『小判草』、雑草だが夢がある。

コバンソウ(小判草)　2008年7月播種よりの記録
別名：タワラムギ(俵麦)
　　　 イネ科コバンソウ属　品種は雑種
用途　花壇、ドライフラワー　
花期5～7月で、草丈30～50センチ、風媒花。だが、手に負えない「雑草」である。

この「小判」みたいな草を育てようとすると、亡父は睨みつける様な顔をしたのを覚えている。
この「小判草」でドライフラワーにすると、気持ちだけでも「小判・小判で」お金持ちになれるのにと思った。
現実、雑草は米作りの敵だからです。
片田舎では、田んぼの畦道にまだあちこち生えていたが。これを「ドライフラワー」にするのも、結構、日本人に向いている気がするけどな。

現在は、ドライフラワーの時代を通り過ぎ、プリザーブドフラワー（natural preserved flowers and foliage）の時代になっている。「生花や葉を特殊液の中に沈めて、水分を抜き、脱色液⇒着色液⇒乾燥する」のことである。
花屋さんで「バラのプリザーブドフラワーと、造花との組み合わせ」を見た時、感心した。技術は進んでいるな。花は、やはりなまものがいいが、ドライフラワーを超えている。
まぁ、いいじゃないですか、カラー写真でもセピア色にロマンを感じる人がいるのだから。2009年

記録・観察
2008年07月　　淡路島一周旅行の時、花畑の駐車場道路に雑草「小判草」を見つけ、種持ち帰り蒔く。
　　　　　育て方は要らない。
201006　　ドライフラワーを車庫内に作り飾る。

20141116　沢山のコバン草の苗をポットに定植する。
この時期に、カラスムギに似てよく間違うのだ。2ポット苗を間違えた。
20150429　プラ容器で、ペットボトルに鑑賞のため、植え替えた。茎の中に小判の実が見える。
　　　　　『野に実る小判草も鉢に生けると上品だ』枯れた下葉が剛健さを示す。
20160610　今年も小判草がザクザク実る。小さい束をドライフラワーにする。
201610　　台風で飾ってあったドライフラワーの束は、散っていった。
20170509　通行人の方が、このコバンソウを見て「ドライフラワーにしたい」差し上げる。
　　　　　結構、魅力的な穂なのかな。
20170510　今年も豊作です。刈り取ってドライフラワーを作る。陰干しのため車庫で吊るす。

2018年以後　勝手に自生、群生するので処理に困る。
　　　でも、小盆栽に、生け花に利用する。