まだまだあります!みんなの推しバラ 22位以下を発表!〈読者+みん園ユーザー906人が選ぶ 愛され品種〉【趣味の園芸5月号こぼれ話・前編】
『趣味の園芸』2024年5月号のバラ特集では、事前に実施した「みんなの趣味の園芸」のアンケートで全906名もの方にご回答をいただきました。改めまして、どうもありがとうございます! みなさんから教えていただいた「わたしの推しバラ」は、5月号「愛され&最新
ウェブだけで読める「こぼれ話」では、誌面に入りきらなかった、さらに続く22位以下の人気品種を一挙公開します!
13票を集めた22位の品種は、この5品種!
「クリスティアーナ」
「ナエマ」
「グリーン アイス」
「ジュード ジ オブスキュア」
「ローズうらら」
それぞれ13票を獲得し、5つの品種が22位に並びました。バラ専門誌編集長・玉置一裕さん監修のもと、各品種の特徴を、みなさんの愛の詰まった推しコメントとともにたっぷりご紹介します!
※アンケートは、2024年1月24日~2月20日まで「みんなの趣味の園芸」ウェブサイト上で実施。「わたしの推しバラ」を一人3品種まで、906人が回答いただきました。
「クリスティアーナ」
(撮影/竹田正道)
ドイツ コルデス社 2013年作出
【花径の目安】中輪
【花形】カップ咲き
【花色】ピュアホワイト、中心ライラックピンク
【開花サイクル】返り咲き
【香りの強さ】中香(レモンを連想させるローズの香り)
【株サイズ】つる利用可能な中型シュラブ
●つるバラで、カップ咲きの花は房になりよく咲きます。強香でさわやかなレモンを連想させる香りです。2年物の大苗から育て、2メートルのアーチの半分にまで成長しました。片側のピエール ドゥ ロンサールともに咲き乱れるのを、今年は楽しみにしております(Meguさん)
●地植えでフェンスに誘引して5年目。最初の2年は一季咲きでした。「初期成長が遅い」という仕様通りかも。3年目にブレイクして見事な秋の花をみられました。地植えでフェンスに誘引して4年目。たくましく、まったく手のかからない優等生です。コロンと丸いたくさんの花が春には清楚な白、秋には見ちがえるように艶やかで気品のあるピンクのグラデーションを見せてくれます(はるやすみさん)
「ナエマ」
(撮影/牧稔人)
フランス デルバール社 2006年作出
【花径の目安】中大輪
【花形】カップ咲き
【花色】桜ピンク色
【開花サイクル】四季咲き
【香りの強さ】強香(ローズ、フルーティー)
【株サイズ】つる利用が主な大型の半直立性シュラブ
●枝の勢いがやや手に余りますが、その花のかわいさと香りにすべてを許してしまいます! 元気がとりえなかわい子ちゃんです(あっこさん)
●ナエマは心をこめた分だけ大きく枝を伸ばして、たくさん花を咲かせます。四季咲きで、冬にも花を咲かせています。寒くても枝の剪定や誘引も楽しく、春が待ち遠しくなります。また、香りもすばらしくうっとりするほどです(Happyさん)
「グリーン アイス」
(撮影/伊藤善規)
アメリカ ムーア社 1971年作出
【花径の目安】小輪
【花形】八重咲き(中央にグリーンアイ)
【花色】白色から浅緑色
【開花サイクル】四季咲き
【香りの強さ】淡香
【株サイズ】ミニバラ・横張り性シュラブ
●やや緑がかった色から白い色に変化し、その色合いの美しさがすてきです(ホトさん)
●当地は標高千メートルの雪の少ない極寒冷地です。バラ生活1年目ですのでこれから苦楽を知るところですが、グリーン アイスは霜が降りても蕾がつき、葉はツヤツヤとがんばってくれました。これからの我が家のバラです(薪ストーブさん)
●グリーン アイスはとにかく強い、よく咲く。バラ初心者さんにもおすすめです(みかんさん)
「ジュード ジ オブスキュア」
(撮影/筒井雅之)
イギリス オースチン社(イングリッシュローズ)1995年作出
【花径の目安】中輪
【花形】カップ咲き
【花色】ソフトアプリコットイエロー
【開花サイクル】四季咲き
【香りの強さ】強香(シトラス・フルーティー)
【株サイズ】つる利用もできる中型の半直立性シュラブ
●コロンとしたかわいいオフホワイトの花弁から放たれる香水のような香りに酔いしれてしまいます(erhyさん)
●花が咲くと姿が見えなくてもその香りでわかるくらい。一輪、玄関に置くだけで家中いい香りです(ヤールさん)
「ローズうらら」
(撮影/今井秀治)
日本 京成バラ園芸 1995年作出
【花径の目安】中輪
【花形】八重咲き
【花色】ショッキングピンク色
【開花サイクル】 四季咲き
【香りの強さ】 淡香
【株サイズ】中型の木立性・半横張り性フロリバンダタイプ(枝変わりでつる性品種もある)
●極暑の中で過ごすも、秋には美しい満開に。春とあまり変わらぬ姿を披露してくれました。しかも、ほとんど消毒なしで、昨年は鉢の土を交換するのをさぼったにもかかわらずです。この花のすばらしさにびっくり。バラの美しさを初心者の私に教えてくれたバラです(yayaさん)
●とにかく丈夫で濃いピンクの花を長い間、楽しめるところが好き。目立つバラです(青バラさん)
●艶やかで、見られた方がみなさん欲しがる、そんな魅力のあるバラです(ペイさん)
※花径の目安の表記/巨大輪=約15cm、大輪=10~14cm、中大輪=8~9cm、中輪=7~8cm、小中輪=5~6cm、小輪=4cm以下
※株サイズの表記/大型=1.5m以上、中型=1.5~0.8m、小型=0.8m以下
▼後編では、続く27位以下を紹介します。最後までお見逃しなく!
(写真提供/玉置一裕)
玉置一裕(たまおき・かずひろ) バラ専門誌編集長
中学生からの園芸好きで、バラに親しむ。2005年にバラの専門誌を創刊して編集長に。講演、執筆活動のほか、「ガブリエル」など110以上の新品種で命名やコーディネートに携わっている。日本ばら会会員。
『趣味の園芸』2024年5月号
906人の愛を集めてバラの総特集! みんなで選ぶ最愛品種、いま知りたいバラの基本や栽培法、一緒に解決するバラ問題、宿根草やグラウンドカバーとの楽しみ方など、64ページの大ボリュームでお届けします。バラ苗の読者プレゼントも! 「猛暑に勝つ!」シリーズ、秋まで長く楽しむ花壇づくり、ほか。
●ウェブだけで読める! 趣味の園芸テキストこぼれ話
『趣味の園芸』編集部によるテキストこぼれ話。最新号の特集や記事に関連して、誌面で紹介しきれなかった情報をウェブ限定でお届けします。