「大豪丸」エキノプシス属

植物名 サボテン
品種名 「大豪丸」エキノプシス属
地域 東京都 場所 栽培形態 鉢植え
日当たり 日なた(1~3時間) 満足度
ジャンル 多肉植物・サボテン

栽培ストーリー(わたしの育て方レポート)

「大豪丸」エキノプシス属

「大豪丸」エキノプシス属

作成日:2019/11/11
最終更新日:2020/06/04

.
「大豪丸(たいごうまる)」エキノプシス属

‘17年の春、百均であまりにも干からびてて可哀想だからってレスキューのつもりで気まぐれに買って来た「自称・短毛丸」

ネットで調べたら「直径8㌢くらいになると花が付く」とあるが、この株はピッタシ5㌢(‘19夏現在)

この2年間フレームに入れて軟光線を出来るだけ浴びさせテッテ的に「蒸し作り」にした。
日焼けスレスレ、肌色が黄緑色になるくらい。
その甲斐あってか、こんな小っちゃくてもツボミが出て来た。

栽培して見て、最初の数ヶ月は萎縮してたが、やがて吸水も良くなり球体はパンパンに膨らんでかなり成長も早い。

購入直後↓
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_image_slideshow&target_c_diary_id=429645&num=3


‘19年6月末に初花。1輪だけだったけど。
.

  • 🚑💨 百均でレスキューのつもりで購入

    1

  • 🍂秋までに出来るだけ新根を根付かせる

    2

  • ✌購入後1年経ち、ひと回り大きくなった。

    3

  • 🍉球体の張りは相変わらず。

    4

  • 🌞快晴の日は早朝だけ直射日光を当てる。

    5

  • 冬でも日中のフレーム内では生育してるのか

    6

  • 👀 根の数・量がスゴい。さすが大豪丸。

    7

  • ✂ヒゲ根を切り詰め一応消石灰を塗る。

    8

  • 🌹ツボミが出て来た。購入後丸2年初花。

    9

  • 🌹✨このまま落ちずに咲いてもらいたい。

    10

  • 👧コインと比べてもだいぶ大きくなった。

    11

  • やっとツボミが膨らみ始めた。黒い毛に。

    12

  • 🐗まるで獣か何かの毛のようだ。

    13

  • 🦒急に伸び始めた。3日でこれ。

    14

  • 🌹✨見る見る膨らむツボミ。

    15

  • 🌹あっという間に伸びるツボミ花径。

    16

  • ☾✧夜半過ぎツボミが開き始めた。

    17

  • 🌸真ん中の雄しべ・雌しべが見え始めた。

    18

  • 🌼シュッと伸びた花茎。球体に不釣り合い

    19

  • ☼✨一夜明けて。

    20

  • ずんぐりした球体とのギャップがイイね。

    21

  • 💪✨至極健康そうな球体は変わらない。

    22

  • 🌹ツボミらしきものが出てるようだ。

    23

  • 🌹見る見る大きくなるツボミ。

    24

1.🚑💨 百均でレスキューのつもりで購入 注目!

「大豪丸」エキノプシス属 🚑💨 百均でレスキューのつもりで購入
やっと成長開始(‘17.9/22撮影)

’17年の春に百均で干乾びかかってあまりにも哀れだったので買った。
直径3~4㌢だったか。そん時写真撮っておくんだったな。

半年経ってやっと吸水し始めたようだ。球体が膨らんで来た。
どうやらレスキュー成功✌
.

2.🍂秋までに出来るだけ新根を根付かせる 注目!

「大豪丸」エキノプシス属 🍂秋までに出来るだけ新根を根付かせる
2回目の植え替え(2017.9/30撮影)

春に買って来た時にゃ適当な鉢(この場合朱温鉢じゃ最低3号)がなく朱温2号鉢に緊急に植えた。
売られてた時は1号(直径3㌢)の粗末なプラ鉢。

しかしこれじゃ乾きが早過ぎて管理が非常に難しい。

黒の2号四角プラ鉢のストックがあったので、お彼岸の植え替え時期でもあり実行。

念のため用土表面の隅にオ〇トラン顆粒。
.

3.✌購入後1年経ち、ひと回り大きくなった。 注目!

「大豪丸」エキノプシス属 ✌購入後1年経ち、ひと回り大きくなった。
(2018.3/31撮影)

成長点付近のアレオーレ(刺座)の白い色から生育が順調なのが判る。
球体もパンパンに膨らんで根からの吸水が盛んなのが窺える。
まるで小籠包みたいだ。

これからサボテンは春の生育期。
勢いに乗って大きくなってもらいてぇものだ。
.

4.🍉球体の張りは相変わらず。 注目!

「大豪丸」エキノプシス属 🍉球体の張りは相変わらず。
(2018.7/12撮影)

原産地のボリビア・パラグアイはどんな気候なのかデータが乏しいんだが、その生育期間の長さからエキノプシス属共通の温度さえあれば休眠しない特徴は同じようだ。

これだけパンパンに張り切っても”身割れ”しないのは若苗ゆえか。
.

5.🌞快晴の日は早朝だけ直射日光を当てる。 注目!

「大豪丸」エキノプシス属 🌞快晴の日は早朝だけ直射日光を当てる。
(2018.12/15撮影)

エキノプシスの小苗にゃ冬といえども快晴の日中の刺すような直射日光は強過ぎる場合もある。
曇天や薄日が差す場合は終日陽を当てたいものだが、生憎ウチは午前中の四時間がせいぜい。

もうすぐ冬至なので直射日光でもさすがに日焼けはないと思うが、一応ナイロンメッシュを二重折りにして日光浴。
ただし快晴の日以外は直射日光を当ててる。
.

6.冬でも日中のフレーム内では生育してるのか 注目!

「大豪丸」エキノプシス属 冬でも日中のフレーム内では生育してるのか
(2019.2/10撮影)

前の12月の写真に比べ、成長点付近の鮮やかなアイボリー色アレオーレ(刺座)の綿毛の数がわずかに増えてる。

朝の冷え込みにも拘わらず、フレーム内である程度の高温を確保すればこのエキノプシス属は僅づつでも成長するようだ。

何度温度を上げればどの程度成長するか数値化できればこれに越した事は無いが、そこまで研究は為されてない。
それぞれ環境が違うので無理というものか。
.

7.👀 根の数・量がスゴい。さすが大豪丸。 注目!

「大豪丸」エキノプシス属 👀 根の数・量がスゴい。さすが大豪丸。
春の植え替え’19.3/18撮影

「剛健」「暑さ寒さに強い」「初心者向き」
大豪丸に対しての評価。

たしかにエキノプシス属は全般に剛健で、中でもこの大豪丸は図抜けて性質が強い。
そしてそれはこの写真で判るように、抜群の根張りの良さに担保されてるのだ。

原産地ボリビア・パラグアイの情報が欲しいが、小生の知る限りネットでも書籍でも詳細なものは無い。
専門家は何をしておるのだ?
.

8.✂ヒゲ根を切り詰め一応消石灰を塗る。 注目!

「大豪丸」エキノプシス属 ✂ヒゲ根を切り詰め一応消石灰を塗る。
’19.3/18撮影

ヒゲ根がほとんどなので、長いのを残しておいても新根の様には機能しない。
ゆえにこのように丸坊主にする。

サボテン特有の根の整理法だが、他の多肉植物にゃ通用しない。

サボテンに限っては、根を切り詰めた方がかえって刺激になり新根の出を促す作用がある。

それだけサボテン科の植物は根の再生力が強いとも云える。
.

9.🌹ツボミが出て来た。購入後丸2年初花。 注目!

「大豪丸」エキノプシス属 🌹ツボミが出て来た。購入後丸2年初花。
ツボミ出現’19.5/27撮影

現在直径5㌢余り。

大豪丸の開花年齢は直径7〜8㌢になってからのようなので、こんな小っちゃくて開花すんのは果たして良い事なのかどうなのか。

「たかがホムセン・サボテンに考え過ぎだ」と云う意見もあるだろうが、たとえそれが安物だろうが駄物だろうがサボテンにゃ違いはない。
その生態に尽きせぬ興味があるだけ。

高価かどうか普及種か貴重種かなどは二の次だ。
.

10.🌹✨このまま落ちずに咲いてもらいたい。 注目!

「大豪丸」エキノプシス属 🌹✨このまま落ちずに咲いてもらいたい。
5/27撮影

今までずいぶんサボテンの開花を見て来たが一度付いたツボミが咲かずに落ちたのはあまり記憶がない。
(近年じゃ今年’19の純粋短毛丸の毛の付いた変形カキ子だけ)

咲けばこれが初花なので、果たしてどうなるか。
前述のとおり一般的な開花年齢より早い。

樹勢は盛んなようなので咲いてくれるとは思うけど。
.

11.👧コインと比べてもだいぶ大きくなった。 注目!

「大豪丸」エキノプシス属 👧コインと比べてもだいぶ大きくなった。
5/27撮影

強健で初心者向きと云われる大豪丸だが、サボテン栽培の基礎をあまりにも踏み外した栽培法じゃ根腐れする。

「サボテンは放っておいた方が育つ」などと妄言を放つ人がいるが、原産地に近い気候ならともかくマンションのベランダに夏も雨ざらし、冬も雪・霜・寒風吹きっ晒しじゃ如何な大豪丸でも枯死するしかない。

コインは小生がダイビングで良く行くフィリピンの古銭。
これの経緯については日記で。
.

12.やっとツボミが膨らみ始めた。黒い毛に。 注目!

「大豪丸」エキノプシス属 やっとツボミが膨らみ始めた。黒い毛に。
19/6/25撮影

エキノプシス属の特徴の毛むくじゃらのツボミ。
黒毛なのが見ようによっちゃぁ卑猥。

繰り返すが、この種は根の吸水能力が素晴らしく球体ははち切れんばかりにパンパン。
身割れもなく肌はきれい。
おまけにこんな若株小球からツボミをつける。
(もっとも、開花年齢は直径7~8㌢)
どうやら花も大輪のようだ。

こんな良い事尽くめの大豪丸なんだが、その丈夫さゆえか駄物扱いされる。
.

13.🐗まるで獣か何かの毛のようだ。 注目!

「大豪丸」エキノプシス属 🐗まるで獣か何かの毛のようだ。
6/25

黒い毛の尻尾。そんな感じのツボミ。
毛に何の意味があるのだろう?

エキノプシス属はみんなツボミに毛が生えてる。
片やツルツルの緑のウロコ(鱗片)に被われたツボミを持つギムノカリキウム属。

この対極は環境の違いに由来するのかも。

それがああで、こうで、と解説したいのだが、残念ながら小生その資料も持たなきゃ想像力も乏しく。

ネット上にゃ肝腎のそういうデータ・画像がごく少ない。
.

14.🦒急に伸び始めた。3日でこれ。 注目!

「大豪丸」エキノプシス属 🦒急に伸び始めた。3日でこれ。
19.6/28撮影

エキノプシス属の花茎は球体の大きさに不釣り合いなほど長く伸びるのが特徴だが、この大豪丸の長さにゃ驚く。

ユリ科のハオルチア・ガステリア・アロエなども花茎が長いのが有名だが、これは草深い草原で花粉媒介昆虫・鳥類の眼に少しでも目立つようアッピールするために長く伸ばすよう進化して来たと思われる。

数少ないエキノプシスの自生風景の資料にゃそこが蒸し暑い草原であるとの事。
.

15.🌹✨見る見る膨らむツボミ。 注目!

「大豪丸」エキノプシス属 🌹✨見る見る膨らむツボミ。
6/28撮影

サボテン全般に云える事だが、常日頃は一般の草花に比べポーカーフェイスな外見で過ごしていて、開花となると一気に成長エネルギーを燃やして爆発。

すべてに過酷な環境に適応した結果と解釈されてるが、エキノプシスの自生地は温暖穏やかな環境。

「砂漠に生えるサボテン」というステレオタイプなイメージは何とかならないものか。

そうでは無いって云う発信をしない専門家の怠慢だな。
.

16.🌹あっという間に伸びるツボミ花径。 注目!

「大豪丸」エキノプシス属 🌹あっという間に伸びるツボミ花径。
今日明日あたり咲くか(’19.6/29撮影)

とにかく花茎の伸び方もツボミの膨らみも速い事。

白っぽい花芽の出鼻から黒い毛に変わるまでは1ヶ月もかかったが、ここへ来て急にツボミが長大になった。

やはり開花にゃ気温上昇が大きなファクターなんだな。
今更ながら認識を新たにした次第。
.

17.☾✧夜半過ぎツボミが開き始めた。 注目!

「大豪丸」エキノプシス属 ☾✧夜半過ぎツボミが開き始めた。
開花開始’19.6/30.(0:29)撮影

飲み屋から帰還して庭を見たら開き始めてた。

エキノプシス原種特有の清楚な白。
球体より大きい花。
.

18.🌸真ん中の雄しべ・雌しべが見え始めた。 注目!

「大豪丸」エキノプシス属 🌸真ん中の雄しべ・雌しべが見え始めた。
6/30.(0:32)撮影

「月下美人」やいわゆる「紐サボテン」の花に形が似てる。

サボテン科の属名は花や萼(がく)の形状から名付けられたものが多いが、違う属の自生環境のかけ離れた両者がこのように花の形がクリソツなのが不思議。

進化の系統樹じゃ近いのかも知れない。
.

19.🌼シュッと伸びた花茎。球体に不釣り合い 注目!

「大豪丸」エキノプシス属 🌼シュッと伸びた花茎。球体に不釣り合い
直径の倍以上6/30.(0:33)撮影

このように花茎が伸びるのは、ユリ科の多肉では普通。
サボテン科じゃ「森林性サボテン」に多く見られる。

森林性の場合は花茎が真っ直ぐじゃなく垂れ下がるように咲く事から、樹上で花粉媒介昆虫・鳥類にアッピールするように下垂してると思われ、エキノプシス属やユリ科の場合は、丈の高い草が繁った中からやはり昆虫に目立つように花茎が伸びた進化をしたと推測される。
.

20.☼✨一夜明けて。 注目!

「大豪丸」エキノプシス属 ☼✨一夜明けて。
半開き6/30.(8:43)

いや、満開から少し閉じ始めてるのかも知れない。

あるいは、ゆうべ夜半にこの程度の開き方でそのまま朝を迎えたのか。

なにせ「大豪丸の開花」は初めて見るのでわからねぇ。

まさか、ひと晩中起きて見てる訳にもいかねぇだろうよ。
ネット検索してもこの事に関して記事はない。

弛んでるぞ、専門家。
.

21.ずんぐりした球体とのギャップがイイね。 注目!

「大豪丸」エキノプシス属 ずんぐりした球体とのギャップがイイね。
6/30.(8:44)撮影

短毛丸の花に比べわずかに花茎が細く花も華奢な感じ。

また、まだ小苗のせいか花茎の表皮が軟らかく緑色も薄い。
それが種の違いによるものか老若によるものか不明。
.

22.💪✨至極健康そうな球体は変わらない。 注目!

「大豪丸」エキノプシス属 💪✨至極健康そうな球体は変わらない。
秋の生育期’19.10/7撮影

真夏の休眠があるのか無いのかわからない。
データが果たしてあるのか。

エキノプシス属は真夏の休眠があるというのは聞いた事が無い。

生育が鈍るような気配は感じないが、近年の東京の「ヒートアイランド現象」や35℃にもなる猛暑下では半休眠になることもあるのかも知れない。

いずれにしろ、高気温の場合は通風を重視・遮光を強くするのはもちろんである。
油断は禁物。
.

23.🌹ツボミらしきものが出てるようだ。 注目!

「大豪丸」エキノプシス属 🌹ツボミらしきものが出てるようだ。
年を越して8ヶ月ぶりUP'20.6/2撮影

こうして写真を見ると、前回10月の画像とほとんど変わらない。

大体がエキノプシス属は「温暖期成長型」
気温が低下して冬を跨ぐ期間は成長はストップしてる。

ましてや今年はコロナ騒動で植え替えが1ヶ月以上遅れてしまった。

この株は小さいながら去年が初花。
蕾が出て来たのは去年の5月下旬。
植え替えが遅れてもほとんど変わらない。
面白い現象だ
.

24.🌹見る見る大きくなるツボミ。 注目!

「大豪丸」エキノプシス属 🌹見る見る大きくなるツボミ。
円内・翌日6/3

多肉植物でもそうだが、植物本体の成長は遅いが蕾の肥大・伸長は日に日に進む。
うかうかしてると夜咲きなので花を見過ごす事がある。

去年の開花は6月30日の真夜中。
見逃さないようにしなきゃ。
.

開花期

収穫期

わたしの育て方

.
「大豪丸(たいごうまる)」
Echinopsis subdenudata エキノプシス・スブデヌダータ」

「刺無短毛丸」や「王冠短毛丸」とか、いかがわしい名札でホームセンターで売られてる代物。

短毛丸との違いは稜数。
大豪丸は8~10稜、短毛丸は13~16稜。
ウチのこの大豪丸は9稜、明らかに大豪丸。

大豪丸の原産地はボリビア・パラグアイで株径15cm・高さ30cmにゃなるらしい。
短毛丸よかずいぶん小っちゃい。

花は白か薄いピンクが咲く(‘19.6/30 初花が咲いた)

.
みんなのコメント (4件)

ログインするとコメントの書き込み、閲覧ができます。

ログインしてコメントを書く/見る

会員登録はこちら(3ステップで簡単登録!)

投稿する植物を探す

会員登録がお済みの方は

会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。

ピックアップ
定期購読
投稿募集中 from テキスト編集部
見て見て!お気に入りの花

見て見て!お気に入りの花
自慢の植物・庭の写真を募集中!

みんなのマルシェ

みんなのマルシェ
自慢の畑・野菜の写真を募集中!