みなさんおはこんばんちわ今日は皆さんにスミレの花の部位の名前と仕組みについて基本のスミレ マンジュリカちゃんの写真を用いてレクチャーいたしやす。スミレちゃんがネタの時はふざけないで参りますので皆さま心して私のレクチャーを見てくださいよ。
その前に、、、スミレとはスミレ科スミレ属の日本の至る所で見られる通常すみれ色と形容される紫色の五弁の花をつける植物です。スミレにはその他 白、赤、ピンク、空、オレンジ、黄などの花色があります。日本にはそのスミレが60種(細かく分類すれば220種類)存在し私を含め世界のスミレ愛好家にとって垂涎の的であることは確かでしょう。日本に生まれた事がこんなに光栄で幸せに思える事は他にありません。
私の愛読書であるスミレハンドブック(山田隆彦著:文一総合出版)によると
「スミレ科には23属約800種があるといわれているが、大半の属は木であり約500種が木本である。」
と書かれています。植物には草本(そうほん)と木本(もくほん)があり、その違いは木本には年数に準じて幹が太くなる性質があり、輪切りにするとそれが年輪として現れます。
対して草本の茎は年数に準じては太くならず中は緑色をしています。つまりスミレ科は大部分が木なのです。しかもスミレの花に見られる可憐さは微塵もないようなのです。
それでは解説に参ります。
①:正面図
スミレの花弁5弁の内上二枚は上弁(じょうべん)、横二枚が側弁(そくべん)、下一枚が唇弁(しんべん;別名:下弁[かべん])と呼ばれています。
これらの弁の形は非常にバラエティに富んでおり、同一種内でもかなり異なる個体が存在します。この事がスミレの同定を困難にしています。続いて「側弁基部の毛」ですがこれは毛がある種と無い種がありスミレ同定のかなり重要なファクターです。マンジュリカちゃんにはしっかりとあります。柱頭はめしべの頂部の事を指します。めしべは柱頭、花柱、そして一番重要な子房で構成されます。スミレちゃんは外からこの柱頭が見える種と見えない種があります。これも重要なファクターです。最後にスミレちゃんだけが特別にこう呼ばれている紫条(しじょう)。紫条とは花弁の表面に流れる筋です。紫条はどのスミレにも必ずありそのスミレを特徴付けてます。弁が紫でもうっすらと見えます。ビオラの場合「ねこのヒゲ」と呼ばれていましたっけ?正解はコメントにてお待ちしております。
②:側面図
基本は正面図と同じです。蕚片と花柄はどの花にもあるので説明しませんが距(きょ)はある植物が限られています。イカリソウ、ムラサキケマン、オダマキ、ツリフネソウ、インパチェンスetc...
ビオラ、パンジーにもあります。スミレちゃんとビオラの距の違いはビオラは唇弁を引っこ抜くと距も一緒に抜けますがスミレちゃんの場合唇弁を引っこ抜いても距は抜けません。距の役割については虫媒花であり花粉を虫に運んでもらう為の餌である蜜が入っているらしいです。距の長さの違いは花粉を運ぶ虫の違いなんでしょうね。話がそれますが虫媒花の花粉がアレルギーを引き起こさないかというとそういうわけではないようです。至近距離でクンカクンカして花粉が鼻にダイレクトで入ると虫媒花の花粉もくしゃみや鼻水を誘発します。
いかがでしたか?皆さんほどのプロになれば「距」ぐらいはご存知でしょうが「紫条」はご存じない方が多かったんではないでしょうか?
それではバイナラ
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