【野菜作りのQ&A】エダマメの大敵、カメムシを防ぐ方法は?
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『やさいの時間』の「みんなのマルシェ」のコーナーでは、おなじみの講師が読者のみなさんからいただいた野菜作りに関するお悩みにお答えしています。6・7月号から、エダマメについてのQ&Aをご紹介!
エダマメがカメムシの被害にあいます。防虫ネットのトンネルがけ以外に防ぐ方法は?
カメムシは、エダマメの大敵です。発生すると、さやが吸汁され、豆が入らなかったり、豆が変形したりします。被害がひどい場合は、さやが落ちてしまうこともあります。カメムシは種類が多いですが、エダマメを食害するのは、イチモンジカメムシのほか、ホソヘリカメムシなどです。
まずは、カメムシの発生源を減らしましょう。畑の周囲に雑草や落ち葉がないか確認し、あれば片づけます。
多発する時期(梅雨明け〜8月下旬)と、さやがつく時期が重ならない品種を選ぶのも一案です。おすすめは、4月まきの早生(わせ)種と、7月まきの晩生(おくて)種です。
コンパニオンプランツを利用する方法もあります。2列まきにしたエダマメの隣の列に、パセリを植えると、においによるカメムシの忌避効果が期待できます。タネからでは成長が間に合わないので、パセリは苗を植えつけましょう。
教えてくれた人/根本 久(ねもと・ひさし)
園芸病害虫防除技術研究家、農学博士。1950年東京都出身。埼玉県園芸試験場、埼玉県農林総合研究センター水田農業研究所長、天敵利用研究会代表などを歴任。「初めてでも失敗しない」栽培メソッドに定評がある。『迷わず解決! やさい病害虫ハンドブック』(NHK出版)など著書多数。
『やさいの時間』2024年6・7月号「みんなのマルシェ」より
▼この号に掲載されています
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