トンボの幼虫をヤゴって呼ぶのに、なんでセミの幼虫に名前がないのか不思議に思っている園芸日記担当の倉重です。新潟出身の担当Nに聞いてみたら、「セミの抜け殻をモズの抜け殻って言うんで、幼虫はモズじゃないですかね」と教えてくれました。しかし、他の人は「そんなの知らない!」。もしかしたら超ローカルな表現なのかもしれません。
さて、週末に高城山へ行ってきました。今年はこれで3回目です。今回は「しただ郷自然くらぶ」の観察会と植物ガイドブック制作のお手伝いです。
今日の話題63 オオカメノキの葉も食べていた
お盆(旧盆)前は花の端境期ですが、今回の高城山で一番目立っていたのが。リョウブでした(写真左)。穂咲きの白い花を咲かせる落葉樹で、新芽の赤や樹皮がきれいなので最近は庭植えにもされます。昔は若芽を保存して、飯の増量材(糧 かて)として使用しました(と書いてあります)。
次はツツジの中では超晩生のオオコメツツジ(写真中央)。ヤマツツジの仲間では、ごく小さな白い花を咲かせる風変わりなツツジです。花が白くて米粒みたいなので、米躑躅なんでしょうね。「大」がつくので、コメツツジよりも花も葉も大きく、写真でお分かりになるでしょうか?葉の中央脈とそこから分かれる2本の支脈、その3つの脈が目立つのが特徴です。
最後はガマズミの仲間のオオカメノキ(写真右)。新潟には多い木です。5月に花が終わると、すぐに赤い実がなり、もう少しすると熟して黒色に変化します。紅葉もきれいです。新潟県内の江戸時代の記録を調べていたら、この葉も飯の糧として利用していたことが分かりました。その他にも、ナナカマド、オオウバユリカタクリ、ウワバミソウなどの葉は菜として利用されていました。結構いろいろ食べてたんですね。
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おはようございます。
返信する庭に畑に、三週間以上ぶりの雨が嬉しくて~!
朝から外に出て写真を撮っていました。
「リョウブ」の花が我が家にも~1m位の高さになりました。
(購入した理由が思い出せない)
セミの抜け殻は夫も私も「モゾ」と言っていました。
県内の山を中心に登る夫に聞くと、
コメツツジは見たことはあるそうです。
私がオオカメノキ(ムシカリ)は裏山にあると言ったら、
夫に「ガマズミ」だと言われてしまいました。
並べてみないと区別できない私(笑)
でもちょっと違うみたい~と写真を撮ってみましたが、
川の対岸で雨上がりの裏山近づくには…
晴れたら解決できると思います。
hanura様
返信するおはようございます。いつもコメントをありがとうございます。降ればどしゃ降り。すごい雨ですね。
セミの幼虫の名前、他の職員にも聞いてみましたところ、大御所から、「モズかモゾだな」とありましたので、この地域でこんな名前で呼ばれるようですね。
リョウブはアメリカのあまり大きくならない2mくらいアメリカリョウブもあります。ショッピングのページでも紹介されていましたが、紅色のきれいな品種もあります。
オオカメノキの葉は、大きくて丸いので(名前の由来)、すぐに分かりますよ。植物園の周辺では、ガマズミ、ミヤマガマズミ、オオカメノキ、ヤブデマリが生えています。
こんばんわ。更新早いですね。
返信するナナカマドしか私の知っている木が出てこなかったのですが、食べていたんですね、江戸時代の新潟県民は。
お話をうかがっていると、高城山っていろんな種類の木があって魅力的ですね。登山道ではない山の中を分け入って探してる!?なんてことはないのですよね。
涼しくなったら登ってみようかな。
グレープ様
返信するコメントをありがとうございます。新潟は大変な雨だったようですね。帰省しておりましたが、ニュースで報道されていたのを聞きました。 オオコメツツジ以外は新津でも見られますよ。道沿いに普通に生えています。高城山は紅葉の季節が良いかもしれません。
他の地域でも江戸時代に何を食べていたかを調べたことがありますが、えぇ~というものもありました。いつか紹介したいと思います。
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