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菜園計画を立てるときは連作障害を避けるプランを

菜園計画を立てるときは連作障害を避けるプランを
接ぎ木苗(撮影:丸山 滋)

冬の間にやっておきたい菜園計画。プランを考えるときに気をつけたいのが「連作障害」です。恵泉女学園大学人間社会学部教授の藤田 智(ふじた・さとし)さんに、連作障害について教えてもらいました。

 

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野菜作りの宿命、連作障害とは?

 

同じ場所で同じ科の野菜を続けて栽培していると、育ちが悪くなったり、病気にかかりやすくなったりします。これを「連作障害」といいます。原因としては、土壌中で特定の病害虫が増えることや、特定の養分が不足することなどが挙げられますが、これらを防ぐには、科ごとに作付けする場所を変える「輪作(りんさく)」を基本にすることです。

 

まずは、菜園全体を4~5つの区画に分け、科ごとにローテーションさせます。こうすることで、年ごとのレイアウト設計がしやすくなります。限られた面積で連作が避けられない場合や、前作で何を育てていたかわからない市民農園などでは、連作障害に強いつぎ木苗(病気に強い野生種を台木にした苗。野菜ではナス科とウリ科の果菜類で多く出回っている)や抵抗性品種(病害虫に対し抵抗性を持つ品種のこと)の利用も検討するとよいでしょう。

 

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『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2022年2・3月号 選 あかね・太陽のベジガーデン「菜園計画」より

 

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