長野県茅野市にあるバラクライングリッシュガーデンが開園25年目を迎えています。
オーナーのケイ山田さんがファッションの研究で渡ったイギリスでイングリッシュガーデンに魅了され、蓼科山(たてしなやま)が見える地で同じように造ろう、というところから始まったガーデン造りでした。
「1990年初夏、日本で初めてのイングリッシュガーデンとしてオープンいたしました。当時はノウハウも植物も資材もなく、ガーデンを造るためにイギリスから技術者を呼び、材料を取り寄せるなど、本当に大変でした。その後1998年、東京国際フォーラムで行われた英国祭UK98に出展したとき、多くのお客様がお越しになり、イングリッシュガーデンの広まりを実感いたしました」(ケイ山田さん)
スタートから3年くらいはコガネムシ、カミキリムシなどにずいぶん悩まされたとのことですが、その後、植物が増え、害虫の天敵なども増えて落ち着いたとも語っていました。
冬、雪は少ない一方でマイナス20度のしみいる寒さ、夏は30度を超えるものの蒸し暑さはないという蓼科高原。東京とは植物の状況が1か月、ずれていて、6月中旬からオールドローズなどが見ごろになります。ゼロからスタートして、毎年、手入れを続けた成果は、バラと草花が織りなす美しいガーデンとして結実しています。
▼ バラクライングリッシュガーデン
http://barakura.co.jp/
(写真)25年の歳月を重ねて美しいガーデンに!
(写真)何もなかった造園前の様子
(写真)ガーデンを彩るポールズ・ヒマラヤンムスク
(写真提供:バラクライングリッシュガーデン)
(元『趣味の園芸』編集長 原田)
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<6月9日メールマガジンにて配信>
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