号とあわせてご覧ください。※2022年6月26日の再放送

 

講師/島田有紀子(しまだ・ゆきこ) 咲くやこの花館

タネまき栽培の名人。変わり葉ゼラニウムやペラルゴニウム研究の第一人者でもある。著書に『12か月栽培ナビDo 花苗をふやす タネまき・さし木・株分け』(NHK出版)など。

 

▼放送予定

「趣味の園芸」選 ワクワクが止まらない! ヒマワリ

放送 6月30日(日)午前8:30~8:55 Eテレ

再放送 7月5日(金)午後2:10~2:35 Eテレ

※2022年6月26日の再放送

趣味の園芸 番組ホームページ(NHK)>

※特別番組などにより、放送が変更・休止になる場合があります

 

▼この号に掲載されています

202406e_01.jpg

『趣味の園芸』2024年6月号

改めて知りたいアジサイ栽培の基本、最新品種、今年行きたいアジサイ名所からヤマアジサイまで。 また、この時期頼りになるカラーリーフで、庭の日陰を明るく心地よい空間に一変させる方法も紹介。盛夏の宿根草ガーデンにおすすめのフロックスにも注目。「猛暑に勝つ!」シリーズ、アジサイ苗の読者プレゼントも!

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