葉タマネギとジャーマンカモミールの甘い関係
ジャーマンカモミールは葉タマネギのコンパニオンプランツとして大活躍。一緒に植えつければ、来年の春には葉タマネギの収穫と、カモミールの花摘みが楽しめます! 園芸家の外山たらさんが教えてくれました。
コンパニオンプランツにもなるジャーマンカモミール
葉タマネギは専用品種があるわけではないので、タマネギの苗を植えつけます。タマネギの収穫は5~6月ですが、葉タマネギとしてなら、3月ごろから間引きを兼ねて収穫できます。
甘いリンゴのような香りのジャーマンカモミールは、混植する野菜のコンパニオンプランツとしても活躍します。ジャーマンカモミールが葉タマネギを病気や害虫から守ってくれるため、葉タマネギの生育がよくなる効果が期待できます。
葉タマネギ
ヒガンバナ科。極早生(ごくわせ)品種、早生(わせ)品種のタマネギを、球が直径2~3cmになったころに早どりする。葉ごと利用できる。(撮影:福田 稔)
ジャーマンカモミール
キク科。寒さに強い一年草のハーブ。リンゴの香りがする花をティーに利用する。よく似たローマンカモミールとは別種。(撮影:長崎昌夫)
『やさいの時間』10・11月号では、ジャーマンカモミールと葉タマネギを一緒に植える方法について紹介しています。
テキスト『やさいの時間』2022年10・11月号 選「混植して甘い関係 葉タマネギとカモミール」より