おいしくてヘルシー！ケールは収穫期間が長く、コスパも最高

（撮影／栗林成城）

「苦い、青くさい」は昔の話。最近はおいしいケールがたくさん登場しています。それに、今、植えつけると冬まで繰り返し収穫できます。8月25日（日）放送の「やさいの時間」（Eテレ・午前8:00～）ではケールの栽培法を紹介。おいしくてコスパ最高のケールを育ててみませんか。『やさいの時間』8・9月号より、一部抜粋してお届け。

ケールは品種が豊富、青汁だけじゃない！

ケールが注目を浴びたのは、1990年代のこと。当初は青汁の材料として知られていましたが、サラダなどに向く品種が続々と登場し、おいしい葉もの野菜として認知されるようになりました。暑さ、寒さに強く、育てやすいので、数株あれば、春までたっぷり食べられます。

夏の植えつけは暑さを避けて

高温と乾燥によって植え傷みを起こしやすいので、できるだけ気温の低い時間帯に作業し、乾燥を防ぐ対策をとります。

苗の植えつけは、気温が比較的低い朝か夕方に行います。真夏の強い日ざしと高温は、苗を傷めるだけでなく、人にとっても大きなダメージとなるので、炎天下の10～15時は作業を避けましょう。

夏の植えつけには、十分な水分が必要です。植えつけの前後に合計3回水やりし、乾燥を防いで活着を促します。強い水流は苗を傷めるので、はす口をつけたジョウロで、株元を中心にやさしく水をかけます。

放送とテキストで詳しく紹介します。

講師／藤田 智（ふじた・さとし）

恵泉女学園大学副学長、人間社会学部教授。秋田県生まれ。学生や社会人を対象とした家庭菜園指導の第一人者。「初めてでも失敗しない」栽培メソッドに定評がある。『はじめてでも大収穫！ 野菜づくり超入門 春夏編』（NHK出版）など著書多数。

▼放送予定

「やさいの時間」 しづか&太陽のベジ・ガーデン〈おいしいぞ！ ケール〉

【放送】8月25日（日）午前8:00～8:24 Eテレ

【再放送】8月27日（火）午前11:05～11:29 総合テレビ

【再放送】8月31日（土）午前6:00～6:24 Eテレ

▼この号に掲載されています

『やさいの時間』2024年8・9月号

【秋野菜は今が始めどき号】ダイコン、カブ、ハクサイのタネまき、植えつけ適期は、8・9月です。漬物文化と切っても切れない関係のこの定番野菜を、知って、育てて、漬けて、楽しみつくしましょう！「しづか＆太陽のベジ・ガーデン」ではケール、テーブルビートに挑戦。「さすてな菜園プランター」はチンゲンサイ＆パクチョイ、茎ブロッコリー＆リーフチコリーを育てます。「里山菜園 有機のチカラ」では、"耕さない"ダイコン栽培を伝授します。

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