アネモネブランダ ブライズメイド

植物名 アネモネ
品種名 ブランダ ブライズメイド
地域 岡山県 場所 栽培形態 鉢植え
日当たり 日なた(半日) 満足度
ジャンル 草花

栽培ストーリー(わたしの育て方レポート)

アネモネブランダ ブライズメイド

アネモネブランダ ブライズメイド

作成日:2020/03/08
最終更新日:2022/04/06

2018年北海道の某ナーセリーの写真のブランダに一目惚れ、早速買い求めた2019年3月19日の開花した写真。

ちなみにブライズメイドとは、花嫁の同年代で、友人や姉妹・親族などから選ばれ、お揃いのドレスを着て花嫁の着替えや移動の手伝いをする方のこと。

つまり主役では無く、一歩引いたところで引き立て役になる存在…と思えばなかなかに奥ゆかしいネーミングかと。

  • 1年経って堀り上げたもの

    1

  • 芽吹きがみられたら日向へ

    2

  • 続々と葉が展開していく

    3

  • つぼみものぞいた

    4

  • 3月8日の全景

    5

  • 3月8日のつぼみサイズ

    6

  • 3月8日の全高

    7

  • 3月8日の午後3時

    8

  • 花首が伸びてきた

    9

  • 開花

    10

  • 花の開閉は温度によるようだが

    11

  • 散華

    12

  • 最高気温28度ということで

    13

  • 地上部が枯れた

    14

  • 多忙で用土替えが遅れた

    15

  • ほーら今年も芽が出てきた!

    16

  • 蕾もこんにちは!

    17

  • 目視で蕾7個確認!

    18

  • 仕事中に家の前を通ったので

    19

  • 半分ほどの花が開花中

    20

  • 花は18個

    21

  • まだ蕾が上がってきていて

    22

  • 花終わり

    23

  • 午前中だけ日が当たるような場所へ

    24

  • 4年目にして初の株分け

    25

  • つーいーにー

    26

  • 一昨日は雨、昨日は低温

    27

  • 今日も雨だが…

    28

  • 花盛り

    29

  • 散華

    30

1.1年経って堀り上げたもの

アネモネブランダ ブライズメイド 1年経って堀り上げたもの
親指小くらいだったので無事成長がみられる。

これを赤玉小粒5+鹿沼小粒5に一握りゼオライトと苦土石灰を混ぜた山野草用土に近しいモノに植え込む。元肥にはマグァンプK中粒をパラパラとふた摘まみほど。

球根は生なので、完全に乾燥させるようなことはしない。が、過湿は厳禁で管理。寒さには強いので暖地ならどこでも良いので屋外の邪魔にならない場所で良い。日陰日向も気にしない。

2.芽吹きがみられたら日向へ

アネモネブランダ ブライズメイド 芽吹きがみられたら日向へ
2月27日、芽がのぞいているのを確認。日向へ移動する。自宅の南側で地植え放置のデカン種はだいぶ前からすでに咲いている。

芽がのぞいたら、早速肥培の開始だ。通常の液肥に亜リン酸液肥を混合して与える。

3.続々と葉が展開していく

アネモネブランダ ブライズメイド 続々と葉が展開していく
3月1日。葉がだいぶ開いてきた。つぼみが全く見えないのが多少気にはなるが、球根の肥培は成功していたので心配ないだろう。まさか、窒素肥料が多すぎて、花がつかないなんてことは、ハハハハハまさかね。

有機固形肥料を少量パラパラ。比率は3:6:5くらいの肥料だけど、ここは8:8:8とかでも、あまり気にする必要は無いと思う。強いて言えば、球根植物なので、リンカリの比率が高めが良いでしょうね。

4.つぼみものぞいた

アネモネブランダ ブライズメイド つぼみものぞいた
3月3日。つぼみがのぞいてきた。去年は5号鉢だったけど今年は8号鉢(内径7号)。太陽光パネルとしての葉の展開場所の確保と、生育時期が短い代わりに根が深く張るので深鉢推奨だ。

5.3月8日の全景

アネモネブランダ ブライズメイド 3月8日の全景
もうすぐ開花かな…。

6.3月8日のつぼみサイズ

アネモネブランダ ブライズメイド 3月8日のつぼみサイズ
ちっさ!

7.3月8日の全高

アネモネブランダ ブライズメイド 3月8日の全高
低ッ!

なお、1週間雨が多かったので、液肥は1回飛ばします。

8.3月8日の午後3時

アネモネブランダ ブライズメイド 3月8日の午後3時
今日はここまでですね。温度が高くないと開きませんから。ご当地では晴れていれば朝9時半~午後3時半くらいまでが開花時間です。つまり、出勤していると見ることが、、、

花が開くと、受粉のために虫を誘うのか、花首が伸びていきます。が、日本には該当する虫がいないようで、受粉せず、種も出来ません。種を採るには人工受粉する必要があります。

種が出来ないので花殻を摘まなくても球根の肥培に影響はありません。

9.花首が伸びてきた

アネモネブランダ ブライズメイド 花首が伸びてきた
3月11日。日中は花が開いているのかもしれないが、仕事中で確認できない…。

10.開花

アネモネブランダ ブライズメイド 開花
3月14日。残念ながら明るい曇り程度で温度が足りないのかピンと花弁が伸びてはいないが、咲いているといって良いだろう。去年花3つで今年も同じか。これが成長が遅いということか?でも葉は確実に増えているので、また来年期待かな。

11.花の開閉は温度によるようだが

アネモネブランダ ブライズメイド 花の開閉は温度によるようだが
常に太陽を追いかけて花首を揃って動かす動きは可愛らしい。もっとも、生憎の天気で午後2時には早々に閉じてしまったが。
3月15日撮影。

12.散華

アネモネブランダ ブライズメイド 散華
一斉にばさっと散る。ここから夏に葉が枯れるまでの間に出来るだけ肥培を図らなければならない。とりあえず、GW頃までは一日中日なたの場所で過ごし、それ以降は朝数時間陽が当たるだけの半日陰に移動する。
【追記】
2020年は葉が枯れるのが早かったので、2021年は4月中旬には午前中だけ日が当たる場所へ早々に待避させた

13.最高気温28度ということで

アネモネブランダ ブライズメイド 最高気温28度ということで
朝7時~朝11程度まで陽が当たるが、以降明るい日陰の軒下へ移動させた。もう、このまま養生して葉が出来るだけ長く保つように管理するだけ。液肥はリンカリ肥料を月1で。
2020年5月2日撮影

14.地上部が枯れた

アネモネブランダ ブライズメイド 地上部が枯れた
去年は6月まで保ったと思うが、今年はもうダメだ。このまま日陰の雨の当たりにくい場所で、乾燥気味に管理する。完全に乾燥はさせないので、真夏でも週1は水をやる。肥料は一切やらない。
アネモネの球根はよく乾燥モノを売っているが、乾燥させすぎるとミイラになり発芽率が下がる。希少な品種は生で管理する方が翌年の成績も良いという。
2020年5月27日撮影

15.多忙で用土替えが遅れた

アネモネブランダ ブライズメイド 多忙で用土替えが遅れた
肥培が悪く、ほとんど生産されなくなった品種だが、①に比べひとまわり大きくなっている、と思う。

この時点で葉芽・花芽が確定しており、成績は開花中~葉が枯れるまでの間の肥培にすべてがかかっているのがよく分かる。
2020年12月26日撮影

16.ほーら今年も芽が出てきた! 注目!

アネモネブランダ ブライズメイド ほーら今年も芽が出てきた!
芽が出てきました。去年が2月27日、今年は2月28日。実に正確!うるう年だったから2日ずれているとかのツッコミはスルー!

今週は雨が多い予報ですが、我慢できず液肥をやりました😅
2021年2月28日

なぬ!去年の記録によると、あと10日もしたら花が咲くのか!?マジですか。

スプリングエフェメラルであることを考慮して、バイオゴールド薔薇を数粒追肥した。

17.蕾もこんにちは! 注目!

アネモネブランダ ブライズメイド 蕾もこんにちは!
順調。ただ、他の葉や蕾が出てくるのが遅いかな。心配は無用だろう。
固形肥料にバイオゴールド薔薇を与える。
2021年3月3日

18.目視で蕾7個確認! 注目!

アネモネブランダ ブライズメイド 目視で蕾7個確認!
一昨年3輪、去年3輪で、さすが肥培が悪くて栽培されなくなった品種!と残念に思っていたが、今年は蕾7個確認!問題は9時以降15時前くらいまでしか花が開かないので見ることは出来ないことだな…。

ちなみに人工授粉しても種はあまり取れず(しないと種は出来ない)、蒔いても発芽率も悪く開花まで5年かかり、本体の肥培も遅く、栽培されなくなったためにビンテージ扱いされている品種です😅
2021年3月10日

19.仕事中に家の前を通ったので 注目!

アネモネブランダ ブライズメイド 仕事中に家の前を通ったので
花が開いているんじゃないかと思ってこっそりと寄ってみた。

(´•̥ ω •̥` ) 見ていないときに咲いていやがる、、、

明日は雨で開かないし…。
カメラを取りに入る暇はなかったのでスマホにて。

ちなみに、開いたり閉じたりをしばらく繰り返して、まだ花弁が伸びていきます。花は全部で9個くらいありそう。
2021年3月11日

20.半分ほどの花が開花中

アネモネブランダ ブライズメイド 半分ほどの花が開花中
日の光を求めて、常に太陽の方向へ首を振る様が愛らしい。花弁もだいぶん伸びてきて、閉じても開花済みの花であることを隠せはしない。
2021年3月14日

21.花は18個

アネモネブランダ ブライズメイド 花は18個
8時20分現在。立派な大株と思うが、ナーセリーに今後の管理のアドバイスを受けたところ、『球根性のアネモネは、大株になると腐りやすくなるので、8月下旬~9月に、よく切れる薄い刃物で分球させて、切り口に癒合剤を塗っておくのが良い』とのことであった。
鉢数が増えてしまうが、貴重な品種なので是非もなし。
2021年3月18日

22.まだ蕾が上がってきていて 注目!

アネモネブランダ ブライズメイド まだ蕾が上がってきていて
合わせて20個目を確認。まさに花盛り。生憎の曇りで半開きだけれど、それもまた良し。
2021年3月20日

23.花終わり

アネモネブランダ ブライズメイド 花終わり
結構花期は長かったと思う。マメに朝晩閉じなければもっと楽しめたのだが致し方なし。
種はまずできないので花首は放置でも良い。とにかく4月中~下旬くらいまで多肥で球根を太らせ、その後半日陰に移動し、葉が枯れてきたら施肥をストップし、水やりを控える。どれだけ葉が保つかが来年の成績に直結する。
2021年3月27日

24.午前中だけ日が当たるような場所へ

アネモネブランダ ブライズメイド 午前中だけ日が当たるような場所へ
6月前後で葉が枯れるが、それまで可能な限り長く葉を緑に保ち、同時にこの時期には固形肥料に加え液肥も隔週で与え、球根の肥培を図る。
地上部はこれ以上成長しないので、チッソ肥料は控えめに、リンカリ多めに。亜リン酸液肥や、ハイポネックス微粉などを活用したい。
GWくらいには明るい日陰に移す必要がある。また、種子は人工授粉しない限りまず出来ないので、花後の花枝はそのままである。
2021年4月14日

25.4年目にして初の株分け 注目!

アネモネブランダ ブライズメイド 4年目にして初の株分け
生産性が悪く…つまり大きくなりにくいのでオランダブランダに敗れ姿を消した品種ですが、さすがに4年もすれば大株になります。
ところが大株になると腐敗しやすいので、株分けを行います。
切断面には癒合剤が必要ですが、写真では分かり難いですが、大きな塊は細めの連絡橋?で繋がっているだけですので、たいそうな刃物を用意しなくても株分けは容易でした。
2021年10月17日

26.つーいーにー

アネモネブランダ ブライズメイド つーいーにー
この季節が来ましたよぉっ!

2022年3月12日

27.一昨日は雨、昨日は低温

アネモネブランダ ブライズメイド 一昨日は雨、昨日は低温
で、花が開く条件が揃っていなかったので、開花準備を終えているのに2日連続で開けなかったので、その分存分に日光を堪能している模様。…花弁、反り返り過ぎじゃね? こんなにいっぱいに開いていても15時過ぎには閉じてしまうのだ。それまでは、日時計のように太陽を追いかけて花首を回します。うーんラブリー!仕事に行っていると全く見られないけどな!
再来年までにはまた株分けが必要そうですね。
2022年3月21日

28.今日も雨だが…

アネモネブランダ ブライズメイド 今日も雨だが…
9時前から降り始めたが、写真は7時頃。軒下かつ暖かかったので半開き。開花には光量よりも熱の影響が大きいようだ。
なにしろ、こんなに遅咲きなのはこれまでで初めてだから、見たことが無い光景にも巡り逢えたのだろう。今までは晴れた日の朝8時頃~16時前まで、だったが、暖かければ花は開くようだ。と、いうことは、今日のように暖かい日に雨が降ると、雨を受けた花は終わってしまうのでは…。
2022年3月26日

29.花盛り

アネモネブランダ ブライズメイド 花盛り
一気に増えた気がするけど気のせいかな🙄 当初は3輪咲いただけだったのに、思えば遠くへきたもんだ。で、どうしましょうかね。あとは緩やかに増えていくか、栽培に失敗して失うハプニングがあるかのどちらかと思うのですが、まだ育レポ、続ける必要がありますかね?
次のコマは、もっと咲きそろうか、散るか、地上部が枯れるかのコマになりますが。
2022年3月27日

30.散華

アネモネブランダ ブライズメイド 散華
結果として片方が17輪、もう片方が15輪咲いた。昨年の株分け前が20輪だったので・・・これは今秋また株分けか?数が増えたら、いずれ大切にしていただける方の元へ譲渡していきたいところだが、とりあえずこれにて育レポは以降繰り返しになると予想されるので、終了しようかと思います。
要望があれば、また続けるかもしれません。
2022年4月6日

開花期

わたしの育て方

アネモネブランダブライズメイド。

ブランダはバルカンからトルコに産する小型球根性アネモネ。中でもブライズメイドは大輪純白、英国で栽培されていた古典植物の系譜だが、成長も遅く、近年は似て安価なオランダブランダに圧されて希少品種になってしまった。

日本では北海道の育種家が頑張って維持されているが、2019年に親株が熊の食害に遭い、生産量が落ちてしまったという。回復を祈っている。
アネモネはキンポウゲ科で全草有毒と思うが、熊は腹痛とか起こさないのだろうか?

親指の半分くらいのサイズの球根で手に入り、昨年開花後、地上部が枯死するまでは西日の当たらない日当たりの良い場所で管理、夏に地上部が消失してからは「堀り上げずに」暑くなりにくい日陰に置き乾燥気味の状態(カラカラにはしない)で11月まで管理したのち、土替えを兼ねて植え替える。

成長が遅いので、可能な限り土の中で過ごさせて球根の肥培を図る。スプリングエフェメラルで成長時期も限られるので、葉が出ている間は有機固形肥料を少量施し、週1の液肥を。多肥ではなく、成長期に肥料を切らさないように努める。
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