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観葉植物の水は替えずに「減ったら足す」を繰り返すのがポイント!

観葉植物の水は替えずに「減ったら足す」を繰り返すのがポイント!
水ざしはほとんどの観葉植物でOK! それぞれの名前は7月号に掲載(撮影/田中雅也)

ほとんどの観葉植物で楽しめる「水ざし」。水ざしは、切り取った茎を水にさして、葉や茎、根の姿を身近で楽しむ方法です。『趣味の園芸』7月号掲載「インドア栽培 AtoZ」第4回より、水ざしのポイントを、一部抜粋してお届けします。

 

水は替えずに「減ったら足す」を繰り返す

 

水の量は少なめで、毎日替えないのがポイントです。管理は「水道水」が最適。水道水はカルキを含み、腐りにくいのが利点です。水を入れ替えると茎が動き、発根が遅れるので、水道水をつぎ足しながら育てます。

 

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水量はここまで(撮影/田中雅也)

 

深さは茎の一番下の節がつかる程度。水を入れすぎると酸欠になり、発根しづらい。水は入れ替えず、減った分だけつぎ足す。

 

「切り戻し」と「あく抜き」で発根促進

 

水ざしの適期は生育期の5~10月です。茎を切るときは、ハサミで切ると切り口の組織がつぶれるので、カッターなどで切り戻し、水を吸いやすくします。

次に切り口から出たあく(樹液)が固まらないように、「あく抜き」をして乾かします。あく抜きは、切り口を水に浸して、あくを出します。5分たったら取り出し、キッチンペーパーの上に置いて、茎が柔らかい種類なら30分程度、堅い種類なら1日乾かします。その後、コップに水道水を入れて、水さしを楽しみましょう。7月号で詳しく紹介しています。

 

●連載「インドア栽培 AtoZ」

気軽に植物を暮らしに取り込もうと、室内で植物を育てたいという園芸ファンが多くなりました。熱帯植物栽培家の杉山拓巳さんが、さまざまな植物を室内で育てるためのテクニックを毎月紹介します。

 

杉山拓巳(すぎやま・たくみ) 熱帯植物栽培家

愛知県で熱帯植物の生産を行う。ビカクシダをはじめ、ティランジアやアンスリウム、ホヤなどに造詣が深く、育種も手がける。SNSで栽培に関する情報を発信中。著書に『観葉植物 パーフェクトブック』『12か月栽培ナビNEO ビカクシダ』(NHK出版)など。

 

『趣味の園芸』2024年7月号  インドア栽培 AtoZ「人気のシダ植物は「置き場」がキモ!」より

 

▼この号に掲載されています

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『趣味の園芸』2024年7月号

観葉植物と仲よく暮らすための大特集! ずっと美しく育てていくためのノウハウやレスキュー法、サイズ別おすすめ品種や、お手本となる暮らし方も紹介。夏の環境が変わりつつある今、秋に花を楽しむアサガオとヒマワリの新提案、「猛暑に勝つ」「グリーンサム」では真夏の園芸アドバイスをお伝えします。年々人気が高まっている南半球プランツの栽培のコツも。

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