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人も植物も! 快適に暮らす夏バテ対策

人も植物も! 快適に暮らす夏バテ対策
上の写真は、じつは夏バテ対策をしています。どんな対策をしているでしょう?(答えは『趣味の園芸』7月号114~115ページ)(写真/田中雅也)

夏は花数が減ったり成長が遅くなったりと、草花も夏バテする季節。特に熱がこもりやすいベランダは過酷な環境になります。7月21日(日)放送の「趣味の園芸」(Eテレ・午前8:30~)〈乙葉 グリーンサムへの12か月〉では、人も植物も快適に暑さを乗り切る方法を紹介します。『趣味の園芸』7月号より、一部を抜粋してお届け。

 

ベランダはつらい環境

 

人間と同様、夏は植物にも過酷な状況となります。特にベランダはつらい環境なのです。ベランダは強い太陽熱をため込んだコンクリートに囲まれ、熱が逃げません。さらに夜も温度が下がりにくくなります。また、乾燥しすぎたり、逆に風通しが悪く高温多湿の環境になったりすることも特徴です。

 

夏バテの主な原因は

 

夏バテすると葉が変色したり、葉先が枯れてきたり、落葉したりし、最悪の場合は植物が枯れてしまいます。 

夏バテの主な原因は、高温による光合成の低下や、暑さや一時的な水切れが原因による根の傷みから起こる根腐れです。根腐れをすると根からの吸水量が減って用土が乾きにくくなり、鉢の中が蒸れてしまいます。また、水が十分に吸収できなくなるため、葉内の温度調節ができず、葉の変色や傷みが発生します。 

植物の生育には光が必要ですが、夏は強い光を避け、できるだけ植物の生育適温に近づけて、暑さを快適に乗り切らせましょう。

 

エアコン室外機の吹き出し口から遠ざける

 

室外機の熱風は植物を弱らせます。また、吹き出し口のすぐ前に鉢を置いて送風を遮ると、エアコンの効率や性能も妨げられます。鉢植えはなるべく吹き出し口から遠ざけましょう。

 

7月の講師/渡辺 均(わたなべ・ひとし) 千葉大学環境健康フィールド科学センター

同センター教授。北海道出身。千葉大学園芸学部卒。北海道大学大学院農学研究科修了。博士(農学)。専門は花き園芸学。苗生産、薬用植物・健康機能性植物の研究に取り組む。

 

▼放送予定

「趣味の園芸」乙葉 グリーンサムへの12か月 ④人も植物も! 快適に暮らす夏バテ対策

ミニコーナー:源氏物語の花⑦

放送 7月21日(日)午前8:30~8:55 Eテレ

再放送 7月26日(金)午後2:10~2:35 Eテレ

趣味の園芸 番組ホームページ(NHK)>

※特別番組などにより、放送が変更・休止になる場合があります

 

▼この号に掲載されています

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『趣味の園芸』2024年7月号

観葉植物と仲よく暮らすための大特集! ずっと美しく育てていくためのノウハウやレスキュー法、サイズ別おすすめ品種や、お手本となる暮らし方も紹介。夏の環境が変わりつつある今、秋に花を楽しむアサガオとヒマワリの新提案、「猛暑に勝つ」「グリーンサム」では真夏の園芸アドバイスをお伝えします。年々人気が高まっている南半球プランツの栽培のコツも。

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