菊花展のシーズンを迎えました。これから約1か月、全国各地で菊花展が開催されます。
オフィス近くの明治神宮でも11月23日まで菊花展が開催されているので、早速、今年のキクを見にいきました。参道にはキク園芸家が丹精した大小さまざまなキクが展示され、訪れた参拝者や外国人の目を引いていました。
菊花展の管理を担当する明治神宮林苑担当の沖沢さんにお話を聞いたところ、今年は夏が酷暑だったことからキクの花芽が遅れ、キク園芸家はずいぶん管理に気を配っていたとのことでした。また関東では10月下旬にようやく涼しくなってきたことから、開花がずいぶんと進んだようです。
キク園芸の面白さは、小さなキクの草苗からスタートして、限られた時間の中でかたちを仕立て、開花のタイミングを合わせるところです。栽培期間は大ギク三本仕立てなら半年余り、コンパクトな福助づくりやダルマづくりならば5か月ほどですが、大掛かりな懸崖づくりだと1年3か月を要するとのことです。しかも開花をきれいにあわせるのですから、その手入れたるや相当なものです。
キク園芸家の思いがこもった菊花展、ぜひ皆さんも足を運んでみてください。
(元『趣味の園芸』編集長 原田)
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<11月5日メールマガジンにて配信>
【元編集長のひとりごと】は、メールマガジンとFacebookページに掲載中の、『趣味の園芸』テキスト元編集長 原田による園芸エッセイです。
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